【2023年】シロアリの生息は予想できる?シロアリの種類や生息の確認ポイントも紹介

2023年5月9日

【2023年】シロアリの生息は予想できる?シロアリの種類や生息の確認ポイントも紹介

住宅の木材を食べるシロアリをそのまま放置すると、食害の影響で家の耐震性・耐久性が大きく低下してしまう場合があります。地面や木材の中に作った巣には、数万から数百万匹単位のシロアリが生息しています。住宅被害を少なくするためにも、シロアリを見つけたら素早い対応が大切です。

この記事では2023年のシロアリの生息を予想するとともに、生息を確認する方法などを紹介します。

目次

シロアリの生息を予想する

シロアリは光と乾燥を嫌い、暗くて湿気が高い床下から食害することが多いため、その被害の進行を発見することは難しいですが、羽アリの発生によってシロアリの生息を予想することが可能です。

羽アリの発生で予想する

シロアリの生息は、羽アリの発生により予想することができます。4~7月に気候が一定の条件を満たすと、羽アリは生息範囲を拡大させるため、巣から一斉に飛び立ちます。この羽アリが一斉に飛び立つことを「羽アリの群飛」と呼びます。

羽アリの移動距離は長くても数百mほどで、元の巣からあまり遠くへは移動できません。羽アリ本体や切り落とした羽を発見した場合は、近くに数万~数百万匹の単位でシロアリが営巣している可能性があります。

羽アリ発生の時期

先述した羽アリの群飛は、気候や地域にもよりますが、4月頃から始まり5月中旬頃にピークを迎えます。シロアリの種類別に見ると「ヤマトシロアリ」の場合、4月中旬~5月中旬の雨が降った翌日、気温が15℃を超えて暖かくなった日の午前中に発生することが多い傾向にあります。「イエシロアリ」の場合は、5~7月頃の蒸し暑い日の夕方から日暮れまでに見られることが多いです。

【2023年】羽アリの発生時期は?

気象庁の全国3カ月予報では、4~6月の平均気温は例年より高くなる確率が50%と予想されています。このため、羽アリの群飛は例年と同じく「ヤマトシロアリ」が4月下旬~5月初旬、「イエシロアリ」が5〜7月頃、もしくはそれよりも早い時期に発生する可能性があると予想されます。

平均気温15℃を超える時期

※気象庁「過去の気象データ検索」半旬ごとの値(https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php)をもとに作成
※羽アリの発生は降雨の影響も大きいため、気温条件だけでは決定されません。

シロアリの種類と特徴

日本でよく見られるシロアリは2種類です。それぞれの見た目や生態の特徴などをご紹介します。

ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリの羽アリは体長7~10mm(翅を含む)で、体は黒褐色、前胸背板が黄色、羽は淡い黒色です。比較的寒さに強く日本に広く生息しています。乾燥に弱く、光を嫌うため「直射日光が当たらない暗くて湿気がある場所」に好んで住み着きます。特に浴室・台所付近の床下や、雨漏り等により湿った場所など、湿気が多い場所に住み着き被害を与える傾向にあります。ヤマトシロアリは水を運ぶ能力がないため、朽ち木や湿った木材などを食べて栄養と水分を補給します。

イエシロアリ

イエシロアリの羽アリは、体長12~16mm(翅を含む)で、体は黄褐色、羽は乳白色または淡黄色です。主に千葉県以西の温暖な沿岸地域に分布しています。地中に王と女王が住む大きな本巣を作り、その巣から蟻道で分巣を広げて周辺の家や木材に食害を与えます。光に弱い点はヤマトシロアリと同じですが、水を運ぶ能力があるイエシロアリは、乾いた木材も湿らせて食害するため、乾燥した場所でも生活できます。また、高い繁殖力に加えて食欲旺盛なため、駆除が遅れると湿気のある場所だけでなく家全体にまで被害が及ぶ可能性があります。

