2024年7月29日

片付けのコツとは?片付け前の準備や片付けの実態についても解説

片付けを習慣化すると、必要なモノをすぐ取り出せるようになり、ストレス解消にもつながるといったメリットがあります。しかし、なかには片付けが苦手で思うように作業が進まない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、片付けを始める前におすすめの準備や片付けを成功させるためのコツ、インターネットリサーチから見える片付けの実態について解説します。

目次

片付け前におすすめの準備とは?

片付けを始める場合、以下のような準備がおすすめです。

・ 時間を決める
・ ビフォーアフターがわかるよう片付け前の様子を記録する
・ 片付けが楽しくなる工夫を考える

それぞれの詳細をまとめましたので、きちんと押さえておきましょう。

時間を決める

あらかじめ片付けに充てる時間を決めておくと、「いつまでに終わらせるべきか」というタイムリミットが発生するため、集中して作業しやすくなります。また、目標を定めることで達成感やモチベーションアップにもつながるでしょう。

1日5~10分の短時間でも構わないので、こまめな片付けを習慣化すれば、一回当たりの作業時間も短縮できます。

ビフォーアフターがわかるよう片付け前の様子を記録する

片付けを始める前と作業終了後のタイミングで、部屋の様子を写真や動画で撮影しておくとビフォーアフターが一目でわかるため、片付けの成果を実感しやすくなります。

また、片付け前後の変化を客観的に見ることで、気持ちも良い方向に変わるでしょう。

片付けが楽しくなる工夫を考える

片付けをやり遂げるためには、自分なりに工夫して楽しむことが大切です。

例えば、好きなアーティストの歌やお気に入りのBGMをかけながら作業すると、気分が盛り上がるだけでなく、雑音が消えて集中しやすくなります。ただし、テレビ番組や動画を見ながらの作業は手が止まってしまうため、ながら作業には適していません。

また、片付けのご褒美として好きなお菓子を用意するなど、終わってからが楽しみになる工夫をしておくこともおすすめです。

片付けを成功させるためのコツ

納得のいく片付けを実現するためのおもなコツは以下のとおりです。

・ 作業範囲を絞り込む
・ モノは全部出してから分ける
・ 収納場所は使用頻度やカテゴリに応じて決める
・ 動線を意識する

こちらも概要を詳しく紹介します。

作業範囲を絞り込む

いきなり部屋全体を片付けようとするのは、非常に時間がかかるのでおすすめできません。

まずはキッチン下の収納や靴箱など、小さい範囲から始めると、作業がスムーズに進みやすくなります。作業範囲を絞り込めば、キレイになったことを実感しやすくなり、モチベーションも維持できるでしょう。

モノは全部出してから分ける

収納に入っているモノを一度外に全部出すと、持っているモノの数や種類を把握できるようになります。そこから、「使う」「使わない」の基準で仕分ければ、不用品を効率的に処分できます。

また、事前に「1年以上使っていないモノは捨てる」といったルールを決めておくと、作業がスムーズに進むでしょう。

ただし、重要書類や思い出の品などは取捨選択が難しい場合があるため、それらは後回しにするのがおすすめです。

収納場所は使用頻度やカテゴリに応じて決める

片付けとは、「使ったモノを決められた場所に戻すこと」です。そのため、よく使うモノが収納の一番奥にあると、毎回の出し入れに余計な手間がかかり、結果的に片付けが難しくなる場合があります。

使用頻度が高いモノは、手を伸ばせばすぐ取れる場所や、引き出しを開けてすぐに取り出せるところに置くようにしましょう。人にとって使い勝手が良い位置は、立った状態で両手が届く範囲です。使用頻度の高いモノはこの位置に置きます。ほとんど使用しない軽いモノは上、重いモノは下へ置くと良いでしょう。

また、カテゴリ別や使用者別に収納場所を分けておくと、出し入れしやすいだけでなく、モノの種類や数も管理しやすくなります。

動線を意識する

日常生活や家事の流れをイメージしながら、適切な収納場所を決めることも大切です。モノを元の場所にすぐ戻せるようにしても、収納が動線を妨げる場所にあると、日々の暮らしに支障が出る可能性があります。

特に、玄関や廊下はスムーズな移動が重要な場所であるため、なるべくモノを置かないよう心がけましょう。

インターネットリサーチから見える片付けの実態とは?

