
玄関は、家族や訪問客が家に入る時、最初に目に留まる場所です。「家の顔」とも呼ばれ、住まいの印象を左右する場所であり、常に美しく保っておきたいと考える方も多いでしょう。
しかし、玄関には日々、外からホコリや湿気が入り込むため、汚れやすい場所でもあります。特に玄関タイルは、表面や目地などに汚れがたまりやすく、いつの間にか黒ずみができてしまうことも珍しくありません。
そこで本記事では、玄関タイルの基本的なお掃除方法、材質ごとの適切な取り扱い、知っておきたい注意点などを、わかりやすく解説します。
目次
玄関タイルをお掃除したほうがよい理由

毎日のように人が出入りし、靴が置かれる玄関タイルを日常的にお掃除するのは、大変なことかもしれません。それでも、玄関タイルは汚れがたまりやすいため、こまめにお掃除することが大切です。
まずは、玄関タイルをこまめにお掃除したほうがよい具体的な理由を紹介します。
玄関タイルは人の出入りで汚れる
玄関は、家族をはじめ、人が何度も出入りする場所のため、玄関タイルも日々自然と汚れていきます。玄関タイルの汚れのおもな原因には、以下のようなモノが挙げられます。
・ 出入りする人の靴や靴底についた泥や砂
・ 扉の開閉で入り込む車の排気ガスや粉じん
・ 出入りする人の衣類に付着した花粉やチリ
このように、玄関タイルが汚れる原因には、泥や砂など明らかにわかりやすい汚れの他、目には見えないけれど毎日のように蓄積していく汚れがあります。こうした汚れの原因を把握しておくと、玄関タイルのお掃除を効率的に進めやすくなるでしょう。
カビや雑菌が発生しやすい場合もある
玄関のある方角や環境によっては、湿気がたまりやすく、カビや雑菌が発生しやすい場合もあります。
カビや雑菌が発生すると、玄関タイルに黒い斑点のような汚れが現れます。タイルに付着した汚れが目立つだけではなく、カビが増えるとともに、カビ臭さも気になるでしょう。
また、発生したカビや雑菌を放置すると、簡単なお掃除では取れなくなり、ガンコな黒ずみが落としきれず悩みのタネになってしまうこともあります。
蓄積した汚れは落ちにくい
前述したとおり、乾いた泥や細かな砂・排気ガスや花粉などの微細な粒子・カビなどが、玄関タイルの汚れの原因となります。
タイル表面のザラツキなど素材によって、汚れのたまりやすさに違いはあるものの、玄関タイルの汚れは、毎日の生活で気づかないうちに蓄積していきます。それほど汚れていないからと放っておくと、気づいた時には目立つ黒ずみになり、ブラシでこすってもなかなか落とせないガンコな汚れになってしまう場合もあるでしょう。
玄関タイルの日常的なお掃除方法

玄関タイルは毎日の生活で少しずつ汚れていきます。なかなか落とせないほどガンコな汚れになってしまう前に、こまめにお掃除しておくことが大切です。
そこで、日頃の習慣として採り入れたい、玄関タイルの基本的なお掃除方法を紹介します。
日常の掃き掃除の方法
出入りする人の衣類や靴への付着や扉の開閉などにより、玄関には毎日のように外部から汚れの元が入り込みます。外から入り込んだ砂やチリは、ほうきなどを使って手早く掃き掃除しましょう。玄関タイルの掃き掃除を毎日の習慣にすると、玄関タイルを美しく保てます。
一人暮らしで人の出入りが少なく、汚れが気にならないという場合でも、蓄積汚れを作らないように、週1回以上の掃き掃除がおすすめです。
週1回の拭き掃除の方法
玄関タイルは、毎日の掃き掃除に加えて週1回程度の拭き掃除を加えると、より美しい状態を維持できるでしょう。拭き掃除をすると、掃き掃除で取りこぼした細かな砂やチリまでしっかりと取り除けます。
汚れは水で流す必要はなく、固く絞ったタオルなどで玄関タイルの表面を拭き取るだけで十分です。
種類別にみる玄関タイルの本格的なお掃除のコツ

