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エアコンクリーニングの完全分解洗浄とは?分解洗浄との違いや必要性、注意点を解説

今や生活に欠かせない家電の1つとなっているエアコンですが、室内の空気を本体内部で循環させる仕組みのため、内部の汚れが気になる方も多いでしょう。

エアコンクリーニングには、完全分解洗浄と分解洗浄の2種類があり、どちらかを選ぶことになります。それぞれの違いを把握したうえで、適した方法を選ぶのがおすすめです。

本記事では、エアコンクリーニングを検討する際、完全分解洗浄と分解洗浄のどちらを選ぶ方がよいのか、基礎知識や知っておきたい注意点を紹介します。

エアコンクリーニングの完全分解洗浄と分解洗浄の違い

エアコンクリーニングの基本的な手順は、以下のようになっています。

1. 準備と養生を行ってから、洗浄するパーツをエアコンから取り外す(分解する)
2. エアコン本体の熱交換器やファンを高圧洗浄機で洗浄する
3. エアコンから取り外した(分解した)各パーツを洗浄する
4. 十分に乾燥させたパーツを組み立て直し、エアコンの動作確認を行う

完全分解洗浄と分解洗浄は、エアコンクリーニングとしての手順はほとんど変わらないものの、分解するパーツの範囲が異なります。

まずは、エアコンクリーニングの完全分解洗浄と分解洗浄の違いをさらに詳しく紹介します。

エアコンクリーニングの完全分解洗浄

エアコンクリーニングの完全分解洗浄で取り外すおもなパーツは、カバー・フィルター・ドレンパン・送風ファンで、業者によっては熱交換器(フィン)を外す場合もあります。

このように、エアコン内部の多くのパーツを隅々まで洗えるため、完全分解洗浄をすると非常に高い洗浄効果が期待されます。普段目にしない内側のパーツを洗うことで、細かなホコリや内部のカビを逃しにくく、エアコンを丸洗いしたようにクリーニングできるでしょう。

完全分解洗浄は、依頼する業者によって自宅で作業する場合と持ち帰りで作業する場合があります。

エアコンクリーニングの分解洗浄

エアコンクリーニングの分解洗浄ではカバー・フィルターを取り外すのが一般的です。また、前面パネルを外し、他の部品は取りつけたまま、熱交換器や送風ファンを高圧洗浄します。

分解洗浄でも気になる汚れは落ちますが、エアコン内部にあるパーツに隠れた汚れやカビが残る可能性もあるでしょう。

完全分解洗浄は自分でできる?

エアコンクリーニング専用のスプレーが数多く市販されており、ご自身でエアコンを洗う家庭も珍しくありません。しかし、ご自身でクリーニングする場合、洗うのはカバーやフィルター、および市販のスプレーが届く範囲のフィンまでが一般的です。

中には、ご自身で完全分解洗浄をしてみたいと考える方もいるでしょう。しかし、エアコンのメーカーや機種によって、パーツの分解・組み立ての仕組みは異なり、洗浄を終えたあとに元どおり組み直すのが困難になることも考えられます。

また、内部パーツを洗浄することで、エアコンの故障や深刻なトラブルにつながるおそれもあります。

実際に、エアコンクリーニング中、内部パーツに付着した洗浄液が電気の通り道となって異常発熱する「トラッキング現象」が発生し、火災に至ったケースも報告されています

そのため、分解や組み立てが必要なエアコンクリーニングの完全分解洗浄は、知識や経験の豊富な専門業者に任せるのがおすすめです。

※出典:独立行政法人製品評価技術基盤機構「PSマガジン(2021年度)Vol.384(7月13日号)『エアコンの事故』」

エアコンクリーニングを検討したいケース

近年は記録的な猛暑や厳しい残暑が続いており、エアコンを長時間使用するご家庭も少なくありません。お手入れをする間もなく次のシーズンを迎え、エアコンをほぼ通年使うケースもあるでしょう。

エアコンは使えば使うほど内部に汚れがたまりやすいため、定期的なエアコンクリーニングが大切です。以下では、エアコンクリーニングを検討したい4つのケースを紹介します。

エアコンの吹き出し口から黒いポツポツが見える

エアコンの吹き出し口に近づいてみましょう。黒いポツポツが確認できたら、カビが発生している可能性が高いです。

外側からカビを目視できる場合、フィルターだけでなく、内部にあるパーツの奥深くまでカビが発生していることも想定されます。すると、エアコンを使うたびに、送風口から吹き出す風に乗って、部屋の隅々までカビが広がってしまう可能性も考えられます。

エアコンクリーニングをすれば、ご自身でお掃除してもなかなか落としきれない、内部パーツのカビまで取り除ける可能性があります。黒いポツポツが気になったら、カビが広がらないうちにエアコンクリーニングを検討しましょう。

