2024年11月11日

大掃除の順番は?押さえておきたいポイントや役立つグッズも紹介

年末は大掃除をして家の中をキレイにしたいものです。大掃除をする際には、事前に不要なものを捨て、スケジュールを立てて行うと効率良く進められます。

この記事では、大掃除の事前準備や、大掃除の順番を含む大掃除のコツ、用意しておきたいグッズを紹介します。「一年の締めくくりとして、家中をキレイにしよう」とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

大掃除の事前準備

まずは、大掃除の事前準備についてご紹介します。

先に不要なものをできるだけ処分しておく

長年住んでいる家では、数年にわたって使っていないものが部屋の中に増えていきます。不要なものを見つけたら、この機会にできるだけ処分しましょう。

あらかじめゴミの回収日や回収方法を確認し、それに合わせてゴミ出しができるよう、部屋のものをざっと整理します。先に不要なものを処分しておくと、部屋がスッキリするだけでなく、床掃除の際に物を移動する手間も省け、スムーズに大掃除ができます。

スケジュールを立てる

大掃除を1日ではなく何日かに分けて行う場合は、「週末にまとめてお掃除する」「平日の隙間時間にコツコツお掃除を進める」など、事前にスケジュールを立てておくのがおすすめです。

お掃除のスケジュールは以下のように、1日・1週間などの区切りで配分を決めて作成するとよいでしょう。
・週末にまとめてお掃除する場合:1日2~3時間かけて1箇所ずつ終わらせる
・平日にコツコツお掃除する場合:1週間で1箇所を終わらせる

大掃除前に意識すべきポイント

ここでは、大掃除をスムーズに進めるために知っておきたい、大掃除前に意識すべきポイントを紹介します。ポイントを押さえることで、スムーズに大掃除を行うことができますので、確認してみましょう。

「上から下へ」「奥から手前へ」を意識する

大掃除をする際には、まず天井や電球、カーテンレールなどの高いところから順番に手を付けましょう。高いところからホコリを落とし、そのあとで床掃除をします。

この「上から下へ」の順番を守ると、「掃除したばかりの床にホコリが落ちて汚れてしまい、また床をお掃除することになった」というような、お掃除の二度手間を防ぐことができます。加えて、床掃除は「奥から手前へ」の順番で行うと、お掃除した箇所を踏まずに済み、無駄がありません。

水まわりなど汚れがひどいところには時間をかけすぎない

キッチンや浴室、トイレといった水まわりのお掃除では、汚れがこびりついていて、なかなか落ちないこともあります。しかし、このような汚れがひどい箇所に時間をかけすぎると、ほかの場所のお掃除に時間が割けなくなり効率が悪くなります。

お掃除にかける時間は場所ごとにある程度決めておき、時間になったら終わらせるようにしましょう。汚れが落ち切らなかった箇所は、数日に分けてお掃除するか、専門業者に依頼するのがおすすめです。

大掃除に役立つグッズ

大掃除に必要な道具を事前にそろえておくことで、途中で買い物に出る必要がなくなり、お掃除に集中できます。大掃除では、ぞうきん(マイクロファイバークロス)やブラシ、ゴム手袋に加え、メラミンスポンジやハンディワイパーもあると便利です。

ぞうきん(マイクロファイバークロス)

ぞうきんやマイクロファイバークロスは、お掃除の必須アイテムです。マイクロファイバークロスは吸水性と速乾性に優れたやわらかなクロスで、シンクや洗面所の水分を拭き取ったり、リビングでホコリ取りに使ったりとさまざまな使い方ができます。100円ショップでも売っているので、複数枚用意しておくとよいでしょう。

ブラシ

ブラシは隙間汚れをキレイにする際に活用できるグッズです。100円ショップでも売っていますし、使いふるしの歯ブラシなどを使用しても構いません。蛇口などの細かい部分、お風呂の床をはじめとする広い部分など、使う場所に合わせて数種類あると便利です。

ゴム手袋

ゴム手袋は、水まわりの大掃除をする際、洗剤から肌を保護するために欠かせません。100円ショップでも売っているので、お掃除する場所ごとに用意しておくとよいでしょう。

その他

そのほかには、メラミンスポンジやハンディワイパーもあると便利です。メラミンスポンジは、水に濡らしてこするだけで、水アカなどのちょっとした汚れを落とせます。洗剤を使わずに汚れを落とせるため、子どもやペットがいる家庭にもおすすめです。100円ショップでも売っているため、普段から常備しておいてもよいでしょう。

ただし、表面に光沢があるものやプラスチック製のものをこすると、細かい傷がついてツヤがなくなることもありますので、目立たない所をこすってみて、傷がつくようなら使うのは止めましょう。

また、伸縮するタイプのハンディワイパーがあれば、天井や照明、カーテンレールなど手の届かないところのホコリをしっかり取り除けます。床掃除の前に使っておけば、一度のお掃除で部屋全体をキレイにできます。

