2025年7月11日

自宅でスニーカーを洗いたい!素材ごとの洗い方の手順や靴を洗うときの注意点を紹介

衣類や下着を日々洗濯するのと同様、スニーカーも定期的なお手入れが必要です。

大切なスニーカーを傷めず長持ちさせるためには、素材に合わせた洗い方や手順を守ったお手入れが大切です。

本記事では、自宅でスニーカーを洗うための方法や注意点を解説します。

目次

洗剤?重曹?スニーカーを洗う際に準備するモノは?

スニーカーを洗うときは、以下のモノを用意しましょう。


種類 補足事項
ブラシ類 柔らかい毛のブラシ
靴専用のブラシがなければ古い歯ブラシで代用可能
スニーカー用洗剤 スニーカー用洗剤がなければ固形石鹸・洗濯用洗剤で代用可能
洗面器 スニーカーが完全に浸かるサイズのモノ
タオル 水気を拭き取るための乾いたモノ

汚れがひどい場合は、重曹や酸素系漂白剤の使用がおすすめです。メラミンスポンジやスニーカー専用消しゴムがあると、ソールのガンコな汚れを落としやすいです。

アルカリ性洗剤は黄ばみの原因になるため使用せず、中性洗剤を基本的に使用しましょう。

スニーカーの汚れ具合によって洗剤を使い分けることで、お気に入りのスニーカーを長く履き続けられます。

スニーカーの洗い方の手順

ここからは、素材ごとに適した洗い方の手順を詳しく解説します。素材によって洗い方が異なるため、お持ちのスニーカーに合った方法を選びましょう。

キャンバススニーカー・メッシュ地のスニーカー

① スニーカーの汚れを落とす
スニーカーのホコリをはらいます。その際、スニーカーの中敷きや靴紐を外しておくと、ホコリがキレイに取れて隅々まで洗いやすくなります。ソールやつま先の汚れも忘れずに落としましょう。

② スニーカーを浸け置きする
洗面器にぬるま湯を入れて洗剤を溶かしたら、スニーカーを1時間程度浸けます。洗剤を溶かすよりも先にスニーカーをぬるま湯の中に入れてしまうと、汚れがスニーカーにしみ込んでしまう可能性があります。必ず洗剤を溶かした後にスニーカーを入れましょう。

③ スニーカーをブラシで洗う
ブラシに洗剤を少量付け足し、やさしくこすり洗いをします。内側は歯ブラシを使うと洗いやすいです。靴底の細かい溝に詰まったモノがあれば竹串などで取り除きましょう。外しておいた中敷きや靴紐もこすり洗い・もみ洗いします。

④ スニーカーをぬるま湯ですすぐ
洗剤のすすぎ残しは変色やシミの原因になります。細かい部分までしっかりブラシでこすりながらすすぎ、洗剤を落としましょう。特に継ぎ目の部分は汚れや洗剤が残りやすいので、入念にすすぎます。水が濁らなくなるまですすいだら、軽く水気を切り、乾いたタオルなどでしっかり拭き取ります。

⑤ スニーカーを乾かす
最後は風通しのいい日陰でスニーカーを乾かしましょう。その際、早く乾かそうとスニーカーを日向に置いてしまうのは厳禁です。色あせやゴムの硬化を招いてしまいます。スニーカーへのダメージを防ぐために、日陰で干すことが大切です。

レザースニーカー

① スニーカーの汚れを落とす
水やぬるま湯で濡らして固く絞ったタオルなどでスニーカーの表面を軽く拭き、土や砂などの落とせる汚れを落とします。中敷きや靴紐は、洗剤を溶かしたお湯に浸け置きし、こすり洗いやもみ洗いで汚れを落としましょう。

② スポンジに中性洗剤を含ませる
10倍ほどに薄めた中性洗剤をスポンジに含ませ、泡を作ります。

③ レザー部分を泡でこする
アッパーなどのレザー部分を作った泡でやさしくこすりましょう。

④ レザー部分の泡を拭き取る
乾いたタオルでレザー部分についている泡を拭き取ります。その後、水で濡らして固く絞ったタオルを使い、残った泡をキレイに拭き取りましょう。

⑤ ソールの汚れを落とす
最後にソールの汚れに取りかかります。軽い汚れはクリーナーやブラシなどで落とします。ガンコな汚れは、水を染み込ませたメラミンスポンジや消しゴム(文房具・靴専用どちらでも可)でこするのが有効です。それでも汚れが落ちなかった場合は、タオルにエタノールを含ませて拭き取る方法もあります。

※レザー部分のコーティングが剥がれる場合があるので、エタノールはソール部分のみに使用してください。

スニーカーの洗い方の注意点

続いて自宅でスニーカーを洗う際の注意点について解説します。

洗い方はスニーカーの素材に合わせる

スニーカーは、素材によって水洗いできるモノとできないモノがあります。例えば、布やメッシュ・ゴムは水洗い可能ですが、天然革やエナメル・スエード・ムートンは水洗いに適していません。装飾のついたスニーカーや、いくつかの素材が組み合わさっているスニーカーも、水洗いを避けた方がよいとされます。

