家で見かける蜘蛛(クモ)の種類|生態や見分け方、咬まれた時の対処法を解説

2026年2月25日

家で見かける蜘蛛(クモ)の種類|生態や見分け方、咬まれた時の対処法を解説

家の中で蜘蛛を見た経験がある方は多いのではないでしょうか。蜘蛛の多くは、害虫を食べてくれる益虫といわれますが、中には毒を持った蜘蛛もいます。

本記事では、家で見かける代表的な蜘蛛の種類とそれぞれの特徴を解説します。家に蜘蛛を発生させない方法や駆除方法、毒蜘蛛に咬まれた場合の対策方法も紹介するため、蜘蛛の被害に困った時の参考にしてください。

目次

家の中によく出る蜘蛛(クモ)の種類

家の中によく出るおもな蜘蛛の種類は、以下のとおりです。

人体に有害な毒を持っている蜘蛛もいるため、それぞれの特徴を詳しく解説します。

ハエトリグモ

サイズ 毒の有無 見た目の特徴
1センチ程度 なし ● 小さな体に対して足が太い
● 体色は茶褐色や灰褐色が多い

ハエトリグモは小さな個体で、正面にある2個の大きな目と、体に対して太い足が特徴です。世界では6,000種類以上が確認されており、日本だけでも100種類弱確認されています。

ハエトリグモは日本全国に広く分布しています。国内の建物内でよく見られるのは、アダンソンハエトリ、チャスジハエトリ、ミスジハエトリなどです。名前のとおりハエを食べるだけでなく、蚊やゴキブリの幼虫なども食べます。網を張らず、小さく飛び跳ねながら徘徊し、ハエなどの小さな虫を見つけると飛びついて捕食します。

人を咬むことはなく、毒も持ちません。家の中では秋頃に見かける場合が多いです。

アシダカグモ

サイズ 毒の有無 見た目の特徴
10センチ以上(足の長さを含めた場合) なし ● 足が長い
● 体色は灰褐色

アシダカグモは足の長さが特徴的な蜘蛛です。体長は1~3センチ程度ですが、足の長さを含めると10センチ以上になります。

アシダカグモは世界で約180種が確認されており、日本国内では3種の生息が確認されています。全国的に生息していますが、比較的西日本に多いです。

夜行性のアシダカグモは網を張らず徘徊し、ゴキブリやハエを食べます。特に暖かい時期に活発に活動し、ゴキブリなどの餌がいる家の中に棲み着く傾向です。

刺激を与えない限り人間を咬むことはほとんどなく、人に危害を加える毒もありません。

イエユウレイグモ

サイズ 毒の有無 見た目の特徴
0.7〜1センチ程度 なし ● 足が細長い
● 体色は薄い灰色

イエユウレイグモは、細く長い足が特徴的な蜘蛛です。世界中に生息しており、日本国内では暖かい地域(本州以南)で見られます。コバエなどの小さな虫を捕食するために、屋内の天井や壁などの隅に網を張ります。

おとなしく、動きもゆっくりとしており、毒は持っていません。

セアカゴケグモ

サイズ 毒の有無 見た目の特徴
オス:0.3~0.5センチ程度
メス:1~1.5センチ程度
あり(毒性は強め) ● オス:体色は灰白、腹部の背面に2本の黒い縦縞
● メス:体色は黒、腹部の背面に赤色の縦条

セアカゴケグモは動きが俊敏な蜘蛛で、全国各地に生息しています。オスとメスで見た目が大きく異なる点が特徴です。日当たりがよく、乾燥した排水溝や金属柵など地面から約30センチ以内の位置に巣を作り、地面を這う昆虫などを捕食します。

また、セアカゴケグモは、日当たりのよい溝の周辺や長く放置したスリッパやサンダルなどに潜みやすいです。セアカゴケグモは自ら人を咬むことはなく、潜んでいる場所に人が誤って手を入れたり、スリッパやサンダルをはいたりした時に咬むことがあります。

メスには強力な毒があり、咬まれると針で刺されたような強い痛みを感じます。咬まれた箇所に関わりなく全身に強い痛みが生じたり、吐き気や呼吸障害が伴ったりする場合もあります。オスにも毒はありますが、ほとんど害はありません。

