電動ドライバーで木材を簡単加工!小物や観葉植物を飾れるラダーシェルフを作ってみよう
第3回 中級編

中級のDIYレッスン

電動ドライバーで木材を簡単加工!小物や観葉植物を飾れるラダーシェルフを作ってみよう

所要時間
2hour

DIY初心者さんに向けて、挑戦しやすい「週末DIYレッスン」を全5回でお届けするシリーズ。第3回は、DIYの作業を楽にしてくれる電動工具を使っておしゃれな小物や観葉植物を飾れるラダーシェルフを制作します。お部屋にグリーンを置いて、彩りをプラスしてみましょう。

LESSON1 DIYのステップアップ!「木材」「塗料」選びのコツ

木材

木材

DIYで多用する木材。ホームセンターにも色々な種類があって、どのように選べばいいか迷ってしまいがちですよね。作りたいものによって、適切な木材を選びたいところです。そこで、まずは大きく3タイプに分かれる木材の種類と、その違いについて紹介します。

無垢材

無垢材は「木そのもの」を切り出した材料です。切り倒した木を乾燥させて、使いやすいサイズに加工したものが無垢材として販売されます。

1. SPF材

1.SPF材SPFとは、「S/スプルース(ツガ)」「P/パイン(松)」「F/ファー(モミ)」のマツ科の樹種の頭文字を取ったもので、これら複数種類の木材を総称したものを指します。「2×4(高さ38mm×幅89mm)」「1×8(高さ19mm×幅184mm)」といった規格のサイズが一般的です。比較的、軽くて柔らかいため、切断なども簡単。DIYに適した木材のひとつです。そのうえ強度が高いので、重いものを置く棚づくりなどにおすすめです。

2.スギ

2.スギ古来より日本で多く産出されるため、建築材料として長く使われてきました。軽くて柔らかい反面、粘りが強いので強度的にも優れた材料と言えます。木目も美しく、断熱性、調湿性もあるため、内装材、建具材にもよく使われています。価格も手頃なのでおすすめです。

3.ヒノキ

3.ヒノキ神社や仏閣、木造の家造りの建築材として、最も多く使われてきた木材です。耐久性が高く、湿気や虫食いにも強いため、日本の風土に合っています。また、独特の香りと滑らかな光沢があり、内装材としても人気があります。DIYではいろいろな用途で活躍しますが、価格的にはスギ材よりも多少高めです。

4.桐

4.桐神社や仏閣、木造の家造りの建築材として、最も多く使われてきた木材です。耐久性が高く、湿気や虫食いにも強いため、日本の風土に合っています。また、独特の香りと滑らかな光沢があり、内装材としても人気があります。DIYではいろいろな用途で活躍しますが、価格的にはスギ材よりも多少高めです。

集成材

集成材

断面のサイズが小さい木材を、接着剤で貼り合わせた木材です。木目がバラバラなことから無垢材との違いが分かります。加工しているので無垢材と違って、反りや曲がりが少なく、品質も均一な点が特長です。接着剤を使用しているため、屋外で使用する場合は耐水性に注意が必要です。

合板

合板

別名「べニヤ板」とも呼ばれます。薄くスライスした木を、接着剤で交互に張り合わされて重ねた板です。使われる接着剤にはいろいろな種類があるので、強度、耐水性も変わってきます。薄くても丈夫なので、華奢なデザインのアイテムを作りたいときにはぴったりです。

木材を選ぶときのポイント

木材は、長さや幅は容易にカットできても、厚みを変えることは難しいです。作りたいアイテムのイメージに合わせて木材を選ぶようにしましょう。また、屋内外どちらで使用するアイテムなのかも、木材を選ぶ基準になります。その他、値段や色味、木目の印象などを基準に探してみてください。ホームセンターやネットショップで木材を購入する際は、数十円から数百円でカットしてくれるサービスを活用することをオススメします。