また、水洗いが適しているスニーカーでも、洗い方はさまざまです。洗う前に必ず洗濯表示や取扱説明書を確認しておきましょう。

素材に適した洗剤を使う

ひとくちにスニーカー用洗剤といっても、水洗いタイプや浸け置きタイプ・拭き取りタイプなど種類はさまざまです。スニーカーの素材によって使用できる洗剤・できない洗剤も異なります。万が一、間違った洗剤を使用してしまうと、生地を傷めてしまったり変色の原因になったりします。

例えば、レザーやスエードなどの革製品は水洗いできないため、クリームやシートなどで拭き取るタイプの洗剤が適しています。

強くブラッシングしない

ブラシで汚れを落とす際は、力を入れてこすると生地を傷めてしまう可能性があります。特に天然染料で染めたタイプは、強く洗いすぎると色落ちが早くなります。

汚れが落ちにくい場合はブラシで強くこするのを避け、洗剤や重曹、使用可能な場合は酸素系漂白剤での浸け置きの時間を一晩に延ばしたり、水でペースト状にした重曹を研磨剤代わりに使ったりすることを試してみましょう。面積の小さな汚れを落とす場合は、古くなった歯ブラシを使うと便利です。

風通しのよい日陰で乾かす

スニーカーを乾かす際は、風通しのよい日陰で乾かしましょう。高温で乾かす乾燥機やドライヤーを使ったり、直射日光に当てたりすると、型崩れや色落ちが起きてしまう場合があります。

少しでも早く乾かしたい場合は、すすぎ洗いの後に自宅の洗濯機で脱水をかけます。キャンバス・メッシュ地など柔らかい素材のスニーカーは、中にタオルを詰めて脱水することで型崩れを防げます。

スニーカーを干す際は、スニーカーの内側に乾いたタオルや新聞紙を入れておくのがおすすめです。この時スニーカーをそのまま置くのではなく、壁や段差を利用してかかとを立てた状態で斜めに干すと、通気性がよくなるためより乾きやすくなります。

靴紐や中敷きを取り外す

スニーカーを洗う前に、スニーカーから靴紐や中敷き(取り外せる場合)を取り外しましょう。取り外せば、スニーカーの中まで洗いにやすくなります。取り外さないとうまく洗えず、汚れが残ってしまうかもしれません。

スニーカーの中敷きの洗い方は?

スニーカーの中敷きは足の汗を最も吸収する部分であるため、定期的に洗いましょう。

基本的な洗い方は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け、軽くブラシで汚れを落とします。強くこすると素材を傷めるため、やさしく洗うことがポイントです。

洗った後は完全に自然乾燥させます。ドライヤーや直射日光での乾燥は変形の原因になるため避けましょう。

中敷きを洗う頻度は、そのスニーカーを使用する頻度によって異なりますが、夏場や運動後などの汗をかきやすいときは頻度を上げるとよいでしょう。ニオイが気になる場合は重曹を使った浸け置きが効果的です。

どうしてもニオイが取れない場合は、新しい中敷きに交換することも検討してみてください。

スニーカーは洗濯機で洗える?

スニーカーは基本的に洗濯機で洗うことが可能です。スニーカー以外だと、上履きや布製の靴などが洗濯機で洗えます。

また、スニーカーを洗濯機で洗うときは、スニーカーや洗濯機を傷めないよう以下の点に注意して使うようにしましょう。

【洗濯機を使う際のポイント】
・事前に靴底の泥や小石を取り除く
・靴専用の洗濯ネットを使用する
・靴紐や取り外し可能な中敷きは別の洗濯ネットに入れる
・衣類とは必ず分けて洗う
・酸素系漂白剤や柔軟剤の使用は避ける

洗濯機で洗う場合、手洗いに比べて時間や手間が短縮できる点が大きなメリットです。

靴のニオイが気になる!ニオイを取る方法と予防方法

スニーカーのイヤなニオイの正体は、足の汗や湿気によって繁殖したバクテリアです。

足には体の他の部分より汗腺が多く、1日でコップ1杯分もの汗をかくと言われています。密閉された靴の中で、この汗から雑菌が繁殖しイヤなニオイを発生させます。

イヤなニオイを取る方法や予防する方法は以下のとおりです。



効果的な消臭・予防方法 補足事項
消臭スプレーをかける 即効性があるため一時的に消臭ができる
重曹を活用する タオルや靴下に包んで靴の中に入れておくと、消臭効果と吸湿作用でニオイを軽減できる
10円玉を入れる 銅イオンの殺菌効果で雑菌の繁殖を抑制できる(片方で2枚程度が目安)
通気性を確保する 使用後は風通しのよい日陰で完全に乾かすことで、ニオイを軽減できる
清潔なソックスを履く 吸湿性のよい素材のソックスに履くことで、雑菌の繁殖を抑制できる
中敷きを交換する 適宜洗うかニオイが気になったときに交換して、ニオイを軽減でき、雑菌の繫殖も抑制できる

取り入れやすいことから始めて、イヤなニオイを軽減・予防しましょう。

スニーカーの正しい洗い方をマスターして、キレイに長く履こう!

ここまで、スニーカーの素材に合わせた洗い方や洗う際の注意点について解説しました。スニーカーの素材に合わせて洗剤を選び、やさしく汚れを落としたり、きちんと水気を切って日陰で乾かしたりすることで、大切なスニーカーをキレイに長く履くことができます。

一方で、「お気に入りのスニーカーを洗う時間がない!」という方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、家事代行サービスです。

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