2024年4月29日

重曹はお掃除にも大活躍!お掃除できる場所やおすすめの使い方

お掃除用としても広く知られるようになった重曹。しかし実際には、どのような汚れを落とせるのか、またどのように使えば良いのかわからない方も少なくないでしょう。

この記事では、重曹でお掃除できる具体的な場所やおすすめの使い方、さらにお掃除を始める前に知っておきたい注意点も紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

重曹がお掃除用として活躍する理由

多くの選択肢があるなかで、お掃除に重曹が選ばれるのにはどのような理由があるのでしょうか。ここでは、重曹がお掃除用として活躍できる3つの理由を紹介します。

エコで安全性が高い素材

重曹は正式名称を「炭酸水素ナトリウム」といい、環境にもやさしいエコな素材です。医療用・食用としても用いられています。また、食用の重曹は、パンやお菓子づくりに使われるベーキングパウダーの主成分の一つです。

このような安全性の高さから、小さなお子さんやペットのいる家庭をはじめ多くの方にお掃除用として選ばれています。

手軽に手に入る

手に入りやすいポピュラーな素材である点も、重曹が日常的なお掃除に取り入れやすい理由です。

まずは少量から試してみたいという場合には、100円ショップでも購入できます。また、重曹の粉末を1kgほど購入する場合でも、価格は数百円ほど。手に入れやすい価格で惜しまず使えることも重曹の魅力です。

重曹でお掃除できる場所と汚れの種類

幅広い種類の汚れを落とせる重曹は、家庭内のさまざまな場所のお掃除に活躍します。ここでは、重曹でお掃除できる具体的な場所や、落とせる汚れの種類を詳しく紹介します。

重曹はさまざまな種類の汚れを落とせる

落とせる汚れの種類が多いことも、重曹が人気の理由です。

重曹の性質は石けんと同じ弱アルカリ性で、真逆の性質を持つ酸性の汚れ(皮脂汚れ・油汚れなど)を中和して落とします。また、やわらかな結晶でできた重曹には、やさしく汚れを落とす研磨作用があることも特徴です。

重曹で落とせる汚れの種類については、次でさらに詳しく紹介します。

キッチン

キッチンは、重曹が特に活躍する場所です。

換気扇(レンジフード)・五徳・魚焼きグリルなどのコンロ周りや、電子レンジ・オーブントースター・食器洗い乾燥機などの内部に飛び散った油汚れを落とすのに役立ちます。

また、シンクや排水口のお掃除に重曹を使うと、油汚れだけでなく、ヌメリも落とせます。そのほかにも、鍋の焦げ付きや、キッチン周りの家電に付着した手垢汚れのお掃除にも重曹が活躍します。

消臭効果もあるため、匂いが気になるゴミ箱のお掃除にも活用してみてください。

お風呂

お風呂の湯垢や皮脂汚れも、重曹で落とせます。天井・壁・床・浴槽など、浴室のあらゆる場所のお掃除に重曹を活用しましょう。

また、重曹の研磨作用を利用して、鏡の水垢汚れを落とすこともできます。排水口やシャワーヘッドのお掃除には、重曹だけでなくクエン酸を加えるとより効果を実感できるはずです。

トイレ

トイレの便器内に付着するしつこい黒ずみにも、重曹は効果を発揮します。

消臭効果も期待できるため、壁・床・便器・ドアノブなど、トイレのあらゆる場所の拭き掃除にもおすすめです。

フローリングの床には、素足で歩いた際に付着する皮脂汚れや、食べこぼしの油汚れなどが残っています。カーペットを敷いている場合には、汚れだけでなく臭いもしみ込んでいるでしょう。このような場合も、重曹でスッキリとキレイになります。

こまめなお掃除が難しく、いつの間にか汚れてしまう壁紙も重曹でお掃除できます。壁紙が汚れる原因は、お料理で跳ねた油分・手垢・タバコのヤニなど。汚れの程度がよほどひどくなければ、重曹だけでキレイにできます。

