対象面の材質
うちの壁や床はどんな素材が使われているんだろう?
普段はあまり意識しないことだけど、材質を傷めずにおそうじするためにも要チェック。
汚れは落とせたのに、床にキズがついたり、壁が変色してしまったり…。
これではおそうじの意味がありませんね。
材質を傷めないで、キレイにするためにはどうすればいいのか。
おそうじ対象の材質の特徴を知ることで、適した方法がわかります。
ビニールクロス
壁の材質で一番多いのがビニールクロス。水や洗剤が使えるので、おそうじも比較的ラクです。
お手入れ
ホコリは、柄の長いモップや掃除機を使うと便利。汚れが軽いうちは水拭きし、取れないものは洗剤拭きで。
自然素材
布や紙を貼った壁には、水拭きはタブー。水や洗剤を使うと、汚れが輪ジミになって残ったり、プリントがはがれたりします。
お手入れ
帯電式のハタキや掃除機でこまめにホコリを取りましょう。
フローリング(合板)
表面加工されているものの代表として、合板があります。
見た目が美しく、耐水性、耐薬品性に優れたものが多い。
ただし、表面が強いといっても、板の継ぎ目から水が入るとはがれやすくなるので、水の扱いには注意。
お手入れ
普段のおそうじは、化学モップなどの乾いたもので拭くのがベター。
それで取れない汚れは、1~2週間に1回、水に浸し固く絞ったぞうきんで水拭きを。
フローリング(白木)
表面加工がされていないものの代表として、白木があります。特に日光やアルカリによって黄色く変色しやすいので、洗剤を使用する場合は、変色をさけるために中性タイプのものを使って。
お手入れ
白木用ワックスがかかっていれば、普段のおそうじは合板と同様にします。ワックスがかかっていなければ、化学モップは使用しないように。
カーペット・ラグ
カーペットのパイル素材には、ウール、ナイロン、レーヨン、アクリル、ポリプロピレン、ポリエステルなどがあります。
カーペットについている品質表示を確かめて、素材が合繊系か天然系かを見分けることが、お手入れのポイント。
合繊系のものは比較的お手入れが簡単だけど、天然系のウールや絹のものは要注意。できれば専門のクリーニングへ。
お手入れ
ホコリやゴミがパイルの中にもぐり込んでしまうので、見た目よりも汚れている場合が多い。こまめな掃除機がけで、ダニのエサとなる食品カスやホコリをためないように。
畳
畳の材料の「い草」は、表面に気孔がたくさんあって水を吸い込みやすく汚れやすいため、白土という土をつけて乾燥させています。水拭きすると、そのコーティング材である白土が取れてしまうので、なるべく避けて。日光やアルカリ性洗剤も苦手。黄色く変色する原因になります。
お手入れ
掃除機でホコリやゴミを取り除きます。どうしても汚れが気になるときは、水に浸し固く絞ったぞうきんで拭きそうじを。