日常的な掃き掃除や週1回程度の拭き掃除をしていれば、玄関タイルはキレイな状態を保てるでしょう。
しかし、タイルの凹凸や傷の奥に蓄積する汚れは、日常的なお掃除では完全に取り除けない可能性があります。くすみのない美しい玄関タイルを目指すなら、月1~2回を目安に本格的なお掃除を取り入れるのがおすすめです。
そこで、玄関タイルの種類別に本格的なお掃除方法を紹介します。
【表面がツルツル】大理石や御影石など天然石の玄関タイル
表面がツルツルの玄関タイルは、大理石や御影石といった天然石が使われていることが一般的です。
天然石の玄関タイルは高級感のあるツヤがあり、見た目も華やかですが、タイル表面は非常に繊細です。肉眼では見えませんが、「細孔(さいこう)」と呼ばれる小さな穴があるため、汚れや水分が入り込み、細かなシミを作る原因になる可能性があります。
また、使い続けるうちに表面に細かな傷ができ、その傷に汚れがたまる場合もあるでしょう。
天然石の玄関タイルは表面が柔らかいため、ブラシの硬さやこすり方、洗剤の種類によって傷つくおそれもあります。こうした性質を理解したうえで、お掃除することが大切です。
お掃除方法
天然石の玄関タイルをお掃除する具体的な手順は以下のとおりです。
1. 掃除機でタイル表面のホコリやチリを取り除いておく
2. 10倍に薄めた中性洗剤をマイクロファイバークロスに含ませ、固く絞る
3. タイルの端など目立たない場所で試し、変色や質感の変化がないか確認する
4. 問題がなければ、タイル表面をやさしく拭き取る
5. 汚れが残ったところはもう一度、洗剤を含ませたマイクロファイバークロスで汚れを拭き取る
6. スプレーボトルに水を入れてスプレーしてタイルを湿らせる
7. 柔らかいタオルを使い、洗剤を残さないようにタイル表面を拭き取る
8. 最後に乾いたタオルで表面の水分をしっかり拭き取り、タイルを乾燥させる
天然石のタイルには、酸性洗剤や漂白剤などの強い洗剤を使わないように注意しましょう。
大理石の場合は、マイクロファイバークロスなどに水を染み込ませ、「固く絞ってから」拭き上げます。
大理石に水を直接まいたり、多量の水で濡らしたまま放置したりすると、シミや変色の原因になります。拭き掃除の後は必ず乾いたクロスでしっかりと水分を拭き取り、完全に乾燥させましょう。
もし広範囲に汚れが広がってお掃除に手間がかかるようなら、専門業者に依頼するのもおすすめです。
【表面がザラザラ】人工素材の玄関タイル
表面のザラザラしたタイルの多くは人工素材で作られており、滑りにくく、安全性に優れています。しかし、タイル表面があえて凹凸に仕上げられているために、ホコリや砂が入り込みやすく、お掃除せずに放置すると黒ずみなどの汚れが目立ちやすい可能性があります。
ただし、天然石のタイルに比べると素材としての強度は高く、ブラシなどを使ったゴシゴシ洗いにも耐えるため、お掃除はしやすいといえるでしょう。
お掃除方法
人工素材の玄関タイルをお掃除する具体的な手順は以下のとおりです。
1. 掃除機でタイル表面の砂やホコリを取り除く
2. 水で薄めた中性洗剤、バケツ・ブラシやスポンジを用意する
3. ブラシやスポンジを使って、タイル表面の凹凸を中心にやさしくこすり洗いする
4. 濡れたタオルで水拭きをして、洗剤を残さないようにタイル表面を拭き取る
5. 最後に乾いたタオルで表面の水分をしっかり拭き取り、タイルを乾燥させる
強度の高い人工素材の玄関タイルとはいえ、力を入れてこすり洗いすると表面が傷つくおそれもあります。汚れが気になるところは、繰り返しやさしくお掃除するように心がけましょう。
表面がツルツルの人工素材の玄関タイルはどうお掃除する?
人工素材でできた玄関タイルの中には、天然石のように表面がツルツルした種類もあります。
こうした玄関タイルは磁器質や陶器質などの磁器タイルでできていることが多く、滑りやすいですが、高級感と強度を備えています。また、素材へ水分が入り込みにくいため、汚れに強く、汚れてもお掃除しやすいのが特徴です。
ほうきで掃いたあとに濡れたタオルなどで水拭きし、乾燥させれば、キレイな玄関タイルを保てるでしょう。それでも、汚れた状態で放っておくと黒ずみが落としにくくなるため、定期的なお掃除を欠かさないことが大切です。
黒ずみ汚れが気になる玄関タイルをお掃除するポイント
日頃のお掃除を欠かしていないのに、玄関タイルの黒ずみ汚れが取り切れないようなら、さらに汚れ落ちに優れたお掃除方法を追加してみましょう。
ここでは、通常の掃除方法では落としきれないガンコな汚れをお掃除するポイントを紹介します。
重曹やセスキ炭酸ソーダを使ってお掃除する
重曹やセスキ炭酸ソーダは、水に溶けにくい細かな粒子が「天然のクレンザー」としての効果を発揮します。素材を傷めにくい天然素材でありながら、研磨作用によって汚れを物理的にこすり落とせると期待されます。
玄関タイルに使う時は、以下の分量を目安に、スプレーボトルを用意しましょう。
・ 水100mLに対して小さじ1程度の重曹を混ぜたモノ
・ 水500mLに対して小さじ1程度のセスキ炭酸ソーダを混ぜたモノ
玄関タイルのしつこい汚れが残る部分に上記のスプレーを噴射します。5~10分ほど置いて重曹やセスキ炭酸ソーダをしっかり密着させたら、ブラシやスポンジなどで汚れをこすり落としましょう。この際、タイルを傷つけないようにやさしくこするのがポイントです。
まれに、重曹やセスキ炭酸ソーダの弱アルカリ性が、玄関タイルの変色につながるおそれもあるため、目立たない部分で試してから行うとよいでしょう。また、研磨作用で表面に傷がつく可能性があるため、天然石の玄関タイルには使わないように注意してください。
高圧洗浄機でお掃除する
高圧洗浄機をお持ちであれば、高圧洗浄機の水圧でガンコな汚れを洗い流せます。
ただし、あらかじめ玄関タイル表面の砂やチリをしっかり掃き出しておくことがポイントです。細かな砂やチリが残っていると、高圧洗浄機の水圧によって、タイル表面を傷つける場合があります。
また、天然石の玄関タイルや古い玄関タイルは、強すぎる水圧によっても傷んでしまう場合があるため、やさしい水圧から始めて適度な圧力に調整することも大切です。
汚れが落ちたあとは、通常のお掃除と同じく、乾いたタオルで水気を拭き取ってしっかり乾燥させます。
高圧洗浄機でも取れない玄関タイルの汚れは、専門業者へお掃除の依頼を検討した方がよいでしょう。
玄関タイルをお掃除する時の注意点
これまでお伝えしてきたとおり、汚れやすい玄関タイルは、日頃からこまめにお掃除しておくことが大切です。しかし、お掃除の方法を誤ると、思わぬ結果に後悔する場合もあります。
ここでは、玄関タイルをお掃除する時に、いくつか注意すべきポイントを解説します。
マンションでのお掃除は水の扱いに気をつける
玄関タイルのお掃除には、大量の水は必要ありません。しかし、ホースなどの水を使って、掃き出しも水拭きもせず、汚れを洗い流したいと考える方もいるかもしれません。
タイルの種類によっては水洗いできることもありますが、マンションの場合、水の扱いに注意する必要があります。なぜなら、マンションによっては玄関タイルの底に防水処理が施されておらず、流した水が階下に漏れて、トラブルになりかねないためです。
無用なトラブルを避けるためにも、玄関タイルは掃除機がけと水拭きを基本とし、素材の種類に合わせて適切な方法でお掃除しましょう。
玄関タイルの素材によって洗剤を使い分ける
玄関タイルの種類は、天然石と人工素材のおもに2種類に分かれます。お掃除では、どちらの玄関タイルにも薄めた中性洗剤を使えますが、玄関タイル専用の洗剤を使う場合は、適用素材の記載を確認するようにしてください。
例えば、人工素材の玄関タイル用洗剤を天然石の玄関タイルに使うと、洗浄力が強すぎて、タイルが傷むなどのリスクがあります。
落ちない汚れが気になったら専門業者の手を借りる

