冷蔵庫の中が散らかってしまい、「どこに何があるか把握できず知らないうちに食材が傷んでしまった」という方は多いのではないでしょうか。冷蔵庫の中は、食材を保管する場所のため清潔な状態を保ちたいもの。この記事では、冷蔵庫の中をスッキリさせる収納方法やお掃除について解説します。
目次
【場所別】冷蔵庫に入れるもの
冷蔵庫内をスッキリさせるためには場所ごとに入れておくものを決めておくことがおすすめです。まずは場所別に入れるものや、食材の保存方法について見ていきましょう。
冷蔵室
冷蔵室の平均温度は2~6℃に設定されています。ここには使用頻度が高く、日常的に使うことが多い食材を入れると良いでしょう。
冷蔵室は三段に分かれているので、例えば、上段にはペットボトルや缶の飲料など保存期間の長いもの、中段には常備菜や卵など使用頻度の高いもの、下段には作り置きおかずなどのすぐに消費したいものを入れることがおすすめです。下段は、作った料理を鍋のまま収納できるように常にスペースを空けておくと便利でしょう。
チルド室
チルド室の平均温度は0~3℃と冷蔵室より低いため、鮮度を保ちたい肉や魚を入れると良いでしょう。また、納豆・キムチ・チーズなど、発酵食品の発酵を遅らせたい場合もチルド室に入れるのがおすすめです。
一方、水分の多い食材は凍ってしまう可能性があるので、チルド室に入れることは避けましょう。
ドアポケット
ドアポケットは、ドアの開閉により温度が変化しやすい場所です。調味料など傷みにくいものや、保存期間の長いものを入れましょう。
野菜室
野菜室は、野菜や果物の鮮度を保ちやすくするために3~8℃に設定されています。しかし、かぼちゃやさつまいもなど、野菜室に入れることが適していない野菜・果物もあるため注意が必要です。
野菜室に野菜・果物を入れるときは、それぞれの大きさや形、特徴に最適な保存方法を心がけましょう。根菜類は新聞紙に包む、葉物野菜は立てて保存するなどすることで、より鮮度を保ちやすくなります。
冷凍庫
冷凍庫は、冷凍食材だけでなくキノコや味噌、チーズやパン・フルーツ・ごはん・肉なども冷凍保存できます。食品ロスを予防するためにも、上手に活用しましょう。しかし、生野菜や豆腐などのように冷凍に適していない食材もあるため、食材を冷凍庫に入れる前に入れても問題ないか確認しましょう。
冷蔵庫を整理するコツ
ここからは冷蔵庫を整理するコツについて見ていきましょう。
冷蔵室・冷凍室に入れるものの量
冷蔵室には食材を詰め込まないようしましょう。ある程度の空間を空けて収納することで、冷蔵室内の冷気の通り道を作ることができ、効率的に庫内を冷やせます。また、食材のある位置も分かりやすくなるため、食品ロスを防げるでしょう。
一方、冷凍室には食材をできるだけ隙間なく収納することで凍った食材自体が保冷材の役割をして、食材同士で冷やすことができます。そのため、なるべく詰めて入れるのがおすすめです。
しかし、冷凍室がいっぱいでは、食材の追加や、急ないただきものがあった時に困ってしまいます。そのため冷凍庫にも空間を空けておき、空いたスペースに保冷剤や水を入れた容器を入れておくと良いでしょう。
食材の定位置を決める
冷蔵庫内にそれぞれの食材の定位置を決めておくことで、庫内が散らかりにくくなります。食材を探す時間の短縮にもなり、電気代の節約や料理時間の短縮にもつながるでしょう。
用途ごとに収納する
朝食セット・おやつセット・お酒・調味料など、あらかじめまとめて収納しておくことで、探す手間が省けます。急いでいるときにも簡単に取り出すことができるため便利です。
仕切りを作る
プラスチックケースやブックスタンドなどで仕切りを作ると、冷蔵庫の中が整理されてスッキリします。また、調味料を立てて収納するスタンドがあると、ドリンクコーナーの一角に上手く収納できるでしょう。
食材を見やすく入れる
