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意外と高い?!エアコンフィルター掃除の頻度
「フィルター掃除は毎シーズン使う前にきちんとしているから大丈夫でしょ。」そう思っていらっしゃる方はちょっとお待ちください!実は、フィルター部分は汚れやすくなっているので、それだけでは不十分。フィルター掃除は、稼動状況にもよりますが、毎日使っている場合は2週間に1回を目安に行うのが理想です。
そもそもエアコンは、室内の空気を吸い込み、内部で冷やすまたは温める工程を経てからお部屋に適温の空気を出すという仕組みです。ということは、お部屋のホコリや汚れなども一緒に吸い込まれているんです。なので、毎日稼動させているとフィルター部分に汚れが溜まっていきます。さらに、フィルターに汚れが蓄積すると、それらの汚れや冷房使用時の水分をエサにカビが繁殖してしまうので要注意。
なお、「お掃除機能付き」エアコンの場合は、ここまでこまめにする必要がなく、汚れが気になったらお掃除するという程度で良いでしょう。
徹底解説!エアコンフィルターの掃除方法
エアコンのフィルター掃除は、フィルターについたホコリや汚れを取るだけなので簡単なイメージがあるかもしれませんが、意外と知られていないポイントがあるんです。
ここでは、フィルター掃除の流れをおさらいしましょう。
1:ホコリの舞い込みにご注意!
長らく掃除をしていない場合は、フィルターはもちろん、吹き出し口あたりにもホコリがたくさんついている可能性が…。そんな状態でフィルターを外すと空気中にホコリが舞ったり床に落ちたりしてしまいます。そこで、取り外す前にまずそのまま掃除機で軽く吸っておきましょう。
2:フィルターを外す際は「正しい」方法で
フィルターを外す際、エアコンの機種によっては電源を切る必要があるので、取扱説明書を確認の上、正しく外してください。その後、フィルターのホコリを掃除機で吸い取ります。この時、フィルターの表面から吸い取るのがポイント。エアコンの空気は、フィルターの表面から裏面に向かって通り、汚れも同じ方向で出ようとします。なので、裏面から吸い取ると逆にホコリがフィルターの目に詰まってしまうので要注意。
3:汚れがひどい場合は水洗いを
2、でキレイに汚れが取れない場合は、フィルターを水洗いすると良いでしょう。掃除機をかける時とは逆で、今度は裏面から水洗いすることでホコリが詰まるのを防ぎます。これでもまだ汚れが落ちない場合は、中性洗剤を水で薄め、やわらかいブラシでそっと洗ってみてください。
4:フィルターをしっかり乾燥させる
フィルターを水洗いしたら、乾燥させます。半乾きのままだとカビの原因になるので、完全に乾燥させてください。日陰で干すか、タオル2枚で挟むようにして水分を拭き取るのが良いでしょう。タオルを使う場合は、フィルターを傷めてしまわないように、やさしく挟んでください。
以上がエアコンのフィルター掃除の流れです。こまめにお掃除する場合、基本は【1】の工程のみにし、たまに取り外して汚れがないかチェックすると良いでしょう。
フィルター掃除をすると快適に!
フィルター掃除を定期的にするとなると、少し大変そうに感じるかもしれませんが、実は嬉しいこともあるんです!ここでは、こまめにエアコン掃除を頑張れそうな、嬉しいメリットをご紹介します。
1:エアコン内部に汚れがつきにくくなる
上でも触れましたが、カビはホコリの栄養分や水分をエサにして増殖します。しかし、いつもフィルターがキレイな状態をキープできていたら、内部も汚れがつきにくくなるでしょう。プロの専門業者にエアコンクリーニングをしてもらった後は、特にフィルターのお掃除頻度を意識すると、キレイが長持ちするでしょう。
2:エアコン本来のパフォーマンスに
フィルター掃除を長らくほったらかしにしていると、詰まっているホコリで空気の通りが悪くなるため、風量が落ちて効きが悪くなってしまいます。しかし、フィルター掃除をすると空気がスムーズに循環できるのでエアコン本来の働きをしてくれるでしょう。「なんだか最近エアコンの効きが弱い」と感じた場合、プロの専門業者を呼ぶ前にまずフィルター掃除をしてみてください。
なお、フィルターをしっかり掃除したにも関わらずカビ臭いニオイなどが気になる場合は、プロに依頼して内部まですっきりカビのお掃除してもらいましょう。もちろん、きちんとフィルター掃除をしていても内部の汚れは次第に蓄積してくので、定期的にプロにお掃除をお願いするのがおすすめです。