最後に木材の「価格」「特徴」について比較します。
カテゴリ 価格帯 特徴
無垢材 SPF材 安価 規模化されていて、安価で加工がしやすく、どこのホームセンターでも入手できます。切削、接着、塗装、すべてにおいて加工しやすいです。
スギ 木材の質(国産・海外)
や季節によって変動
古代の住居にも使われていたほど、日本では生活に密着した木材。
建築材(柱、板)、天井板、磨丸太、家具、器具、包装、樽、下駄、割箸(高級品もある)、造船などに使われます。
ヒノキ 特有の芳香があることが特徴です。また、耐久性が高く、しかも、よく長期の水湿に耐えます。建築、建具、彫刻(仏像など)木型、曲物、桶、蓄電池のセパレーターなどに使われます。
軽くて柔らかい材。桐で作られたタンスは今でも婚礼家具の代表。家具(箪笥など)、器具、建具、箱、楽器(琴など)、彫刻、下駄、羽子板などに使われます。
集成材 安価から高額まで多種 パイン、スギ、ヒノキ、桐、ファルカタ、などの集成材があります。
建築にも家具にも使われていて、左記無垢材に比べて反りや曲がりが少なく、広い幅の家具や天板などに向いています。
合板 比較的安価 安価なもので強度が高いです。
最近は木目を強調しているタイプの合板が販売されているため、無垢材ではなく、あえて内装仕上げ材として使われることもあります。

塗料

“塗料
塗料もDIYには欠かせない材料のひとつです。木材に塗装することで、アイテムの表情が180度変わります。さまざまなカラーや種類がありますが、最近では、アンティーク調に仕上げるためのものや、柔らかい色調のものなど、テイスト別に選べるような色味も増えてきました。基本的には、自分が好きなカラーやお部屋に合うカラーで選べばOKですが、悩んだときには次の3つを踏まえて選んでみてください。

1.シリーズを揃える

同じメーカーのペンキだとトーンが似ているので、3色程度組み合わせても統一感がでます。

2.安全性で選ぶ

生活空間でのDIYをするときは、成分にも気を配りたいもの。最近は、ミルクを絞った際に出るミルクカゼインを原料にしたものや植物油を使用したものなど、天然由来の塗料が人気です。室内で使用するものに限りますが臭いが気になる場合は、油性よりも水性を選ぶといいでしょう。

3.トレンドを意識する

植物の色に近いボタニカルカラーや、アイボリーやベージュ、ライトブラウンなど自然にある色を連想させるナチュラルカラーが流行っています。優しいトーンのカラー展開で、簡単にアンティーク感に仕上がる、イギリスの「アニースローン」はDIY女子の中でも特に人気です。

LESSON2 電動ドライバーの使い方

電動ドライバーの使い方
穴あけやネジ締めを簡単、スピーディーにできる「電動ドライバー」。ドリルが勢いよく回転するため、初めて使う人は不安に思うかもしれませんが、しっかりと使い方を学べば、きっと手放せなくなる工具になります。
今回は「ネジ締め」のやり方をご紹介します。ちなみに、電動ドライバーは電圧(V、ボルト)の高いものほどパワーが強くなりますが、家庭で使うなら10.8V程度のドリルドライバーで十分です。
  • STEP1

    ネジの締め付けの強さを変える「トルククラッチ」を調整します。1から数字が上がるごとに、きつく締まることになります。最初は加減が分からないので、いちばん弱い1から試してみましょう。

  • STEP2

    先端にドライバーのパーツを装着します。ドライバーのパーツ(ビット)やネジにも大きさ(番手)があり、合うものを選びます。どんな形状のネジを締めるかによって、種類を変えましょう。装着したらネジを先端にくっつけます。

  • STEP3

    スイッチを押します。電動ドライバーは、ピストルのようなかたちをしているため、人差し指で引き金をひくようにして、スイッチを入れます。離せば回転はとまります。回転切替スイッチが「正回転」の位置にあるとネジを締めることができ、「逆回転」の位置にあるとネジを抜くことができます。ネジがある程度締まるまで指で支えましょう。

LESSON3 おしゃれな飾り棚「ラダーシェルフ」を作ってみよう!