【場所別】大掃除のコツ

場所別にお掃除のコツを順番とともにご紹介します。
なお、お掃除の際は窓を開け、換気扇をまわして換気のよい環境を整えましょう。また、洗剤を使用する場合は、ゴム手袋を使用しましょう。

キッチン

キッチンの大掃除にはまず漂白剤溶液を作り、シンクのお掃除や、換気扇・コンロの五徳の浸けおきなどに使います。

【キッチンシンクのお掃除の順番】
1. 40~50度くらいのお湯を桶にため、粉末の酸素系漂白剤を表示にしたがって溶かし、漂白剤溶液をつくる
2. 1でつくった漂白剤溶液にふきんを浸してゆるく絞り、シンクのステンレスの目に沿って拭き、汚れを落とす
3. 水に浸してゆるく絞ったふきんで漂白剤や汚れを拭き取り、乾いたふきんで水分を拭き取る
4. 汚れが取れない場合は、水で湿らせたメラミンスポンジでこするか、硬めのふきんにクリームクレンザーをつけてこすり、水をかけて洗剤や汚れを洗い流す

なお、換気扇やレンジフードのフィルターとファン、コンロの五徳は、漂白剤溶液につけおきして、汚れを落ちやすくしてから擦り洗いをするようにしましょう。

浴室

浴室の大掃除をする際は、まず換気扇からはじめ、最後に排水口をお掃除しましょう。

【浴室のお掃除の順番】
1. 天井はモップなどの柄にお掃除シートをつけて拭き掃除する
2. 壁や床・浴槽・鏡は、水をかけて濡らしたあと、浴室用の洗剤を含ませたスポンジでこすり洗いをする。浴槽は傷がつきやすいので硬いタワシやブラシは使わない
3. カビがある箇所にはカビ取り剤を使用し、洗い流す(目より高い場所にはカビ取り剤を直接スプレーせず、柄つきのスポンジに洗剤をスプレーして塗り広げる)
4. 歯ブラシなどを使って排水口をお掃除する

トイレ

トイレでは便器や便座・タンクの手洗い部分・壁・床などをお掃除します。

【トイレのお掃除の順番】
1. 便器のなかに中性タイプのトイレ用洗剤をかけてトイレ用ブラシでこすり、水を流す。汚れが取れない場合は、酸性タイプのトイレ用洗剤を使用する
2. 水に浸し固く絞ったぞうきんや除菌クロスなどで、フタや便座・便器の外側を拭く
3. 水で湿らせたメラミンスポンジで、タンクの手洗い部分と水道金具をこすり、水を流す
4. 固く絞ったぞうきんや除菌クロスなどで壁や床を拭く

洗面所

洗面所の大掃除は、以下の手順で行います。

【洗面所のお掃除の順番】
1. 化学モップや帯電式のハタキで軽くホコリを落とし、水に浸して固く絞ったぞうきんで照明カバーを水拭きする
2. 洗面台やキャビネットは、水に浸して固く絞ったぞうきんで拭く。汚れが取れない場合は、住宅用洗剤をスプレーして拭いたあと、水に浸して固く絞ったぞうきんで洗剤や汚れを拭き取る
3. 水で湿らせたメラミンスポンジで、蛇口やその周辺、水道の根もと部分をこする
4. 洗面ボウルは、水で湿らせたメラミンスポンジでこする。汚れが取れない場合は、スポンジに浴室用洗剤をスプレーしてこする

リビング・部屋

リビングや部屋の大掃除をする際は、はじめに天井や照明・カーテンレールなどのホコリを落とし、最後に床を拭き掃除します。

【リビング・各部屋のお掃除の順番】
1. 化学モップや帯電式のハタキなどで天井や照明・カーテンレール、家具などのホコリを上から下に落とす(布張り・紙張りの照明には帯電式のハタキを使う)
2. 照明は水に浸して固く絞ったぞうきんで拭く。汚れが取れない場合は、水に浸して固く絞ったぞうきんに住宅用洗剤をスプレーして拭いてから、別の水に浸して固く絞ったぞうきんで洗剤や汚れを拭き取る
3. ソファは素材に合った方法でお掃除をする
4. 最後に床に掃除機をかけて拭き掃除をする

ソファは素材によってお掃除の手順が異なります。

【布張りなど水を吸う素材のソファの場合】
1. 洋服ブラシを繊維が起きる方向にかけてホコリを浮き上がらせる
2. 掃除機の丸口ブラシで繊維を起こしながらホコリを吸い取る
3. 掃除機の隙間用ノズルで背もたれや座部のホコリを吸い取る

