2024年2月19日

衣替えの意味とは?正しい衣替えの時期、やり方を詳しく解説!

季節に合わせて洋服を入れ替える「衣替え」は、6月や10月に行われることが一般的です。しかし、衣替えの必要性を分かっていても「面倒」「難しい」と感じて、先送りにしてしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、適切な衣替えのタイミングや衣替えの進め方、コツなどを解説します。

目次

衣替えとは?

衣替えとは、狭義には季節に合わせてクローゼットの中を整理整頓することです。元々は春から夏、夏から秋のような季節の変わり目に、その季節に適した服に着替える「習慣」を指す言葉でしたが、その習慣が定着した現代においては、クローゼットの整理整頓を意味するようになりました。

ここで言う整理整頓には、季節に適した洋服の入れ替えだけでなく、クローゼットの掃除や洋服の取捨選択、必要に応じたメンテナンス(クリーニングや修繕)も含みます。

衣替えの時期はいつから?

衣替えの時期は具体的にいつからなのでしょうか。一般的に、6月1日から夏服、10月1日から冬服になるとされます。しかし北海道や沖縄のように、気温が大きく異なる地域もあり、衣替えのタイミングを日付で判断するのは適切とはいえません。

したがって、衣替えのタイミングは、住んでいる地域の最高気温で判断すべきといえます。具体的には、春→夏は22度以上、夏→秋冬は15度以下が目安となります。日によって気温の温度差が激しい場合もあるので、衣替えの移行期間を3週間、少なくとも1週間程度は設け、その間、前シーズンの洋服をキープしておくと急激な気温変化にも対応しやすくなるでしょう。

衣替えの進め方

衣替えの具体的な進め方について見ていきましょう。

季節ごとに必要な服を分ける

まずは洋服を「これから着る服」「しまう服」「通年で着る服」の3パターンに分けましょう。例えば、冬にしか着ないような厚手の服、夏にしか着ないような半袖の服、体温調節のしやすい薄手の長袖やカーディガン、というように仕分けをするのがおすすめです。

同時に服の状態もチェックしましょう。黄ばみやニオイ・ほつれなども確認し、修繕が難しい物や体型に合わないもの、流行がすぎたものは、このタイミングで手放すことも検討してください。衣替えでは「翌シーズンも着たい」「自分が魅力的に見える」と思える服のみを残すことがポイントです。収納する手間が省けるだけでなく、翌シーズンに新しく買う服の収納スペースを確保することにもつながります。

収納場所を決める:これから着る服

これからよく着る服は、自分の腰~目線の高さにゆとりを持たせて収納するのがおすすめです。例えば、クローゼットが上段・中段・下段に分けられている場合、中段に収納するのが最も取り出しやすく、使用頻度が高い洋服を入れるのに適しています。

洋服によっては、重ねるとシワになったり、伸びたりするケースがあります。洋服の素材に応じ、吊るしたり引き出しに入れたりして、収納方法を変えてください。具体的に吊るして収納した方が良いアイテムは、スーツやスカート・ジャケット・シャツ・シルク素材の服などです。引き出しに収納した方が良いアイテムは、吊るすと伸びやすいTシャツやニット、シワになりにくいボトムスなどが挙げられます。

吊るして収納する場合、ホコリやニオイが付くのを防ぐためにも、衣類カバーをかけて保管するのがおすすめです。引き出しやケースの中には、除湿剤や消臭剤を入れて保管しましょう。

収納場所を決める:しまう服

シーズンオフのアイテムをしまう際も、型崩れを防ぐために洋服に合わせた収納が大切です。収納方法は、「吊るして収納」「引き出しで収納」「ケースで収納」の3パターンがあります。前者2つの仕分け方法は、前述した「これから着る服」の収納方法と同じです。
長期間使用しないものや湿気に弱いものは、ケースに収納・保管するのがベター。例えばマフラーや水着などのシーズン物、湿気に弱いウールやカシミア、革製品などが該当します。クリアケースで保管しておくと外から中身を確認できるので、次回の衣替え時にスムーズに取り出せます。中が見えないケースの場合、「マフラー」「革製品」などと書いたラベルシールを同じ位置に貼っておくことで、整理しやすくなるでしょう。市販されているはがしやすいラベルシールを使えば、後で分類方法を変える際にも便利です。