シロアリの生息を確認するポイント

自分の家にシロアリが生息しているかどうか、見つけ方のポイントをご紹介します。5つの質問に答えるだけでシロアリがいるかどうか確認できる「シロアリ自己診断」もあわせてご活用ください。

蟻道(ぎどう)

蟻道とは、シロアリが土を盛って作る巣との連絡通路のことです。シロアリは光や乾燥に弱いので、蟻道を使って移動しています。蟻道は床下や水周りなど、湿気の多い場所に作られることが多く、地面だけでなくコンクリートに作る場合もあります。不自然に土が盛り上がっている場所は蟻道の可能性が高いので、少し崩してみて中からシロアリが出てくるか確認しましょう。

湿気がたまりやすい場所

シロアリは湿気のある暗い場所を好みます。特に床下や浴槽・台所周辺が被害に遭う確率は高く、そこから被害が進めば、柱や壁、畳の裏側、屋根裏にまで被害が広がる場合もあります。床下や水回りの隙間はもちろん、畳は裏返してみるなど、湿気がたまりやすい場所をできるだけ確認してみましょう。

庭木・廃材など

シロアリは、家の中だけではなく、庭に植えている木や放置している廃材を食害することもあります。雨や水やりなどで湿った木材はシロアリに狙われやすいため、そのような木材があれば、一度シロアリの食害がないか、確認することをお勧めします。

雨漏り・水漏れなど

シロアリは湿気の多い場所や湿った木材を好みます。雨漏りや水漏れはシロアリの食害を招く危険性が高くなるため、普段から家のメンテナンスを実施ことが大切です。

壁や柱の音

シロアリの被害は、見えない柱や壁の中にまで及ぶことがあります。壁や柱を叩いたときに空洞音がする場合は、シロアリの被害にあっている可能性が非常に高いといえます。特に被害が出やすいのは、浴室や洗面所、トイレ、勝手口、玄関などの柱です。柱の下の方を叩いてみて他の柱と音に違いがあれば、すぐにシロアリ駆除のプロに相談するのが良いでしょう。

シロアリ駆除はダスキンにご相談ください

2023年の羽アリの群飛は、例年と同じくヤマトシロアリが4月下旬~5月初旬、イエシロアリが5~7月頃に発生すると予測されます。羽アリの移動距離は数百mほどなので、自宅付近でシロアリの群飛を目にしたのであれば、周辺に数万~数百万匹近いシロアリが生息している可能性があります。ご自宅がシロアリの被害に遭っていないか、確認されたほうがよいでしょう。

「調べる時間がない」「調べる方法がわからない」という方は、シロアリ駆除のプロに頼むのがおすすめです。ダスキンが提供する「シロアリ駆除サービス」は、駆除のプロが無料であなたのご自宅を徹底チェックし、診断結果を詳しくご説明します。その後、診断結果に合わせておすすめのプランとお見積りをご提案します。

ダスキンでは、床下に薬剤を散布し、薬剤のバリアで家屋へのシロアリの侵入を防止する「バリア工法」と、家屋外周に「ベイト剤(シロアリが好んで食べるエサ状の薬剤)」を設置し、年間定期管理により、継続的に家屋をシロアリから守る「ベイト工法」の2種類の工法をご用意しています。害虫駆除のプロが皆様の快適な暮らしをしっかりとサポートしますので、シロアリ被害でお困りの方はぜひダスキンまでお気軽にご相談ください。

  • シロアリ駆除サービス(バリア工法)

    安全性に配慮したニオイの少ない薬剤を床下へ直接散布して駆除・予防するバリア工法。薬剤の効果は5年間持続します。さらに、保証期間中は毎年1回、無料でハウジングチェックを実施し、再発生がないか監視します。

  • シロアリ駆除サービス(ベイト工法)

    シロアリが好んで食べるベイト剤を専用容器に入れて地面に埋設し、巣に持ち帰らせて退治する工法です。薬剤を散布しないから、小さなお子様やペットのいるご家庭にも安心。少しでも長く快適に住んでいただけるよう、シロアリから大切なお家を守ります。

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