エアコンをつけた時のニオイが気になる

エアコンをつけた時のニオイが気になるなら、本体に吸い込まれた部屋のニオイが熱交換器に付着している可能性があります。

また、エアコン内部にカビや雑菌が発生していると、運転時にカビ臭さを感じることもあります。特に、カビのようなニオイが続く場合は、エアコン内部の手の届きにくいところに汚れがたまっているかもしれません。

ニオイの原因を取り除き、快適にエアコンを使うためには、エアコンクリーニングで内部までしっかり洗浄するのがおすすめです。専門業者に依頼すれば、通常のお掃除では届きにくい部分までキレイになるでしょう。

業者にエアコンクリーニングを依頼したことがない

エアコンのカバー・フィルターは、ご自身でも簡単にお掃除できます。定期的なフィルター清掃の重要性は多くの人に認知されつつあり、前述したとおり専用の洗浄スプレーなどのおそうじアイテムが広く普及しています。

しかし、ご自身でお掃除して見た目はキレイになっても、見えない汚れやホコリ、カビが残っている可能性は高いでしょう。

例えば、キッチンに隣接した部屋のエアコンは油汚れが付着し、内部が汚れやすくなります。放置しておくと、個人のお手入れでは手に負えないほどの汚れがエアコンの奥にたまることもあります。

そのため、専門業者に依頼したことがない、または1年以上依頼していない場合は、これまでの汚れをリセットするために、エアコンクリーニングを検討しましょう。

エアコンクリーニングで完全分解洗浄を選ぶメリット・デメリット

エアコンクリーニングで内部パーツまで徹底して洗う完全分解洗浄を選ぶと、次のようなメリット・デメリットが挙げられます。

メリット・デメリットを踏まえて、エアコンクリーニングを選択できるよう、それぞれ確認しておきましょう。

完全分解洗浄のメリット

エアコンクリーニングで完全分解洗浄を選ぶおもなメリットには、次のようなものが挙げられます。

1. 分解洗浄よりもホコリやカビをしっかり落とせる

分解洗浄によるエアコンクリーニングに比べると、普段目にしないエアコンの内部にあるパーツまで洗浄できるのが、完全分解洗浄の大きなメリットです。

ホコリ・カビなどエアコンにたまった汚れを、洗い残すことなく徹底的に洗浄できます。

2. エアコンクリーニングの間隔を空けられる

完全分解洗浄は内部まで徹底して洗浄できるため、エアコンクリーニングの効果をより長く維持できます。

例えば、カビは少しでも残っているとすぐ繁殖してしまいますが、徹底的に除去されると次に発生するまでに時間がかかるでしょう。結果として、次のエアコンクリーニングまでの間隔を空けられるため、業者に依頼する回数も減らせます。

完全分解洗浄のデメリット

メリットの多いエアコンクリーニングによる完全分解洗浄ですが、次のようなデメリットも想定されます。

1. 分解洗浄に比べると時間と費用がかかる

エアコンクリーニングの完全分解洗浄は、分解洗浄よりも分解や組み立ての対象となるパーツが多いため、作業時間が長くなります。

エアコンの機種や状態にもよりますが、分解洗浄にかかる作業時間が1~2時間程度であるのに対し、完全分解洗浄は1.5~3時間程度が目安です。

また、分解洗浄よりも作業工程が増える分、完全分解洗浄の方が費用も高くなります。

そのため、本格的な夏や冬を前に少しでも時間をかけずに早くエアコンクリーニングを済ませたい方や、できるだけ費用を抑えたい方は、分解洗浄を選択肢の1つとして検討するとよいでしょう。

2. 持ち帰り作業になるとエアコンを使えない期間が生じる

エアコンクリーニングの完全分解洗浄をすると、エアコンのパーツをほとんど分解し、丸ごと洗浄することになります。

取り外すパーツの数や業者の方針などによって異なりますが、依頼する業者によっては持ち帰ってクリーニングするところもあります。その場合、エアコンを使えない期間が生じてしまいます。

冷暖房を頻繁に使用する時期にエアコンのニオイなどが気になった場合は、比較的短時間で作業が完了する分解洗浄も有効な選択肢です。

エアコンクリーニングで完全分解洗浄をする時の注意点

エアコンクリーニングの完全分解洗浄は、専門業者へ依頼するのが一般的です。業者に任せてしまえば心配ないと思われるかもしれませんが、依頼前にいくつか気をつけておくべき注意点があります。

● 信頼できる専門業者に依頼する
● エアコンクリーニングに適した時期を選ぶ
● 完全分解洗浄にかかる時間や日数を確認する
● 古いエアコンはクリーニングできない場合がある

