気づく前に対策したい!害虫獣駆除・対策のお役立ち情報

2019年7月12日

夏場は注意! ゴキブリの駆除・対策の基本

約3億年前からほとんど姿を変えていない昆虫、ゴキブリ。その生態や行動をしっかりと把握し、効果的な駆除、対策をしていきましょう。

目次

「ゴキブリ」について知ろう

ゴキブリの駆除・対策の第一歩は、まずゴキブリを知ることから。ゴキブリがどんな生物なのか学んでいきましょう。

ゴキブリの種類

ゴキブリは熱帯、亜熱帯を中心に約4千種、国内では九州や四国南部、中国地方西部など、比較的温暖な地域を中心に約40種が生息しています。約3億年前から環境の変化にも耐え、生息し続けてしていることから、「生きた化石」とも言われています。国内で一般的によく目にするゴキブリとして、チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリなどが知られています。

ゴキブリが発生しやすい時期

ゴキブリが発生しやすい時期は、夏です。ゴキブリは、摂氏20度以上の環境でなければ生息しにくい特徴を持つので、幼虫は夏場を中心に育ちやすく、大部分は厳冬期までに死にますが、一部は生き残り、翌年、産卵します。

ゴキブリの生態(住みやすい環境)

ゴキブリは、夜行性の生き物で、人間の生活空間とほぼ重複した空間に生息します。温かくて湿気の多い場所を好み、エサと水があればそこで繁殖します。天井裏、床下、排水溝、積まれている新聞紙や段ボールの間、植木鉢の下、流し台の下、浄化槽などで見かけることが多いのは、このためです。暖房の普及などにより、暖かい場所では年間を通して人間の生活空間に生息できるようになりました。

ゴキブリの侵入経路

ゴキブリの侵入経路は、一ヵ所に限りません。あらゆる場所から侵入してきます。

外から直接侵入(ベランダ・換気扇・通風口・玄関・窓)

ゴキブリは数ミリでもすき間があれば侵入できます。ただし、建物内への侵入ポイントは限られます。一般住宅では、玄関口、ベランダ、バルコニー、通風口、窓周辺、排水管、換気扇やエアコン周辺のすき間などです。特に水回りが侵入ポイントとなります。侵入は主に夜です。飲食店では、シャッターや出入り口、排水溝、配管の割れたすき間、シンクなどが考えられますが、卵や幼虫がついた段ボールやケースなどを、人が店内に持ち込むことで侵入することも多いと言われています。

卵がかえる

ゴキブリは温かくて暗い、湿気のある場所を好み、そこで産卵します。卵からかえると、チャバネゴキブリは1~2ヵ月、大型のクロゴキブリでは早くて4〜5ヵ月で成虫になります。居場所が温水や暖房などによって十分な温度を維持している場合、越冬して翌年再び産卵します。

植木鉢

植木鉢やプランターは、ゴキブリにとって格好の居場所、産卵場所となりやすい環境です。ミント系(ハーブなど)の植物の匂いをゴキブリは嫌うという説があるので、こうした匂いの虫よけ剤は市販されています。

ダンボール

ダンボールも、ゴキブリの居場所、産卵場所として環境が整っていると言えます。屋外に置かれたダンボールは、すでにゴキブリが産卵している場合もあるため、屋内に持ち込まず、早めに処分する必要があります。

ゴキブリが人に与える影響

ゴキブリが人に与える影響はさまざまなものがあります。それぞれ見ていきましょう。

不快感

ゴキブリは、見るだけで不快感、そして精神的苦痛を訴える人は多いようです。心理面に作用する害虫とも言えます。

悪臭

ホコリと油が混ざったような臭いは、ゴキブリ臭の特徴です。臭いは繁殖している証拠で、周囲の仲間を呼び寄せるとも言われています。もし臭いと共に糞を発見したら、速やかに除去し、その箇所を水や洗剤で拭き取りましょう。そうすることで臭いを和らげることができます。

病原体/アレルギー

ゴキブリはハエと同様、病原細菌や寄生虫卵をばらまき、感染症の原因となる病原体の媒介をします。また、死がいのかけらやフンは、ヒトのアレルゲンになることがあり、アレルギー性喘息、アレルギー性皮膚炎の原因となることもあります。

食害

雑食性のゴキブリは、食品の他に紙や石鹸なども食べることがあります。

汚染

ゴキブリの糞や食害によって、美術品や食品、書籍などが汚染されます。食品については、病原体が混入するリスクもあるため、汚染がもたらす影響は大きいと言えるでしょう。

ゴキブリを家に入れない方法(予防法)

ゴキブリを家に入れないために、何ができるのでしょうか。対策ごとに見ていきましょう。

清潔・整頓(掃除)

ゴキブリ駆除は、掃除や整理整頓が基本となります。コンロまわりの油汚れ、シンクや風呂の排水溝にたまった食べ物のカスや髪の毛、飲料の缶やペットボトルの底にたまった飲み残し。こうした部分に気をつけましょう。また、押し入れ、分電盤、シンクや洗面台の下の収納スペースの隅も定期的に掃除しておくとよいでしょう。