収納方法を工夫することで、冷蔵庫内がかなりスッキリします。プラスチックケースに入れてマスキングテープなどでラベリングすると、見やすくなるだけでなく、食材の位置を定めやすくなるでしょう。このとき使うケースは中身が見えないものではなく、透明のものがおすすめです。
野菜室の整理方法
大きい野菜は適当にカットしてジッパーバッグに入れたり、ラップに包んでから収納したりすると野菜室を整理しやすくなるでしょう。また、立てられる野菜は立てて入れることで横にするより収納スペースが取られないので、スペースを広く使うことが可能です。
野菜室が野菜についた土で汚れるのを防ぎたい場合は、紙袋などに野菜を入れてから野菜室に入れると良いでしょう。
冷凍室の整理方法
冷凍食品は立てて入れやすいものが多いので、多くものを入れるためにも立てられるものは立てて入れましょう。
冷凍庫には鮮度を保つため冷凍食品以外の食材も入れることがあるかと思いますが、量が多いと収納しづらくなってしまいます。そこで、冷凍庫に入れる前に小分けにしてから入れるようにしましょう。小分けにすることで収納しやすくなるだけでなく、食材を使う時もわざわざ分量を量る必要がなくなります。
冷蔵庫掃除は汚れに気付いたらサッとやる
冷蔵庫の中は食材から出るドリップやこぼれた調味料、野菜の泥などによって汚れやすい場所です。汚れを放置すると衛生的にも好ましくない状態になり、雑菌やカビが繁殖してしまいます。
そこでおすすすめなのが「ついでおそうじ(※)」です。普段、冷蔵庫を開けたときの「ついで」に、野菜クズなどのゴミがあればさっと捨てましょう。液だれがある場合は、水に浸して固く絞ったふきんや、マイクロファイバーのクロスで拭きます。ふきんやマイクロファイバーのクロスにアルコール除菌剤をスプレーして拭くことで、除菌もできます。
もし「ついでおそうじ」が難しければ、休日にまとめてお掃除しましょう。まずは、窓を開けて換気扇を回して空気が流れるようにします。掃除機などを使って冷蔵庫の外側のホコリを取り除き、水に浸して固く絞ったふきんで軽い汚れを拭き取ります。最後に乾いたふきんで残った水気を拭き取ったらお掃除完了です。
(※)上記「ついでおそうじ」は、株式会社ダスキンの登録商標です。(登録第5744384号)
スッキリした冷蔵庫を維持しよう
冷蔵庫をスッキリさせることで、食材が取り出しやすくなり、また、お掃除のしやすさから清潔な状態を保つことにもつながります。
しかし、すでに汚れてしまっている冷蔵庫を掃除するのは手間がかかります。お掃除のための時間が取れないという方は、プロに依頼するのがおすすめです。ダスキンの「冷蔵庫内クリーニング」では、お掃除のプロがご家庭の冷蔵庫内をキレイに洗浄します。ドアポケットや棚を取り外して洗浄するため、普段お掃除できていない部分をキレイにすることができます。ドアパッキンにこびりついた汚れも取り除くなど、隅々までお掃除します。料金は19,800円(税込)~となっています。
※サービス料金等は2024年4月1日時点の情報となります。最新情報は「冷蔵庫内クリーニング」ページよりご確認いただけます。
また、冷蔵庫以外の場所のお掃除もご依頼可能です。水まわりだけやお家全体など、お掃除が必要な場所に合わせてメニューをお選びいただけます。ご要望は、事前の打ち合わせで詳細にお聞きいたします。オーダーメイドのきめ細かなサービスをお届けします。お掃除でお悩みの方は、ぜひダスキンにご相談ください。
お掃除の詳細はこちら>
-
冷蔵庫内クリーニング
気になるけど、日ごろなかなかできない冷蔵庫内のお掃除。壁面や棚、ポケットなど隅々まで汚れを落として、キレイに仕上げます。
-
お掃除
定期的にお宅を訪問し、お部屋をキレイにします。お掃除場所や内容などのご要望を、お客様と事前に細部までお打ち合わせ。忙しいお客様に代わって、いつもキレイで心地いい空間づくりをお手伝いします。