片付けに関するよくあるお悩みや問題を知っておくと、どうすれば作業を効率化できるのかをイメージしやすくなるだけでなく、片付けに対するモチベーション維持にもつながります。

そこで、2024年3月に株式会社ダスキンが実施したインターネットリサーチ「おかたづけに関する意識・実態調査」の内容を抜粋し、一般生活者における片付けの実態を紹介します。

自宅の片付けの好意度

自宅の片付けが「好き」と答えた方は37%、「嫌い」と答えた方は34%となっており、それほど大きな差はありません。

「好き」の回答者構成を見ると、性年代別では30代男性や50~60代女性、同居家族構成別では夫婦二人暮らしや夫婦と小学生以上のお子さまがいる層が4割台と高めです。一方、「嫌い」の回答者構成では、夫婦と未就学児のお子さまがいる層が最も高くなっています。

また、作業別の好き嫌いの調査では、好きな作業は「不要なモノを捨てる」「使いやすいように収納する」がどちらも5割超です。一方、嫌いな作業では「収納スペースをお掃除する」「モノを出す」の割合が高くなっています。

片付けの情報源

片付けに関する情報源では、「TV番組」が5割弱で最も多く、1位を占めています。それに続く「インターネット検索・記事」「家族や親族から」「YouTube」はどれも2割前後となっており、「TV番組」が突出しているのがわかります。

一方、20~30代女性や夫婦と未就学児のお子さまがいる層では、「Instagram」が5割前後で最も多く利用されているのが特徴です。

片付けの最優先事項

片付けの最優先事項は「整理整頓されていること」がトップです。

日々の短時間の片付けでは、上記以外に「使いやすいこと」や「見た目を良く保つこと」の優先度も高くなっています。一方、時間をかけた片付けでは、整理整頓に加えて「快適であること」も重視されています。

片付けで苦労すること

片付けで苦労することとして、「モノが多すぎて収納できない」「収納場所が足りない」が上位に挙げられます。また、苦労する場所としては、「リビング」「キッチン」に続き、「寝室・居室」が上位です。

完成を待たずに終わらせる割合と理由

片付けを始めたけれど、2回に1回以上は片付けを完了せずに終わらせている方が40%、そのうち13%の方は毎回片付けを完了せずに終わってしまうと回答しました。

その理由として最も多かったのは「時間が足りない」で、特に夫婦と未就学児のお子さまがいる層でこの回答が多く見られました。ほかにも、「モノが多すぎて収納できない」「途中で飽きてしまう」などの回答があります。

片付けの満足度が低い方の割合と理由

自宅の片付けを行って「満足」している方は51%、逆に「不満」を感じている方は23%という結果でした。つまり、2割強の方は成果に満足せず、モヤモヤした気持ちのまま作業を終えていることになります。

満足度が低くなる理由には、以下のような内容が挙げられます。

・ モノが多すぎて片付けきれない
・ 家族が「必要」と言って捨てられない
・ 整理整頓が中途半端になる
・ 納得のいく収納ができない
・ キレイに片付けができたという実感がわかない

片付けをプロに頼んだ場合に期待すること

片付けを依頼する際、8割弱の方がプロの片付けに期待を寄せています。特に、以下のような項目に対する期待値が高めです。

・ 整理整頓されている
・ 使いやすい
・ 片付いた状態が長続きする
・ 見た目がキレイになる

また、プロに片付けを依頼したい場所は「キッチン」が突出して高く、その次に「リビング」が続きます。

まとめ

片付けは、快適な暮らしを実現するために欠かせませんが、一方で苦手・嫌いという方も少なくありません。しかし、必要な準備といくつかのコツを押さえておけば、短時間でも効率良く片付けられるようになります。

それでも、「片付けに時間を割けない」「いつも片付けが中途半端に終わってしまう」「片付けがうまくいかない」という方は、プロの手を借りるのも一案です。

ダスキンでは、お客様のご要望に合わせて片付けをサポートする「ご希望のおかたづけサービス」や、まずはプロのサービスを試してみたい方におすすめの食器棚や押し入れなど1ヵ所を片付ける「箇所別おかたづけサービス」を提供しています。

片付けにお悩みの方は、ぜひ一度ダスキンへご相談ください。

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