2021年7月31日
どこから入ってくる?やっかいなコバエの対策方法
知らない間に繁殖し、室内を飛び回るコバエ。一体どこから侵入・発生しているのでしょうか。
この記事では、コバエの侵入や発生を防ぐ方法をご紹介します。コバエの生態・種類をよく知った上で、適切な対策を行いましょう。
目次
そもそもコバエとはどんな虫?
目ではわかりにくい2mm以下の飛ぶ虫を「コバエ」と呼んでいますがさまざまな種類がいます。いくつかの代表的な種類について特徴を見ていきましょう。
チョウバエ
チョウバエは、体長1~5ミリ程度のコバエです。他の種類のコバエと比較すると大きな個体となります。体の表面を覆う毛がチョウに似ていることからチョウバエと呼ばれています。体色は灰白~黒で、羽が大きいのが特徴です。
主な生息地は湿地や沼などで、夜行性です。日中は壁にとまっていることが多いです。幼虫は、下水管の中のヘドロだけでなく、浴室などの排水口にも発生します。
ノミバエ
ノミバエは体長2ミリ程度のコバエです。背中が丸まっており、俊敏で後ろ足が長く、ノミに似ていることからノミバエと呼ばれています。ノミバエは主に台所やごみ箱の周辺から発生します。また、動物の排泄物から発生することもあります。生ごみや腐った動植物を好み、精肉などの食品にも産卵します。
ショウジョウバエ
ショウジョウバエは丸みのある黄赤色の体と赤い目が特徴で、体長は2~3ミリ程度です。生ごみに発生し、発酵食品にたかることが多いため、家の台所でよく見かけます。特に腐った果物、酢、アルコールを好みます。
クロバネキノコバエ
クロバネキノコバエは黒っぽく細長い体型をしており、体長は2ミリ程度です。観葉植物の腐葉土に混ざった卵がかえることにより、室内に発生します。日当たりが悪く湿った鉢植えがあれば、屋外でも発生します。主に観葉植物や土に生えるキノコを養分にして育ちます。
コバエはどこから入ってくるの?
コバエは小さいため、破れた網戸や目の粗い網戸、窓と網戸の隙間など、わずかな隙間から室内に侵入します。また、玄関やベランダを開け閉めする際にも入ってくることがあります。
コバエによる被害
コバエの被害としてまず挙げられるのは、視界の中で飛び回ったり、食品に群がったり、大量発生したりするのを目にした際の不快感です。
また、糞尿や腐敗物に群がるため、雑菌を運ぶこともあります。
こんな場所にコバエが発生しやすい
コバエが発生しやすい場所は水まわり、ごみが置いてある場所です。浴室や洗濯機の周辺、キッチンの排水口・排水管内でよく見られます。排水口のトラップを掃除せずにいると、溜まった汚れから発生します。
また、三角コーナーなどに捨ててある生ごみや、食べ残しが置いてある場所にも発生します。アルコールや有機土を好むコバエもいるため、アルコールの入っていた容器や鉢植えにも発生しやすいです。
コバエの発生対策
コバエが発生しないよう普段からできる対策を紹介します。
生ごみを適切に処理する
コバエは生ごみのニオイを敏感に察知します。生ごみはすぐに袋に入れて密閉し、ごみ出しをするまではニオイが漏れないよう保管しておきましょう。袋はニオイが漏れない袋を使用し、生ごみを入れる前には水切りを行うことが大切です。
水まわりを掃除する
コバエは水まわりを好みます。そのため、台所や浴室、トイレの掃除を念入りに行いましょう。特に、排水口は垢や汚れなどが溜まりやすい場所です。頻繁に掃除して、清潔に保ちましょう。
侵入経路になる隙間を減らす
コバエが外から侵入してくる場合は、侵入経路を塞ぎましょう。網戸から侵入している場合は、網目が細かい網戸に変えてください。他にも窓やドアの隙間に隙間テープを貼ったり、換気扇や換気口に網を取り付けたりして侵入経路を塞ぐとよいでしょう。
食料品を放置しない
食卓に食料品を放置しないこともコバエ対策に有効です。飲み残し、食べ残しはコバエの大好物。そのまま放置しておくとコバエを呼び寄せてしまいます。コバエの中にはアルコール類を好むものもいます。空き缶などはきちんと水ですすいで捨てるようにしましょう。
ペットを飼育している場合は、ペットの食器やトイレにも注意が必要です。食べ終わったペットの食器はこまめに洗い、トイレも汚物をそのままにせず、すぐ袋に入れて密閉し、処分しましょう。
コバエが発生しにくい環境づくりをしよう
コバエは小さな隙間から侵入してきて、水まわりにある汚れや食べ残しを好んでたかってきます。そのためこまめに生ごみを捨てたり、排水口の汚れを取り除いたりすることで発生を予防できるでしょう。普段からコバエが発生しにくい環境づくりを行うことが大切です。
しかし、ひとたびコバエが発生してしまうと、繁殖を繰り返すため、駆除が大変になる場合もあります。そんな時は、プロに駆除を依頼しましょう。
ダスキンの「チョウバエ駆除サービス」では、飛び散りにくい泡の薬剤を使用して作業を行います。幼虫が生息する場所を泡で覆い、泥などに潜む幼虫や卵を駆除します。使用する薬剤はチョウバエの幼虫の脱皮を妨げる成長抑制剤。通常の殺虫剤より毒性が低いので安心です。チョウバエを駆除したい方は、ぜひご相談ください。
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