「洗濯物は太陽光でカラッと乾かしたい」「部屋干しではしっかり乾かない気がする」などと思う方は少なくないようです。しかし、部屋干しにはメリットもたくさんあり、多くの方におすすめしたい方法です。
この記事では、部屋干しのメリットに加え、よくあるお悩み別の対策方法、またおすすめの室内物干しも併せて紹介します。
目次
実は多い?部屋干しのメリット
部屋干しは、外干しができないときに仕方なくするもの、という方もいるかもしれません。しかし、あえて部屋干しを選びたくなるようなメリットも実は多く存在しています。
ここでは、部屋干しならではの7つのメリットを紹介します。
悪天候でも干せる
天気の影響を受けない点は、部屋干しの大きなメリットです。部屋干しであれば、雨の日が続く梅雨時にも、台風が来ていても洗濯物をため込まずに済みます。
外干しをすると、外出先で急な天候の変化に慌てることもあるでしょう。急いで帰宅したり、場合によっては時間をかけて干した洗濯物をもう一度洗い直すことになったりするかもしれません。
一方で部屋干しなら、天候を気にせず常に安定したペースで洗濯物を片付けられます。
時間を気にせず干せる
共働き世帯が増えた影響などから、日中に洗濯するのが難しい家庭も少なくないでしょう。仕事から帰宅し、夜に洗濯をまわすことはできても、朝まで外干しをしておくのは不安なものです。
部屋干しであれば、時間帯に関係なく都合に合わせていつでも干せることがメリットといえます。
ホコリや花粉が衣類に付かない
外気中には、ホコリや花粉・黄砂・PM2.5などのさまざまな物質が浮遊しています。洗濯後の濡れた衣類は、これらの物質が付着しやすい状況にあるため、外干しには大きなリスクがともなっているのです。外気にさらされることなく乾かせる部屋干しのメリットを実感できるでしょう。
紫外線から衣類を守れる
外干しを好む多くの方は、太陽光で衣類を乾かしたいと考えているのではないでしょうか。しかし太陽光の一部である紫外線は、黄ばみや色褪せなど、衣類を傷める原因です。特にデリケートな素材は、部屋干しをすることで紫外線による生地の痛みを防げます。
家事動線が短くて済む
洗濯機から干し場までが近く、家事動線を短縮できることも、部屋干しの大きなメリットです。濡れている洗濯物を抱え、屋外の干し場まで行くのは、決して楽な作業ではありません。洗濯は毎日行う家事でもあるため、回数を重ねるごとに大きな差を実感するはずです。
屋外のスペース不足を補える
部屋干しできる環境があれば、屋外の物干しスペースが足りないときにも柔軟に対応できます。例えば、いつもより多くの洗濯物が出たときや、洗濯物を溜め込んでしまった場合にも安心です。普段は外干しを基本としている場合でも、部屋干しについて考えておくことをおすすめします。
盗難のリスクが減る
部屋干しは、防犯面でも安心できる方法です。外干しでは、洗濯物が不特定多数の人の目に晒されてしまい、プライバシーを守れません。一人暮らしの方や帰宅が遅い方などは、盗難リスクを減らすためにも部屋干しを検討するとよいでしょう。
【悩み別】部屋干しの対策方法
メリットが多い一方で、部屋干しならではの課題があるのも事実です。ここでは、部屋干しのよくあるお悩み別に、おすすめの対策方法を紹介します。
部屋干しできる場所がない
そもそも部屋干しできるだけのスペースが確保できないというケースです。家族が多かったり、洗濯回数が多かったりする家庭では、特に深刻な問題でしょう。
スペース不足には、場所をとらない省スペース設計の室内物干しを選ぶのがおすすめです。室内物干しの種類は多く、さまざまなタイプから用途に合ったモノを選べます。
生乾き臭が気になる
部屋干しに積極的になれない方の多くは、生乾き臭に悩まされているのではないでしょうか。しかし、原因に合わせた対策を行えば、生乾き臭を抑えることが可能です。
部屋干し独特の生乾き臭は、洗濯後の衣類に残った雑菌が原因で発生します。これらを抑制するには、次のような対策をとることが大切です。
・ 部屋干し用の洗剤を使う
部屋干し専用の洗濯洗剤は、生乾き臭を抑える作用があるため、活用しましょう。
・ こまめに洗濯する
汚れたまま長時間放置された洗濯物は、雑菌が増殖する原因となります。溜め込まずに、こまめに洗濯する習慣をつけましょう。
・ 早く乾く工夫をする
早く乾かすことで、雑菌の繁殖を抑えられます。乾かし方の工夫は、次の章で詳しく紹介します。
・ 洗濯機を定期的にお掃除する
洗剤や干し方を工夫しても、洗濯槽に多くの雑菌が潜んでいては意味がありません。定期的にお掃除し、洗濯槽を清潔に保つことも重要です。
なかなか乾かない
