この記事の目次
「こんな時どうする?」エアコン掃除 一問一答
まずは、エアコン掃除について多くの方が実感しているポピュラーな疑問や事象をQ&Aで確認!具体的な“あるある”事例から、それぞれの対応法をチェックしてみましょう!
Q1:エアコンから黒いモノが落ちてくる…!
A:その正体はエアコン内部に溜まっていたホコリやカビの可能性も!
約半年ぶりにエアコンのスイッチを入れたところ、突然上から黒いモノが落ちてきてビックリ。よく見ればエアコンから落ちてきた模様、なんだか気持ち悪い!そんな経験をしたことがある方、案外多いかもしれません。
気になるこの“黒いモノ”の正体、黒カビやホコリかも…!エアコン内部に付着していたモノが剥がれ落ちて送風口から出てきた可能性が考えられます。外から汚れが確認できないエアコン内部も、このように密かに汚れが溜まりがち。エアコン内部のお掃除はプロに任せるのが正解!運転効率の面から考えても、1、2年に1回程度はプロにクリーニングを任せるのがおすすめです。
Q2:自動掃除機能付きは掃除しなくて大丈夫?
A:いいえ!全てをキレイにしてくれる訳ではありません!
「ウチのエアコンは自動掃除機能付きの最新モデルだから、お掃除は一切不要」そう思っている方もおられるのでは?実際のところ、自動掃除機能付きとは言え、エアコン内部をはじめ全てをお掃除してくれる訳ではなく、自動掃除の箇所はフィルター部分のみという場合が多いようです。自動掃除機能に頼り切るのは要注意ですが、フィルター掃除のタイミングが「汚れが気になる時」程度に抑えられるのは助かります。
フィルターのほか、内部にある熱交換器や、ファン、通風路など特に汚れると考えられる部分は他にも多くあります。自動掃除機能を過信せず、定期的なお掃除を心がけましょう。
「やって正解!」エアコン掃除のいいところ
エアコン掃除には色んな「やってよかった」ポイントがいっぱい。さすがに毎日のお掃除ついではムリでも、ちょっと意識するだけで色んな利点があります。
続いてエアコン掃除で見えてくる良いところを見ていきます。
ホコリを取り除いて見た目も衛生面もバッチリ!
久しぶりにエアコンを使ったら、なんとなく急に部屋がホコリっぽく感じたり、目がショボショボしたり、くしゃみが出たり…なんていうケースも多いようです。
その主な原因はホコリ!定期的に掃除をしていないエアコンには、思いのほかホコリが溜まってしまっています。長らく掃除をしないまま稼動してしまうと、そんなホコリを部屋中に撒き散らすことに。そんなことになってしまっては体調面はもちろん、お部屋の衛生面、ひいては気分もよくありませんよね!総合的に「エアコン掃除は定期的に」が基本です。
定期的なエアコン掃除の大切さが分かったところで、いよいよ実際にエアコン掃除にトライしてみましょう!ビギナーさんにもおすすめのエアコン掃除のやり方を、準備・実践・後片付けの3パートに分けて紹介していきます。
「おうちでデキる!」エアコン掃除の基本ステップ
【準備編-1】用意したいお掃除道具
◎中性洗剤
◎やわらかいブラシ
◎掃除機
エアコン掃除専用といった特別なお掃除アイテムは不要です。ご家庭のお掃除で使われているポピュラーなお掃除アイテムを準備しておけばOK!
高い場所にあるエアコンを掃除する際は安全面にも気をつけて、安定した足場を確保して行いましょう。チリやホコリが舞ってしまうことがあるため、マスクやメガネの装着もおすすめです。
【準備編-2】始める前のチェックポイント
◎エアコンの下の家具は移動する
◎エアコンのコンセントは必ず抜いておく
チェックしておきたいのがコンセント。ホコリからの引火や、水分による感電などのトラブルを回避するため、必ず抜いてからお掃除を始めてください。
【実践編-1】パネル(カバー)を外す
いよいよ実際にやってみましょう。まずはパネルを外します。エアコンの側面にあるくぼみや取っ手部分を利用して取り外します。そのまま手前に引き抜くタイプや、外側に開いて外すタイプなど、機種によって多少の違いはありますが、少し手前に引いて持ち上げるイメージで。ムリに力を入れ過ぎないようにすれば大丈夫です。
【実践編-2】フィルターのお手入れ
ホコリが舞わないよう気をつけてフィルターを外して掃除機をかけ、 【裏面】から水洗いを。 表面からやってしまうと、逆に溜まっていたホコリが詰まってしまう可能性があるので注意が必要です。汚れがひどい場合は、水で薄めた中性洗剤で優しく汚れを取り除いていください。
洗い終わったら、直射日光を避け風通しの良い場所で乾かしましょう。乾いたタオルでフィルターを挟むように水分を拭き取れば、より乾きやすくなります。
尚、フィルターを外す際は、取扱説明書を確認の上、正しく行うようにしましょう。
【最後に】リモコン掃除も忘れずに!
これでエアコン掃除は終了!と言いたいところですが、リモコンも一緒にキレイにしておきましょう。
付着したリモコンのホコリや汚れ除去は、爪楊枝や綿棒を使えば簡単。細かい溝やボタンのすき間までキレイにできます。リモコンは精密機械なので、念の為本体から電池を抜き、水で湿らせた綿棒を使う場合はなるべく水分を切った状態でのお掃除をおすすめします。お掃除後は、汚れ予防に、カバー代わりにラップでくるんでおくのも◎です。
今回は自分でできる簡単なエアコン掃除のやり方をご紹介しましたが、エアコン内部までしっかり分解&洗浄するにはプロの技術が不可欠。この機会に一度プロに依頼してみるのも一考です。