対象面の材質
天井、壁、床、そして各種の家具など、住まいには、さまざまな素材が使われています。
あらかじめその素材がどんなタイプか、 おそうじを始める前に確かめておきましょう。
知らないままおそうじをして、かえって汚れを広げる結果になることもあります。
特に大事なのは、素材が「水を吸う」か「吸わないか」を知っておくことです。水を吸い込む素材か、はじく素材かによって、おそうじの仕方が全然違ってきます。確かめるには、次のようにします。
水を吸い込む素材の主なものは、紙、布、木材(素木)、しっくい、皮、土壁などです。
水や洗剤を使うことは、シミの原因になりますので、原則として避けてください。
塩化ビニル、化粧合板、プラスチック、ガラス、金属などは、水を吸い込まない素材で、水や洗剤を使うことができます。
ただし、洗剤によっては、変色するものもあります。
あらかじめ、目立たない箇所に洗剤を少しつけ、変色や色落ちしないことを確かめてからおそうじすると安心です。