自宅のリビングや子供部屋に、ぬいぐるみがあるというご家庭も多いのではないでしょうか。身近なぬいぐるみですが、実は飾っているだけでもホコリをかぶるため、定期的な洗濯が不可欠です。長い間洗濯しないでいると、ダニやハウスダストが溜まり、アレルギーの原因になることも。特に幼いお子さんが日常的に触るぬいぐるみは、清潔にしておきたいものです。この記事では、ぬいぐるみの正しい洗い方や干し方、洗濯ができない場合の対処法などを解説します。
目次
ぬいぐるみが洗濯できるかどうかを確認する方法
洗濯する前に、自宅のぬいぐるみが洗えるかどうか確認しましょう。もし洗濯できなかった場合は、後述の「ぬいぐるみが洗濯できない場合の対処法」をご参考ください。
洗濯表示を確認する
2016年12月より、国際規格に合わせた新しい洗濯表示となりました。記号の形が変わり、数も増えています。古いぬいぐるみの場合、洗濯表示が現行のものと異なりますので、注意が必要です。
ぬいぐるみの洗濯表示は大きく「洗濯可能」「手洗い可能」「洗濯不可」の3つに分けられます。
桶に水が入っているマークは、洗濯可能を意味します。以前の旧洗濯表示では、洗濯可能が四角い洗濯機のようなマークで示されていました。マーク中の30や40といった数字は、水の上限温度のことです。
洗濯可能マークに「手」が付け足されたマークは、手洗い可能を意味します。旧洗濯表示の場合は、「手洗イ」と文字で表示されています。できる限り手洗いが推奨されていますが、洗濯機のデリケートコースでも洗うことができます。その際はおしゃれ着用洗剤を使用しましょう。
水が入った桶に、大きく×印が付いているマークは、洗濯不可を意味します。こちらは新旧共に同じマークです。
洗濯できないぬいぐるみの特徴
洗濯できないぬいぐるみは、以下のような特徴があります。
まずは「水に弱い素材が使われているもの」です。洗濯には不向きといえるでしょう。具体的には、合成皮革やリアルファー・ウール・中綿がポリエステル以外のものなどが挙げられます。いずれも洗濯すると、ひび割れたり縮んでしまったりして、元の形に戻せない場合があります。
次に「色落ちする可能性のあるもの」です。この場合は洗濯表示で洗濯可能となっていても、色落ちチェックをした上で洗濯するのが無難です。水で濡らしたタオルを軽く絞って、目立たない部分をこすってみましょう。タオルに色が移るようなら、洗濯は控えた方が良いでしょう。
ボタンを押すと動いたり音が鳴ったりする「機械や電池式のもの」は、洗濯することができません。機械の部分を取り外せる場合は洗濯できますが、脱着不可の場合は別の方法でキレイにするのがおすすめです。
特に目や鼻などの細かいパーツは接着剤で付けられていることが多いです。このように「接着剤を使用しているもの」は、原則として洗濯できません。
洗濯機洗いの手順
ここでは、洗濯機洗いの手順について見ていきます。洗濯で必要な洗剤や柔軟剤(共におしゃれ着用がおすすめ)・洗濯ネット・柔らかいブラシ・タオルを準備しましょう。
①リボンやタグなどの外せるパーツは外し、全体を軽くブラッシングして余分なホコリを落としましょう。その後ぬいぐるみを洗濯ネットに入れた上で、洗濯機に入れます。
②「おしゃれ着コース」「手洗いコース」「ドライコース」など、優しく洗えるコースで洗いましょう。
③通常の脱水では、ぬいぐるみに大きな負荷がかかってしまいます。脱水に入るタイミングで一度洗濯機から取り出し、ぬいぐるみをタオルで包んだ上で再度洗濯ネットに入れ、洗濯機へ戻しましょう。ぬいぐるみの大きさに合わせて、10秒~30秒ほど脱水します。
手洗いの手順
洗濯で必要な洗剤や柔軟剤(共におしゃれ着用がおすすめ)・バケツ・洗濯ネット・柔らかいブラシ・タオルを準備しましょう。