しまう服は洗濯やクリーニングをしてからしまう

一見すると汚れていない服でも、食べかすや汗、皮脂などが付着している場合があります。洗濯しないまま収納してしまうと、保管しているうちに黄ばみやシミ・ニオイ・虫食いなどの原因になってしまうことも。

特に夏はたくさん汗をかくので、夏服をしまう際は襟や脇・袖の部分などを念入りに洗濯しましょう。洗濯用の漂白剤を使用して部分洗いしたり、洗濯機のつけおきコースを選択したりするのが効果的です。収納する際は、虫食いを防ぐためにも、防虫剤を忘れずに入れるようにしましょう。防虫剤は空気より重いので、服より上に入れるのがポイントです。

衣替えのコツ

衣替えをする際のコツを4つ紹介します。

晴れの日に衣替えする

雨の日に衣替えをすると、洋服やクローゼットの中に湿気がこもり、カビが発生することがあります。そのため、衣替えは湿度が低い、良く晴れた日に行うのがおすすめです。

どうしても天気の悪い日にしか時間が取れない場合は、衣替えを始める前に部屋を閉め切り、あらかじめ除湿機で部屋の湿気をしっかり取り除いてから始めましょう。また、その日にすべてをやり切ろうとするのではなく、天気の悪い日は必要最低限の衣替えに留めておくのがベターです。

クローゼットを掃除する

クローゼットの掃除は「掃除機・モップでホコリの除去→固く絞ったタオルで水拭き→乾いたタオルで乾拭き→換気」の4ステップで進めます。クローゼットの汚れがカビや害虫の原因になることがあるので、しっかり掃除しましょう。

洋服を大切に保管するためには、カビや害虫に対する予防がとても大切です。普段から定期的にクローゼットを換気したり、アルコールで隅々まで除菌をしたりすることを習慣付けると良いでしょう。

不要な服を処分する

「季節ごとに必要な服を分ける」で少し触れましたが、不要な服は衣替えのタイミングで処分しましょう。具体的には、黄ばみやニオイ・虫食いなどが発生して状態が悪い服、今の自分のスタイルに合わない服、トレンドすぎて翌シーズンに着づらい服が挙げられます。

分別の判断は3秒以内に行うのが良いとされていますが、どうしても難しい場合は「保留箱」を作りましょう。この時、判断する期間をきちんと決めておくのがポイントです。例えば、衣替えの移行期間中(1~3週間)に、実際に着てお出かけをしてみるのも手です。コーディネートを想像してみて、「着たい」と思えるかどうか確かめるのも良いでしょう。いずれにせよ、自分なりの判断基準をもって分別することが大切です。

着ない服はクリーニングに出して保管してもらう

突っ張り棒や連結ハンガーを使用して収納スペースを工夫しても、洋服が収まらない。そんな場合は、別の場所で洋服を保管してもらう方法もあります。保管方法は大きく分けて、「トランクルームを契約する方法」と「クリーニングに出して保管してもらう方法」の2つあります。

トランクルームは便利ですが、あくまで荷物を保管するための場所です。したがって、保管前に服をクリーニングに出す必要があります。

一方、クリーニングには数ヵ月の無料保管期間が付いているケースが多くあります。少ない収納スペースに頭を悩まさずに済むだけでなく、自分の服をクリーニングのプロに点検してもらえたり、保管時のトラブルを防げたりするので、服をより良い環境で保管したい人におすすめです。

衣替えが一気に楽チン!保管もできる宅配クリーニングのハナコロモ

ここまで、衣替えの進め方や収納する際のコツについて見てきました。衣替えをスムーズに行うためには「これから着る服」「しまう服」「通年で着る服」「処分する服」に分けることが大切です。どうしても決めかねる場合は保留とし、自分が決めた期限内に判断するようにしましょう。また、洋服を清潔に保管するためにも、収納前の服の洗濯・クローゼット内の掃除は欠かせません。

一方で、「衣替えにかける時間がない!」という方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、宅配クリーニングのハナコロモ です。

ダスキンが提供している、宅配クリーニングのハナコロモでは、クリーニングのプロがクローゼット型乾燥機や人型立体成型プレス機を使用して、預けた洋服を高品質に仕上げてくれます。要望があれば、クリーニング後に空調・防虫・遮光などを施した専用ストックルームで最大9ヵ月無料保管するコースもあります。

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