では、「木材」「塗料」「電動ドライバー」を使って、ラダーシェルフを制作してみましょう。

必要な材料&道具

必要な材料&道具

  • (1)脚板と棚板を置く板…SPF材1×2(幅38mm×長さ1820mm) 3本
      ※縦600mmを4本、縦265mmを6本切り出す。
  • (2)棚板…SPF材1×8(幅184 mm×長さ1820mm) 1本
     ※30cm・60cm・90cmの板3枚に切り出す。
  • (3)プラスドライバー
  • (4)スリムビス…35mm長 12本
  • (5)電動ドライバー
  • (6)麻紐
  • (7)蝶番 38mm幅以内のもの 2個
  • (8)蝶番用ビス 8個
  • (9)両面テープ
  • (10)マスカー
  • (11)ビニール手袋
  • (12)塗料…ガードラックラテックス(オーク)
  • (13)刷毛…水性用または多用途のタイプ 1本
  • (14)タオル
  • ※(1)(2)の木材はお好きなものをお選びください。

所要時間

2時間

作り方

  • STEP1

    まずは、木くずや塗装で汚れないように、敷物をセッティング。テープとビニールが一体になった「マスカー」がとても便利です。

  • STEP2

    まずは木材に塗装をします。塗装には、木目を活かした風合いに仕上がる塗料「ガードラックラテックス」を使用します。紙コップや使わなくなったトレーなどに適量を入れます。塗料は刷毛の半分から3分の2くらいまで浸します。

  • STEP3

    刷毛をつかって棚板、脚板、棚板を置く板を塗装します。刷毛は「鉛筆持ち」をして、木目に沿って一定方向に塗ると綺麗に塗ることができます。

    CHECK!!

    塗装は塗りにくい端や裏からはじめるのがポイント。綺麗に仕上げたい表面を後回しにすることで、目立つ箇所の色ムラや、指の跡の付着を防ぐことができます。

  • STEP4

    約30分乾かしたら、塗装は完了です。
    ※早く乾かしたい場合はドライヤーを使うと時間を短縮できます。

  • STEP5

    塗料が乾いたら、次はラダーシェルフの脚を作ります。縦600mmに切り出したSPF材2本の端を板材で揃え、棚材を置く板を取り付けたい場所に両面テープを貼ります。こうしておくことで、棚材を置く板を取り付ける際に、ビスを打ち込むための仮止めを簡単に行うことができます。

  • STEP6

    棚板を置く板(縦265mmの木材)を両面テープに張り付けて固定。電動ドライバーを使い、スリムビスを締めていきます。

  • STEP7

    ラダーシェルフの脚が、はしごのようなかたちに仕上がればOK!

  • STEP8

    続いて、2つの脚をつなげる蝶番(ちょうばん)を取り付けます。まずは、蝶番に両面テープを貼ります。

  • STEP9

    蝶番をそれぞれのはしごの上部につけて固定したら電動ドリルで蝶番用ネジを締め、はしご同士をつなげます。

  • STEP10

    置き板とのバランスを見て、脚開き防止の麻紐をつけます。

  • STEP11

    はしごに、置き板をのせたら完成です。

まとめ

観葉植物や小物は、どこに置くかで素敵にみえるかどうか変わるもの。「ちょうどいい飾り棚がない」とお悩みの人は、ぜひ週末に簡単おしゃれなラダーシェルフを作ってみてくださいね。そして今回、ラダーシェルフを作るにあたって、DIYの上達に欠かせない「木材」「塗料」「電動ドライバー」の知識をご紹介しました。これらの知識を理解しておくことで、DIYの幅もきっと広がるはず。ぜひ週末DIYにトライしてみてください!

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