【合成皮革など水を吸わない素材のソファの場合】
1. 化学モップや帯電式のハタキで軽くホコリを取る
2. 水に浸したナイロンブラシでソファの表面をこすって汚れを浮き上がらせる
3. 水に浸してゆるく絞ったぞうきんに住宅用洗剤をスプレーして汚れを拭き取る
4. 水に浸して固く絞ったぞうきんで洗剤や汚れを拭き取る
5. 拭き取り後に、ソファをよく乾燥させる

玄関

玄関では、靴箱・玄関扉・たたきをお掃除します。

【玄関のお掃除の順番】
1. 靴箱の中にある靴をほかの場所に移し、掃除機でホコリを吸い取るか、化学モップでホコリを取り除く
2. 水に浸して固く絞ったぞうきんで靴箱の中を拭く。汚れが取れない場合は水に浸して固く絞ったぞうきんに住宅用洗剤をスプレーして拭いてから、別の水に浸して固く絞ったぞうきんで洗剤や汚れを拭き取り、乾いたぞうきんで水分を拭き取ってよく乾燥させる
3. 玄関扉を除菌シートなどで拭き掃除する
4. たたきは、ホウキで掃いてチリトリでゴミを取る
5. たたきに水を流せる場合は、ホースで水をかけながらブラシやタワシで汚れをこすり取る。水を流せない場合は、水に浸してゆるく絞ったぞうきんで全体を濡らし、ブラシやタワシでこすったあと、水に浸して固く絞ったぞうきんで汚れを拭き取る

網戸・雨戸・窓ガラスは以下の手順でお掃除しましょう。

【網戸のお掃除の流れ】
・網戸を取り外せる場合
1. ホースなどで水をかける
2. 水に浸したスポンジやナイロンブラシに住宅用洗剤をスプレーして、網戸の両面をこする
3. 5~10分放置してから、洗剤や汚れを洗い流す
4. 水切りして乾いたぞうきんで水分を拭き取るか、自然乾燥させる

・網戸が取り外せない場合
1. 化学モップや掃除機でホコリを吸い取る
2. 水に浸して固く絞ったぞうきんで拭く
3. 水に浸してゆるく絞ったぞうきん2枚に住宅用洗剤をスプレーして、網戸の両面をこする
4. 水に浸して固く絞ったぞうきんで洗剤や汚れを拭き取り、乾いたぞうきんで水分を拭き取ってよく乾燥させる

【雨戸のお掃除の流れ】
・水を流せる場合
1. ホースなどで水をかける
2. 水に浸したブラシに住宅用洗剤をスプレーしてこする
3. 水をかけて洗剤や汚れを洗い流し、乾いたぞうきんで水分を拭き取って乾燥させる

・水を流せない場合
1. ホウキで掃くようにしてホコリを取る
2. 水に浸して固く絞ったぞうきんで拭いてから、乾いたぞうきんで水分を拭き取ってよく乾燥させる
3. 汚れが落ちない場合には、水に浸して固く絞ったぞうきんに住宅用洗剤をスプレーして拭き、別のぞうきんで洗剤や汚れを拭き取る

【窓ガラスのお掃除の流れ】
1. 窓ガラスにガラス用洗剤を×印や※印にスプレーする(すりガラスに泡が立つ洗剤を使うと、洗剤が取りきれなくなるため使用しない)
2. 水に浸して固く絞ったぞうきんで、洗剤を伸ばしながら拭いていく
3. 洗剤が6~7分乾きのときに、乾いたぞうきん(マイクロファイバー)で洗剤や汚れを拭き取る

窓ガラスは1枚ずつお掃除します。ぞうきんの代わりに吸水性の良いクロスで拭くと、水分をきれいに拭き取ることができます。サッシは、外側をキレイにしてから内側をお掃除しましょう。

まとめ

大掃除をする際には、先に不要なものを処分して部屋をスッキリさせたうえで、1日・1週間などの区切りで配分を決めてスケジュールを立てておきましょう。

大掃除は「上から下へ」「奥から手前へ」の順番で行うのがコツです。また、水まわりなど汚れがひどいところに時間をかけすぎてしまうと、ほかの場所のお掃除がおろそかになり非効率なため、あらかじめ場所ごとにお掃除にかける時間を決めておき、時間になったら終わらせるようにしましょう。

なお、お掃除する場所や汚れの種類により、効果的なお掃除用具や洗剤は異なります。「ダスキンで家中まるごとお掃除特集」ページでは、必要なお掃除用具の種類やお掃除方法のご紹介動画などをご用意していますので、「今年こそきっちり大掃除したい」という方は参考にしてみてください。

ダスキンで家中まるごとお掃除特集

また、リビングや水まわりといった毎日使っている場所は汚れがたまりやすく、自力で取れない汚れが見つかることもあります。そうした箇所は専門業者に依頼すると、効率良くお掃除を進められます。ダスキンではリビング・キッチン・トイレ・浴室・洗面所それぞれお掃除のご依頼を承っています。汚れ落ちが悪くスッキリしない場所が見つかったら、この機会にぜひご利用をご検討ください。

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