電子レンジ・オーブンレンジ・オーブントースターの違いやお掃除方法を紹介

オーブンレンジは多機能で便利な調理器具ですが、電子レンジやオーブントースターとの違いをはっきりと理解していない方は案外多いかもしれません。

この記事では、電子レンジ・オーブンレンジ・オーブントースターの違いや、それぞれの得意料理、庫内のお掃除方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

電子レンジ・オーブンレンジ・オーブントースターの違い

まずは、電子レンジ・オーブンレンジ・オーブントースターの違いとそれぞれの特徴を紹介します。

電子レンジの特徴

電子レンジは、食材の温め・解凍ができる調理器具です。照射されたマイクロ波が食材に含まれる水分子に作用し、水分子を小刻みに振動・衝突させることで、食材全体を温める仕組みになっています。

上記のような仕組みであるため、電子レンジで加熱できるのは水分を含むもののみです。例えば、野菜の下ごしらえでは野菜に含まれる水分を使うため、お湯を沸かす手間を省けます。また、短時間で加熱できるため、栄養素の損失を抑えられることもメリットです。

オーブンレンジの特徴

オーブンレンジは、電子レンジの温め機能に、お菓子作りなどをする際に使うオーブン機能や、肉・魚などを焼くグリル機能をプラスした多機能な調理器具です。電子レンジの機能を備えているため、これを所有していれば電子レンジを別途購入する必要はありません。

オーブン加熱では、加熱した空気(対流熱)で食材をじっくり蒸し焼きにします。一方のグリル加熱では、ヒーターの熱で食材を直接焼くため、表面に焦げ目を付けることが可能で、短時間で一気に加熱できます。

スチームオーブンレンジは、これらの機能に加えて100度以上の高温にした水蒸気で加熱する「スチーム機能」もある調理器具です。加熱した高温の水蒸気を放出して調理する「過熱水蒸気式」と、蒸し器と同じ仕組みのシンプルな加熱方式の「簡易スチーム式」があり、過熱水蒸気式は水蒸気で焼く調理ができる点、簡易スチーム式は比較的お手頃な価格で購入できる点がメリットです。

オーブントースターの特徴

オーブントースターは、ヒーターの熱で加熱する調理器具です。焼く・あぶるといった加熱調理により、食品の表面に焼き目を付けることができます。

先述のとおり、オーブンレンジには食材を焼くグリル機能がついていますが、オーブンレンジがあっても、オーブントースターを別途購入するケースがあります。これは、オーブンレンジは予熱に時間がかかるため、パンの焼き上がりまでに7~8分ほど時間がかかるのに対し、オーブントースターなら3分程度で焼けるといった違いがあるためです。朝食にパンを食べる方などは、この時間差を考慮してオーブントースターを別に用意するケースが多いようです。

電子レンジ・オーブンレンジ・オーブントースターが得意なお料理

電子レンジ・オーブンレンジ・オーブントースターは、それぞれ得意とするお料理が異なります。ここでは、それぞれの得意なお料理を紹介します。

電子レンジが得意なお料理

電子レンジは、弁当や保存していた冷やご飯の温め、ホットミルクなど液体の温め、冷凍食品の解凍、野菜の下ごしらえなどの調理を得意としています。また、パスタを茹でる容器やレンジ用炊飯器など、電子レンジの調理に特化した調理グッズを活用することで、単機能の電子レンジでも料理の幅を広げることができます。

オーブンレンジが得意なお料理

オーブンレンジは、電子レンジの温め機能のほか、オーブン機能でクッキーなどのお菓子を焼く、グリル機能でローストチキンなどを焼くといった使い方ができます。

オーブン機能は140~160度(低温)・170~190度(中温)・200~250度(高温)と、お料理に合わせて温度調節ができます。また、スチームオーブンレンジのスチーム機能では、余分な油や塩分を落としたヘルシーな調理や蒸し調理、自家製パンの発酵などを行うことができ、さらに幅広いお料理に対応することが可能です。

オーブントースターが得意なお料理

オーブントースターは、食パンやピザ・餅・グラタンなどを焼くのに適しています。加熱方式には電熱ヒーター・遠赤外線ヒーター・スチームオーブン・コンベクションオーブンがあり、それぞれ以下のように特徴が異なります。

・電熱ヒーター:スタンダードなオーブントースター。トーストを焼くためだけなどのシンプルなモデルが欲しい方に適している
・遠赤外線ヒーター:冷凍パンや焼き芋などの食材を、内側までおいしく焼き上げたい場合に適している
・スチームオーブン:ヒーターに加えて水蒸気を使用するタイプ。パンやピザのほか、惣菜の揚げ物を温めることに適している
・コンベクションオーブン:ヒーターの熱をファンで循環させるオーブントースター。食材に対して均一に熱が行きわたるため、低温でじっくり火を通す必要があるグリル料理やノンフライ料理などに適している

電子レンジ・オーブンレンジのお掃除方法

電子レンジ・オーブンレンジの汚れは「食品による汚れ」「水アカ」の2つに大別されます。ここでは、それぞれのお掃除方法を紹介します。

食品による汚れ

食品による汚れは、以下の手順で落とすことが可能です。

【用意するもの】
重曹(またはセスキ炭酸ソーダ)・耐熱容器・ふきん・キッチンペーパー・水

【手順】
1. 耐熱容器に水1カップと重曹(またはセスキ炭酸ソーダ)大さじ1を入れて混ぜ、電子レンジ・オーブンレンジで5分ほど加熱する
2. 加熱が終わったら扉を開けずに、電源を切る・コンセントを抜くなどして20分ほど放置する
3. 耐熱容器に残った水溶液にキッチンペーパーをつけて絞り、庫内の汚れを拭き取る
4. 庫内を簡単に水拭きし、乾いたふきんでから拭きして完了

水アカ

水アカは以下の手順で落とすことが可能です。

【用意するもの】
クエン酸・耐熱容器・ふきん・キッチンペーパー・水

【手順】
1. 耐熱容器に水1カップとクエン酸大さじ1を入れて混ぜ、電子レンジ・オーブンレンジで5分ほど加熱する
2. 加熱が終わったら扉を開けずに、電源を切る・コンセントを抜くなどして15分ほど放置する
3. 耐熱容器に残った水溶液にキッチンペーパーをつけて絞り、庫内の汚れを拭き取る
4. 庫内を簡単に水拭きし、乾いたふきんでから拭きして完了

お掃除の際の注意点

庫内をお掃除する際は、以下のポイントを押さえて行ってください。

・庫内をお掃除するときは、やけどをしないよう、庫内の温度が下がってからお掃除する
・焦げつきなどの取れにくい汚れは、歯ブラシに重曹ペーストや歯磨き粉をつけてやさしくこすり洗いする
・水アカが一度のお掃除で取り切れない場合、同じ作業を何度か繰り返す
・食品による汚れや水アカは時間が経つと落ちにくくなるため、付着したらすぐに拭き取るよう心がける

電子レンジのお掃除方法については、以下のページで詳しくご紹介しています。

まとめ

電子レンジは食品の温めに特化した調理器具です。弁当や飲み物の温め、冷凍食品の解凍、野菜の下ごしらえなどに使うことができます。オーブンレンジは食品の温め機能のほか、クッキーなどのお菓子が焼けるオーブン機能や、ローストチキンなどが焼けるグリル機能がプラスされています。

オーブントースターはヒーターの熱で加熱する調理器具で、食パンやピザ・餅・グラタンを焼いたりあぶったりするのに適しています。なお、電子レンジやオーブンレンジの庫内をお掃除する際には、汚れの種類に応じた方法を用いると効果的です。

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