太陽光が届きにくい室内は、洗濯物が乾きづらい環境です。次に紹介する方法を取り入れ、少しでも早く乾くように工夫してみてください。
・ 脱水時間を通常よりも長くする
部屋干しをするときは、意識的に長めの脱水時間を設定しましょう。続けて2回かけるのも効果的です。
・ 短時間だけ乾燥機にかける
洗濯が終わったら、部屋干しをする前に乾燥機にかけましょう。5分ほどの短時間でも、その後の乾きが早くなります。
・ 干し方を工夫する
洗濯物の間隔を広めにする、薄手の衣類と厚手の衣類を交互に干すなど、干し方を工夫しましょう。また、洗濯物をアーチ状に干すことにより風の通りがよくなり、乾燥時間の短縮にもつながります。
・ 部屋干しをする場所を工夫する
湿気がこもりやすい部屋の隅ではなく、風通しの良い部屋の中心部に室内物干しを置くなど、場所の工夫も必要です。
・ 除湿器を活用する
除湿器は室内の湿気を取り除き、部屋干しをする際に活用することで部屋干し特有の生乾き臭を抑えることができます。除湿器のなかには、送風機能や衣類検知機能が備わっている衣類乾燥除湿機もあり、衣類をより効率的に乾かすことができます。
・ サーキュレーターやエアコンを活用する
サーキュレーターを使用することで、乾燥までの時間を短縮することもできます。使用する際は窓を開け、空気の流れを生みだすことで空気の循環効率も高まり早く洗濯物を乾かすことができます。雨の場合は、エアコンを除湿モードで運転し、サーキュレーターと併用することで早く洗濯物を乾かせます。
・ アイロンをかける
あと少しがなかなか乾かないというときは、アイロンがけをして仕上げる方法を試してみてください。シワも伸びて、カラッと気持ち良く仕上がります。
見栄えが良くない
意外に深刻なのが、見栄えに関する悩みです。部屋干しをしていると、洗濯物が視界に入り、自宅にいるのにリラックスできないという方も少なくないでしょう。また、急な来客時には慌てるかもしれません。
見栄えに関する悩みは、室内物干しのやり方次第で解決できます。近年は、さまざまな種類の室内物干しが販売されているため、使いやすさだけでなく見栄えも考慮して選びましょう。
室内物干しの種類については、次で詳しく紹介します。
どんな人におすすめ?室内物干しの種類
室内で使える物干しの種類は多く、使用環境や使いやすさ、見た目などから選択可能です。ここでは、室内物干しを5つのタイプに分けて紹介します。
折りたたみ式・伸縮式物干し
洗濯物を干していないときには、折りたたんだり縮めたりして小さくまとめられるタイプの室内物干しです。
必要なときだけ取り出せるので、毎日は洗濯しないという一人暮らしの方に便利でしょう。また、物干しを収納するスペースに余裕がなく、少しでもコンパクトに収納したい方にもおすすめです。
パラソル式物干し
開いたパラソルのように、放射状に物干しが広がり、全方向に洗濯物が干せるタイプの室内物干しです。物干し部分が縦に2段並ぶタイプは、特に多くの洗濯物が干せます。
干すスペースを効率良く使いたい方におすすめです。
突っ張り式物干し
窓枠の上下に突っ張り棒を渡し、そこにかけた竿に洗濯物を干すタイプの室内物干しです。固定式で安定感があり、全体に太陽光が届くので洗濯物が乾きやすくなります。
竿を上下2段にかけられるタイプもあり、洗濯物の量が多い方にもおすすめです。
ワイヤー式物干し
向かい合う壁に設置した本体同士をつなぐようにワイヤーを張り、洗濯物を干すタイプの室内物干しです。ホテルの浴室に設置されているケースもあります。
ワイヤー式物干しはたわみやすく、人数が多い家庭でメインの物干しとするのは難しいでしょう。1回に干す量が少ない方や、ほかに物干しスペースがあり、追加で少しでも部屋干しスペースを増やしたい方におすすめです。
天井吊り下げ式物干し
天井から物干しが吊り下げられているタイプの室内物干しで、床が空くので場所をとりません。また、一見物干しには見えないシンプルなデザインが多く、見栄えが良いことも魅力的なポイントといえるでしょう。窓辺やエアコンの吹き出し口付近に設置すれば、乾きやすさも増して便利です。
室内物干しの置き場がない方、少しでも見栄えが良い方法を選びたい方におすすめです。
まとめ
部屋干しは、天候や時間を気にせず干せること、紫外線から衣類を守れることなど、さまざまなメリットがあります。部屋干し特有の生乾き臭は、洗剤や干し方の工夫で、原因となる雑菌の繁殖を防ぐことも可能です。
また、近年は多種多様な室内物干しが販売されており、悩みや住環境に合わせて選べば、より快適に部屋干しができるでしょう。
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