おすすめの重曹の使い方

使い方のバリエーションが豊富なのも重曹の魅力です。おすすめの重曹の使い方を4つ紹介しますので、状況に合わせて使い分けてみてください。

なお、ここで紹介する分量は、あくまで目安です。実際に使用する際は、購入した重曹の説明文を確認してください。

粉末を振りかけてこする

粉末状で販売されている重曹は、そのままの状態でもお掃除に使用できます。使い方は、茶渋の付いた湯飲み、焦げ付いた鍋などに振りかけてこするだけと簡単です。

また、粉末状の重曹は、生ゴミの上に振りかけたり、容器に入れた重曹を冷蔵庫内に入れたりと消臭剤としても活躍します。

重曹水をスプレーして拭き取る

スプレーボトル入りの重曹水は、日常的なお掃除に役立ちます。

市販のモノもありますが、粉末で購入した重曹から自作することも可能です。作り方は、水またはお湯100mlに対して、小さじ1程度の重曹を溶かすだけ。

使い方は、汚れが気になる場所に重曹水を吹きかけ、拭き取ってください。コンロ周りやお風呂など、日常的な汚れをサッと落としたいときにおすすめです。

重曹ペーストを塗って洗い流す

重曹水で拭き取るだけでは落としきれない汚れには、重曹ペーストがおすすめです。

重曹ペーストは、重曹大さじ3に対して、水大さじ1を少しずつ加えながらよく混ぜて作ります。使いやすい粘度になるように、水の量は調整してください。汚れに重曹ペーストを塗布し、しばらく放置したのちに、こすりながら洗い流します。

鍋や五徳の焦げ付き汚れを落とす際などもおすすめです。

重曹で煮る・浸け置きする

重曹ペーストでも取りきれないひどい汚れには、重曹で煮たり浸け置きしたりするのが効果的です。

例えば、鍋の内側になかなか取れない焦げ付きがある場合、鍋に水と重曹を入れて煮てしまいましょう。重曹は、水500mlに対して大さじ2を目安にしてください。

焦げが浮き上がるまで煮たら水を捨て、さらに重曹ペーストでこするのがおすすめです。
その後よく洗い、乾拭きをします。

特にガンコな汚れには、煮たあとにすぐお湯を捨てず、数時間浸け置きするとより効果を感じられるはずです。

重曹でお掃除するときに気を付けること

さまざまな使い方ができて便利な重曹ですが、使用する際の注意点を押さえておくことも大切です。ここでは、重曹をお掃除に使う前に知っておきたい3つの注意点を紹介します。

素手で触らない

弱アルカリ性の重曹は、素手で触れること自体が危険というわけではありません。しかし、長時間触っていると肌荒れを起こす可能性があるため、ビニール手袋やゴム手袋をはめて扱うことをおすすめします。

日頃から肌が弱い方や、時間をかけてお掃除する場合などは特に注意してください。また、お掃除が終わったあとの手洗いも念入りに行いましょう。

お掃除する場所の素材を確認する

重曹を使いお掃除できる場所は多く、何にでも使えるように感じるかもしれません。しかし、重曹と相性の良くない素材があることも覚えておきましょう。初めて重曹を使う場所は特に、素材の種類を確認しておく必要があります。

重曹の使用を推奨できない素材には、次のようなモノがあります。

・ アルミや銅などの金属:化学反応により黒く変色する
・ 無垢材:黒く変色する
・ 漆器:表面に傷が付く
・ 大理石:変質する(ザラザラになる)
・ 畳:黄色く変色する

使用する重曹の裏面のラベルの記載も併せて確認してください。

自作の重曹水や重曹ペーストの作り置きはしない

手作りした重曹水や重曹ペーストは、お掃除のたびに使い切るのが理想的です。

重曹水スプレーは、長くても1週間以内に使い切りましょう。重曹ペーストは、密閉容器に入れて数日程度は保存できますが、なるべく使い切れる分量を作るように心がけてください。

お掃除のたびに作るのは大変と感じる方は、市販の重曹スプレーや重曹ペーストを利用するのもよいでしょう。無理なく続けられる方法を探してみてください。

まとめ

食用としても用いられる重曹は、安全性が高いこと、落とせる汚れの種類が多いことなどから、お掃除にもよく活用されます。また、汚れの状況に合わせてさまざまな使い方ができ、日常的なお掃除に幅広く対応できるのも魅力の一つでしょう。

ダスキンメリーメイドでは、合成洗剤の代わりに、食品などにも使われる重曹などの身近な材料を使ってお掃除をする「エコお掃除」をお客様のご希望に合わせて行っています。訪問見積りは無料ですので、ぜひ気軽にお申し込みください。

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