2022年10月24日
正しい洗濯の仕方とは?洋服を長持ちさせるための保管方法も解説
誰もが数着はお気に入りの洋服を持っているもの。「お気に入りはできるだけ長持ちさせたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。洋服を長持ちさせるためには、正しい洗濯の仕方と保管方法を知り、実践する必要があります。
この記事では、お気に入りの洋服を守るための洗濯・保管の仕方について解説します。
目次
洗濯前に洗濯表示を確認する
洗濯の際は事前に洗濯タグを確認し、それぞれの洗濯表示に合わせて洋服を仕分ける必要があります。正しい洗濯のために見ておきたい洗濯表示ですが、国際規格に合わせるため、2016年に洗濯表示が変更されました。
ここでは、新しくなった洗濯表示のそれぞれの意味について見ていきましょう。
洗濯タグは5つの基本記号を理解できればOK
洗濯タグには5つの基本記号があります。以下の基本記号を理解しておくことで、表示の意味を捉えやすくなるでしょう。
洗濯処理記号
家庭用洗濯機での処理を示しています。
漂白処理記号
漂白をするときの処理を示しています。
乾燥処理記号
乾燥するときの処理を示しています。
アイロン仕上げ処理記号
アイロンがけするときの処理を示しています。
商業クリーニング処理記号
クリーニングするときの処理を示しています。
洗濯の付加記号
洗濯やお手入れ方法については、基本記号と付加記号との組み合わせで表示されます。以下で、洗濯表示の例を見ながら付加記号について解説していきます。
基本記号とともに表示されている数字は、洗濯液の上限温度を示しています。上の記号の場合、左は40℃が上限、右は60℃が上限となります。
洗濯処理記号の下にある横線は、洗濯作用(機械力)の強さを表しています。線が増えるほど、洗浄作用を弱くしなければなりません。つまり、左の場合は弱い洗浄作用で、右の場合は非常に弱い洗浄作用で洗濯しなければならないということを示しています。
アイロン仕上げ処理記号に付随している点は、アイロンの温度を示しています。点が増えるほど、アイロンの温度を高くして処理します。左は150℃が限度、右は200℃が限度としてアイロンをかけられることを示しています。
バツ印は禁止の意味を表しています。上の記号は、家庭で洗濯はできないという意味になります。
付加記号ではありませんが、チェックしておきたい記号もあります。
上の基本記号は、いずれも乾燥処理記号です。左の乾燥処理記号内の丸は、タンブル乾燥(乾燥機やドラム式洗濯乾燥機など、機械で洗濯ものを乾燥させつつ温風をあてて乾燥させる方法)が可能なことを示しています。中心の点は排気温度の上限を示しており、この場合の上限温度は60℃です。
右の乾燥処理記号内の縦線は自然乾燥を示しており、「吊り干しで乾かす方法を推奨」という意味を持ちます。
洗濯処理記号に手のマークがあるものは、手洗いができることを示しています。
そのほか、洗濯表示の詳細はこちらでも解説しています。ぜひご確認ください。
正しく洗濯をするために知っておきたい“洗濯表示”について解説!
洋服を長持ちさせる洗濯の仕方
洋服を長持ちさせるための洗濯の方法を解説します。
洗濯表示を確認しながら洗濯物を仕分ける
洗濯をする前に洗濯表示を確認して、洗濯物を「家庭用洗濯機で洗える物」「手洗いできる物」「クリーニングに出す物」に分けていきます。さらに、クリーニングに出す物以外については、白物と色・柄物に分けましょう。こうすることで色移りを防ぐことができます。
デリケートな洋服は洗濯ネットに入れて洗う
ストッキングやタイツ類のほか、ニットやシワが付きやすいデリケートな洋服は、洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。裏返した上で畳んで入れることで、洋服のダメージやシワを防げます。そのほか、装飾が付いた洋服も、裏返したうえでネットに入れて洗うのがおすすめです。装飾が取れるのを防止できるだけでなく、ほかの洋服に傷をつけるのを防ぐことができます。
ただし、洋服の表側に目立った汚れがある場合は、表のまま洗った方が良いでしょう。
手洗いできる物はなるべく洗濯機を使わない
手洗いできることを示すマークがある洗濯物は、なるべく洗濯機を使わないようにしましょう。洗濯機の弱水流で洗うこともできますが、型崩れしやすい物や、縮みやすいニットなどは手洗いした方が安心です。
洗剤はしっかり量って適量入れる
洗剤はしっかり量って適量を入れるようにしましょう。洗剤は多ければ汚れ落ちが良くなるわけではありません。洗剤が多すぎても少なすぎても洋服のダメージや色落ちの原因になってしまいます。
ニットや柔らかい生地のブラウスなど、デリケートな洋服には中性洗剤を使用するようにしましょう。中性洗剤は肌や繊維に優しい洗剤で、洋服の型崩れを防いでくれます。
大事な洋服・シワになりやすい洋服はクリーニングに出す
大切な洋服やシワになりやすい洋服は、クリーニングに出すようにしましょう。
クリーニング店に行く時間が取れない人には、宅配クリーニングの利用がおすすめです。自宅でクリーニングに出したい洋服を袋に詰めて、宅配業者に渡し、仕上がった洋服を自宅で受け取るだけ。クリーニングにかかる手間を減らすことができます。
洋服を長持ちさせるための保管方法
洗濯だけでなく、適切な保管方法も洋服を長持ちさせるために必要です。保管方法を誤ってしまうと、洋服の劣化や虫食いにつながります。正しい洋服の保管方法について見ていきましょう。
クローゼットの洋服を減らして、風通しの良い状態を保つ
クローゼットの中を詰めすぎると、高温多湿な環境になってしまいます。洋服にとって好ましい環境とはいえず、カビの原因となってしまうでしょう。クローゼットの洋服は極力減らすようにし、風通しの良い状態を保ちましょう。
クリーニング後のビニールカバーは必ず外す
クリーニング後の洋服にかかっているビニールカバー。かかったままクローゼットに収納してしまうかもしれませんが、洋服が傷む原因となってしまいます。カバー内に湿気がたまり、カビ・変色の原因となってしまいますので、カバーは取り外して収納しましょう。
カバーをかけたい場合は、不織布のカバーを選ぶことがおすすめです。
型崩れしやすいセーター類はハンガーに掛けずに畳んで収納
厚手の冬物のセーターをハンガーにかけて収納してしまうと、型崩れの原因となってしまいます。セーターは深さのある大きい収納ケースに立てて収納するようにしましょう。
収納スペースが確保できないなどの理由でハンガーにかけたい場合は、すべらない素材を使用したハンガーがおすすめです。ハンガー全体で洋服をキャッチするため、型崩れを防ぐことができます。
正しい洗濯、保管方法で大切な洋服を守る
ここまで、洗濯表示や洋服の正しい洗濯方法、保管方法について見てきました。洗濯表示を確認して洋服を仕分け、洋服の種類によってネットに入れたり中性洗剤を使用したりして洗濯しましょう。洗濯後の保管も、洋服を長持ちさせるうえで重要なポイントになります。
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洗濯の手間を減らしたいという方や、プロの手できれいに洋服を洗濯したいという方はぜひご利用ください。
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