玄関は「家の顔」であり、玄関タイルの美しさが住まいの印象を変えることもあるでしょう。
そのため、キレイに保ちたい気持ちがあっても、毎日のように持ち込まれ、蓄積する汚れにお掃除が追いつかないこともあるでしょう。定期的にお掃除していても、目の届きにくいところに汚れがこびりついてしまう場合もあります。
また、汚れを確実に落とそうと、過度にこすり洗いをしたり洗浄力の高い洗剤を使ったりすると、タイル表面を傷めてしまい、かえって見た目の印象を損なうおそれがあります。
玄関タイルを傷めずにしつこい汚れを落としたいなら、専門業者に頼るのも方法の1つです。お掃除のプロであれば、玄関タイルの種類や汚れの状態に合わせ、適した洗剤や道具を用いて丁寧かつ確実にお掃除してもらえるでしょう。
玄関タイルのお掃除は日頃からこまめに!困ったらダスキンに相談しよう
玄関タイルには、家族など人の出入りが多く、玄関の開閉などが繰り返されることもあり、毎日のようにさまざまな汚れの原因が蓄積していきます。
汚れやすい場所ではありますが、日々の掃き掃除や定期的な拭き掃除でキレイを保つことは可能です。お掃除する時は、玄関タイルの種類ごとの特徴を理解のうえ、タイル表面を傷めないように気をつけましょう。
ただし、汚れが蓄積すると黒ずみがこびりつくことがあり、また湿気がたまりやすい玄関だとカビも発生しやすいため、ちょっとしたお掃除では思うように汚れが落ちない場合もあります。
こうしたご自身では落としにくい汚れは、ゴシゴシ洗いで玄関タイルを傷める前に、専門業者へ依頼するのがおすすめです。
ダスキンでは、ご家庭のさまざまなお掃除をお手伝いする「選べるお掃除定額サービス」や「お部屋の全てお掃除サービス」など、プロによる家事代行サービスを提供しています。定期的にお掃除のプロが訪問し、すみずみまでお掃除します。
ご自身では落としきれない玄関タイルのガンコな汚れにお悩みの場合は、ダスキンの選べるお掃除定額サービスやお部屋の全てお掃除サービスをぜひご利用ください。


-
選べるお掃除定額サービス
3グループ・9種類の中から、計3ヵ所のお掃除を実施。毎回、気になるところのお掃除を選べて、どこを選んでも料金は定額。安心&お得に定期的にご利用いただけるサービスです。
-
お部屋の全てお掃除サービス
ご希望のお部屋や水まわりを、すみずみまで徹底的にお掃除するサービスです。ご要望に合わせたサイクル・お掃除内容で、お家のキレイを保ちます。




