①リボンやタグなどの外せるパーツは外し、全体を軽くブラッシングしておきます。
②バケツに水と洗剤を表示どおり入れ洗濯液を作ります。
③ぬいぐるみを入れて、軽く押し洗いします。汚れが頑固な部分は、洗剤を含ませたスポンジや洗濯ブラシでたたき洗いするか、15分~20分程度のつけ置きも有効です。シミのある箇所には「シミ用の部分洗い洗剤」を使いましょう。
④汚れが落ちたら、洗剤をしっかりすすぎます。最低2回は水を入れ替えながら、泡が出なくなるまで続けましょう。
⑤水に柔軟剤を溶かし、10分程度つけ置きします。その後は同じようにしっかりすすぎます。洗剤や柔軟剤の洗い残しは、変色やカビ・ダニの発生原因になってしまうので、念入りにすすいでおきましょう。
⑥ぬいぐるみをタオルで包み、洗濯ネットに入れて脱水を行います。10秒~30秒ほどが目安です。
洗濯したぬいぐるみの干し方
脱水が終わったらすぐに取り出し、ぬいぐるみの形を整えましょう。洋服ブラシなどの柔らかいブラシで毛並みを整えることで、ふんわりとした仕上がりになります。
乾かす際は必ず日陰に干しましょう。干し方は平干しが最適ですが、洗濯ネットに入れた状態でピンチハンガーに吊して干す方法もあります。ぬいぐるみを直接洗濯バサミではさむのは、型崩れの原因になってしまうので、避ける方が無難です。
ぬいぐるみが洗濯できない場合の対処法
先述の通り、洗濯できないぬいぐるみの特徴は「水に弱い素材が使われているもの」「色落ちする可能性のあるもの」「機械や電池式のもの」「接着剤を使用しているもの」でした。
合成皮革は皮専用クリーナー、色落ちする可能性があるものはぬいぐるみクリーナーや重曹のドライクリーニングを試してみて、それでも難しそうならクリーニング店に相談しましょう。後の2つは以下の方法でキレイにできます。
まずは、布団たたき(又は掃除機)・柔らかいブラシ・洗剤(おしゃれ着用洗剤がおすすめ)・タオル(2~3枚)を準備しましょう。
①リボンやタグなどの外せるパーツは外し、布団たたきや掃除機などを使って内側のホコリを叩き出します。
②ブラシを使って表面のホコリを払います。
③薄めに作った洗剤液にタオルを浸し、しっかり絞ってから全体の表面を拭きます。
④キレイな水に浸したタオルを固く絞り、全体の表面を2回ほど拭いて、洗剤を取り除きましょう。
⑤乾いたタオルで水気を取って、風通しの良い場所で陰干しします。
カビやダニの発生を防いで、清潔なぬいぐるみを傍に!
ぬいぐるみを自宅で洗う際は、洗濯表示をしっかりと確認し、素材に合わせて洗濯することが大切です。また、汚れや洗剤が残っていると、変色やカビ・ダニなどの原因になってしまいます。すすぎにくい繋ぎ目やくびれの部分は、特に注意しながら洗濯しましょう。
一方で、「ぬいぐるみを洗う時間がない!」「ぬいぐるみのホコリを取って欲しい」という方には、ダスキンの「家事おてつだいサービス」がおすすめです。 ダスキンが提供している「家事おてつだいサービス」では、お客様一人ひとりの要望に合わせて家事のお手伝い内容が決められます。洗濯・調理・掃除・買い物・花の水やり・ペットのまわりの掃除・靴磨きなど、自分のライフスタイルに合わせたサービスを、1回あたり2時間から利用することができます。
大切なぬいぐるみを手軽にキレイにしたいなら、「家事おてつだいサービス」を利用してみるのはいかがでしょうか。余った時間は観たかったテレビドラマを見たり、家族団欒の時間に充てたりと、自由に使うことができます。ダスキンのサポートを受けて時間を上手に使い、ゆとりのある生活を手に入れましょう。
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