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壁が汚れる原因とは?
壁はどうして汚れてしまうのでしょうか。壁が汚れる原因についてご紹介します。
1:壁が汚れる原因
壁が汚れる原因は実にさまざまです。ホコリ、調理中に発生する油を含んだ煙(油煙)、カビの胞子、タバコの煙、花粉などです。これらは目に見えにくいものですが、空気の流れに乗って壁を汚していきます。また、油汚れや子供による落書き、手アカ・皮脂も原因のうちに入ります。床や天井に比べると汚れるスピードは遅いものの、ゆっくりと確実に壁は汚れていきます。
2:壁の汚れがあるデメリット・壁を掃除するメリット
壁に汚れがあると、カビなどを含むハウスダストが発生しやすくなります。ハウスダストが体内に入り込むと、鼻炎や喘息、アトピー性皮膚炎などの健康被害を引き起こす可能性があります。また、汚れによっては室内のニオイの原因になることもあります。
壁を掃除することでハウスダストや悪臭を除去することができ、
また、光の反射率が上がり、部屋全体が明るくなるかもしれません。
掃除の前に、壁の素材を確認する
壁の素材は多種多様です。素材によっては、水を使ってはいけないものがあるなど、扱い方に注意しなければなりません。掃除前に壁の素材を確認しておきましょう。
コテなどで塗り固めたような見た目をしている壁は、「漆喰」「珪藻土」といった「塗り壁・土壁」と呼ばれる種類の壁です。珪藻土でできた土壁の場合は、水拭きしたり強くこすったりすると傷やシミの原因になります。
また、マンションでは「クロス」と呼ばれる壁紙がよく使われています。このクロスにも一般的な「ビニールクロス」から「紙クロス」「布クロス」など、さまざまな種類があります。触ることで、その素材が確認できます。
掃除する際に特に注意すべきなのは、「紙クロス」と「布クロス」です。この2つは吸水性のある素材のため、水拭きには適しません。シミになってしまうことがあるため、水を使った掃除は避けましょう。壁紙の中でも珪藻土を用いたものがありますが、こちらは土壁と同じく水拭きに弱いため注意が必要です。
もし可能な場合は、壁の目立たないところに水を垂らして吸収するか確認しましょう。水を吸収した場合、その壁を水拭きするのは避けた方がいいと言えます。どうしても素材が分からない場合は、建築やリフォームを行った会社、不動産管理会社などに確認しましょう。