イエオニグモ

サイズ 毒の有無 見た目の特徴
オス:0.4〜0.5センチ程度
メス:0.9〜1.2センチ程度
なし ● 体色は灰色がかった褐色

イエオニグモは、灰色がかった褐色の体色を持つ蜘蛛です。温帯に広く分布しており、日本では本州以南に多く生息しています。

昼間は軒下や物陰に隠れており、薄暗くなると活動を始めます。夜の間は巣を広げて獲物がかかるのを待ち、朝方になると巣の一部を崩して再び物陰に隠れるケースが多いです。

ジョロウグモ

サイズ 毒の有無 見た目の特徴
オス:0.6〜1センチ程度
メス:2〜3センチ程度
あり(毒性は弱め) ● オス:体色は暗褐色
● メス:腹部に赤い模様

ジョロウグモは、メスの腹部に鮮やかな赤い模様がある比較的大型の蜘蛛です。

メスと比べてオスの方が、小さい点が特徴です。また、メスの腹部は目立つ赤色をしている一方で、オスの体は暗褐色であまり目立ちません。

ジョロウグモは、林道や渓流、公園、家屋の軒先など、さまざまな場所に生息しています。毒はあるものの毒性は弱く、症状は虫刺され程度です。

どこから入ってくる?家に蜘蛛(クモ)がいる理由

なぜ家の中に蜘蛛が現れるのでしょうか。それにはいくつかの原因があります。以下では、クモが現れるおもな理由を見ていきましょう。

侵入経路がある

家の中に蜘蛛がいる理由のひとつとして、侵入経路の存在があります。

蜘蛛の体は小さいため、わずかな隙間があれば侵入できます。おもな侵入経路は以下のとおりです。

なお、セアカゴケグモは、巣の糸が強いため切れにくく、靴などを介して別の場所に運ばれたり屋内に持ち込まれたりする場合があります。そのため、糸に子グモがついていると、運ばれた先に棲みつくこともあります。

家の中に蜘蛛(クモ)の餌がある

蜘蛛はゴキブリ、ハエ、コバエ、アリ、コガネムシなどを餌とします。そのため、餌となる害虫が家に潜んでいると、餌を求めて家の中に侵入します。

そのため、蜘蛛の餌となる害虫を家の中に侵入させないことも重要です。

害虫の対策・駆除方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

▶関連記事:<ゴキブリ対策に役立つ>ゴキブリの種類・生態について解説
▶関連記事:どこから入ってくる?やっかいなコバエの対策方法
▶関連記事:アリの生態と駆除方法|アリの被害が大きくなる前にしっかり駆除することがオススメ

毒蜘蛛(グモ)に咬まれた時の対処法

万が一、毒蜘蛛に咬まれたら、まず傷口を流水や石鹸水で洗いましょう。痛みが強い場合は、傷口を氷などで冷やすと、痛みを緩和できる可能性があります。

なお、セアカゴケグモなど毒性の強い蜘蛛に咬まれた際は、早めに医療機関を受診してください。毒性の強い蜘蛛に咬まれた場合、全身にしびれ、痛みなどの症状が出るリスクがあるため注意が必要です。

家に蜘蛛(クモ)を発生させない方法

家に蜘蛛を発生させないためには、どんな対策ができるでしょうか。以下で、蜘蛛を発生させない方法を解説します。

蜘蛛(クモ)を駆除する

効果的な蜘蛛の駆除方法としては、殺虫剤を噴きかけることです。ペットや小さなお子さんがいる場合など、殺虫剤を使いたくない場合は、凍結スプレーで蜘蛛を凍らせて駆除しましょう。

蜘蛛の駆除方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

▶関連記事:クモを駆除・クモの巣を除去する|クモ・クモの巣の基本を知って、適切に駆除しましょう

蜘蛛(クモ)の餌となる害虫を駆除する

蜘蛛は餌を求めて家の中に侵入する場合があるため、餌となる害虫を駆除すれば侵入する確率は低くなるでしょう。

害虫の駆除方法のひとつは、殺虫剤を使うことです。家の中で発生している害虫に合わせた専用の殺虫剤があるため、それぞれにあった殺虫剤を使い駆除しましょう。

また、定期的にお掃除をして清潔な環境を保ち、蜘蛛の餌となる害虫や蜘蛛自体が寄りつきにくい環境を作ることも大切です。

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今回は、家の中によく出るおもな蜘蛛を6種類紹介しました※。蜘蛛の多くは、人に危害を加えることはほとんどありませんが、中には毒を持っている蜘蛛もいます。また、蜘蛛を一度駆除しても、別の蜘蛛が同じ場所に巣を張る場合もあるため注意が必要です。

蜘蛛を徹底的に駆除・予防したい場合は、プロに任せるのがおすすめです。ダスキンの「不快害虫駆除サービス」では、事前調査を丁寧に行ったうえで、蜘蛛の巣を徹底的に除去します。

また、薬剤でコーティングすることで、蜘蛛が寄りつきにくい環境を作ります※。蜘蛛や巣を徹底的に駆除したい方は、ぜひダスキンの不快害虫駆除サービスの利用を検討してください。

※屋内にいる巣を張らない徘徊型のクモは対象外です。

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