それぞれの注意点を詳しく紹介します。

信頼できる専門業者に依頼する

カバー・フィルター以外の内部パーツは、エアコンにとって重要な部品であり、洗浄液や水の使い方やすすぎ残しなどによって故障してしまう場合もあります。また、分解したパーツを元どおりに組めなければ、エアコンを使えなくなります。

こうしたトラブルをできる限り避けるためには、信頼できる専門業者に依頼することが重要です。専門的な知識があり、多くの経験を持つ業者を探しましょう。

さらに、万が一の故障やトラブルに備えて、アフターフォローまで対応可能な業者であれば安心です。

エアコンクリーニングに適した時期を選ぶ

エアコンは夏と冬によく使われるため、エアコンクリーニングの依頼は季節の変わり目、つまり春(3~5月頃)・秋(9~11月頃)が適しています。

これは、エアコンを本格的に使う前である春・秋はエアコンクリーニングの予約を取りやすく、業者によっては割引キャンペーンを行うなど、依頼するメリットが多いためです。一方で、真夏や真冬のエアコンシーズン直前は業者の繁忙期に入るため、予約が取りづらかったり春と秋よりも割高の料金設定になっていたりします。

真夏や真冬に「稼働中のエアコンからのニオイが気になる」などの理由から、エアコンクリーニングを急きょ依頼する方もいるでしょう。しかし、クリーニング中は、猛暑や極寒の中でエアコンを稼働できなくなります。依頼時期には十分に注意しましょう。

エアコンクリーニングの依頼時期についてより詳しく知りたい方、以下の記事もあわせてご覧ください。

▶関連記事:エアコンクリーニングはいつ依頼する?掃除の頻度やおすすめの時期について解説!

完全分解洗浄にかかる時間や日数を確認する

エアコンクリーニングの完全分解洗浄は、長くて3時間程かかります。機種や状態にもよりますが、パーツの分解・徹底した洗浄と乾燥・正確な組み立てなどを要する分、分解洗浄よりも時間がかかる傾向です。

また、作業中は原則として在宅しなければならないため、エアコンクリーニングの依頼はご自身の予定も考慮して決定しましょう。

依頼する業者やエアコンの状態によっては、持ち帰りでエアコンクリーニングする場合もあります。この場合、1週間から10日程の作業期間中は、エアコンなしの生活になる点にも注意が必要です。

古いエアコンはクリーニングできない場合がある

エアコンクリーニングを提供するメーカーや業者の多くが、古いエアコンを対象外としています。対象外の目安となるのは、製造打ち切り後10年を経過したエアコンです。

エアコンの補修用性能部品は保存期間が10年であり、パーツに不具合があっても交換が難しいためだと考えられます。

中には、古いエアコンでもクリーニング依頼を受ける業者もいます。しかし、新しいパーツの準備が実質不可能であること・エアコンの経年劣化による故障も考えられることなどから、完全分解洗浄をキッカケにエアコンが故障しても、通常、保証はされません。

長く同じエアコンをお使いの場合は、エアコンクリーニングの可否や故障の可能性などを業者にあらかじめ確認しましょう。

エアコンクリーニングの信頼できる業者に相談しよう

エアコンクリーニングには、カバー・フィルターを取り外して洗う分解洗浄と、内部パーツまで取り外して洗う完全分解洗浄があります。完全分解洗浄をすると、日頃は目の届かないエアコン内部の奥の汚れまで取り除けると期待されます。ただし、完全分解洗浄はパーツの扱いに専門知識が必要です。

一方、分解洗浄は比較的短時間で依頼でき、費用を抑えやすいため、定期的なお手入れにも適しています。

エアコンクリーニングは、エアコンを清潔に保つだけではなく、快適な室内環境の維持にもつながります。エアコンの汚れ具合や使用状況に応じて、完全分解洗浄と分解洗浄を適切に選ぶことが大切です。

最近はご自身でエアコンクリーニングをする方が増えていますが、汚れを完全に取り除けない可能性やエアコンが故障する原因になる場合もあるため、信頼できる専門業者に任せるのがおすすめです。春や秋など、エアコンの使い終わったタイミングで、年1~2回を目安に依頼するとよいでしょう。

分解洗浄を専門業者へ依頼するなら、ダスキンの「エアコンクリーニングサービス」がおすすめです。ダスキンは、エアコンクリーニングのパイオニアとして、30年以上サービスを提供している実績があります。

毎年実施する技術研修・マナー研修・知識研修の3つの研修を合格したスタッフが対応するため、新機種のエアコンでも安心しておまかせいただけます。エアコンを徹底的に洗いたいなら、ぜひダスキンへご相談ください。

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