侵入口を塞ぐ

外部からの侵入防止策としては、侵入経路となる壁の穴、割れ目、すき間などにコーキングを施すことが効果的です。また、出入口の扉やシャッターなど侵入しそうなポイントには防虫ブラシを設置。グリース・トラップの排水トラップが外れていないか、確認しましょう。

植木はこまめにチェックする

植木鉢やプランターはゴキブリの住処となり、産卵する可能性があるため、できるだけ置かないようにしましょう。置きたい場合は定期的に移動してチェックし、鉢やプランターの下をこまめに掃除します。

ゴミ処理(シンクに残さない・フタ付きゴミ箱)

ゴキブリは人間の食べ残しや、フケ、髪の毛なども旺盛に食しますので、掃除をして取り除きます。ゴミ箱はフタ付きとし、シンクや風呂の排水口はこまめに掃除します。

ゴキブリ駆除・対策(基本)

ゴキブリの駆除・対策について、主なものを見ていきましょう。

殺虫剤

薬剤による駆除は、一般にゴキブリが好んで食べるエサ状の駆除剤「ベイト剤」を使用し、ゴキブリを群ごと駆除するのがおすすめです。冷蔵庫周辺や浴室周り、キッチン周りなどゴキブリの集まりやすい場所に、ベイト剤を設置します。

ゴキブリ用トラップ

捕獲と確認を兼ねて、生息場所や侵入経路にゴキブリ用トラップを仕掛ける対策もよく選ばれています。継続的に捕獲し、個体数を把握しておくことで、駆除方法の効果を確認することができます。

忌避剤

バックヤードの開口部、玄関、自動ドアやエアコン取付け時のすき間。こうしたゴキブリの侵入が予測されるポイントには、忌避性の高いピレスロイド系殺虫剤を散布し、外部から侵入できないようバリケードを張ります。

<住まいのタイプ別>個人が取り組めるゴキブリ対策

個人で取り組めるゴキブリ対策には、どういったものがあるのでしょうか。一軒家、アパート、マンションなど住まいのタイプ別に見てみましょう。

一軒家

一軒家の場合、まずは、侵入口となる穴やすき間を塞ぎます。同時に、駆除剤などの薬剤を施すなどして、ゴキブリの嫌がる環境を作ることを心がけましょう。

重点ポイントは、トイレや風呂場、キッチン、洗面所、洗濯機周辺の排水管の穴まわりです。排水管と壁などのすき間を埋め、暗い隅は丁寧に掃除をします。

アパート

アパートの場合、まずは網戸と窓枠の間、通風口や換気扇、排水口やエアコンホースを通す穴などにすき間があれば塞ぎます。換気扇には換気扇用フィルターを設置。エアコンの排水管やエアコンのホースを通す穴のすき間はパテやテープでしっかりと塞ぎましょう。

マンション

マンションの場合、ゴキブリは上に登る習性があるため、上層階は安心とはいえません。また、配管からあがってきたり、エレベーターとともに上層階まであがる場合があります。対策方法はアパート同様です。ただし、築年数が古く、近くに飲食店等があれば、出没しやすくなります。

ベランダ/トイレ/キッチン/床下

ベランダに肥料や土があれば、密封しておきましょう。トイレ、キッチン、床下収納庫は四隅を特に掃除し、排水溝のまわりにすき間があれば塞ぎます。

赤ちゃんやペットがいる場合

まずは、掃除や整理整頓を徹底し、ゴキブリが生息しにくい環境を心がけましょう。ホウ酸は昔からホウ酸団子としてゴキブリ駆除に使用されていますが、ホウ酸自体は毒性が強く、赤ちゃんやペットが居る場合は極力使用を避けましょう。市販品もありますが、もし使用する場合でも、誤食防止の容器に入ったものを使用するべきでしょう。

<タイプ別>法人が取り組めるゴキブリ対策

法人が取り組めるゴキブリ対策には、どういったものがあるのでしょうか。飲食店、オフィス、工場などタイプごとに見てみましょう。

飲食店

飲食店にとって、ゴキブリ対策は死活問題です。搬入したダンボールやケースなどは厨房に持ち込まず、中身のみを厨房に持ち込むようにし、ダンボールやケースはすぐに処分しましょう。そして、閉店後の掃除、侵入口を塞ぐことが重要となります。侵入経路や繁殖可能な場所が店舗によって異なり、店内は複雑なため、ゴキブリ駆除業者に依頼することが一般的です。

プロのゴキブリ対策業者は、まずゴキブリの行動を調べ、お掃除など環境整備をアドバイスします。そして、薬剤だけに頼らず、生息している場所をバキューミングで処理し、生きているゴキブリはもちろん、死がいや糞、卵などを吸い取り、除去。その上で少量の薬剤で効果的に駆除します。その後、定期的に訪問し、状況を確認して必要な処理を行います。

オフィス

オフィスは思いのほかゴキブリにとって居心地のよい空間であるケースが多くあります。したがって、駆除剤を設置し、観葉植物などは撤去するか定期的に注意して点検しましょう。

工場

工場の場合、清掃などの衛生管理をルール化するとともに、ゴキブリの捕獲状況を常に把握。種類や捕獲数、日時をデータ化し、問題がある場所を明確にして、より効果的な対策へと改善していきましょう。

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