2025年7月11日
トコジラミはどこにいる?効果的な駆除方法のポイントを解説
トコジラミは旅行先の宿泊施設などで遭遇することが多い害虫で、吸血されると赤い湿疹とともに激しいかゆみが生じます。
そんなトコジラミは見つけてすぐに駆除したいものですが、明るいときにはなかなか姿を見せません。また、小さく平たい体を持つため隙間に隠れることができ、見つけるのは困難です。
しかし、トコジラミの潜伏場所には特徴があります。
この記事では、トコジラミの潜む場所の特徴について解説します。潜伏場所を知り、適切に対処しましょう。
目次
トコジラミとは?刺された際の症状についても解説
トコジラミは体長0.5~0.8センチ程度で、丸く赤褐色です。
人間の血液を栄養源とし、明るいときは姿を隠していますが、夜になると潜伏場所から出てきて吸血します。
トコジラミに刺されると赤っぽい発疹ができ、数日後に激しいかゆみを発症します。かゆみはアレルギー反応によるもののため、個人差があります。人によってはかゆみが強すぎるために、眠れなくなってしまうこともあります。また、発熱を伴うケースもあります。
トコジラミの種類や生態に関する詳細は『発見が難しい!?トコジラミの種類・生態について解説』で解説しています。より詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
トコジラミの潜んでいる場所はどこ?原因や持ち帰らない方法は?
人間に害を与えるトコジラミはどこに潜んでいるのでしょうか。また、トコジラミが家に侵入する原因や持ち帰らないための対策について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
外から持ち帰ることが原因
家にトコジラミがいる場合は、外から持ち帰ったことが原因である可能性が高いでしょう。
トコジラミは国内外を問わず潜んでおり、宿泊先にいたトコジラミの卵や幼虫、成虫が荷物の中に紛れ込んで、自宅に持ち帰ってしまうことがあります。
トコジラミの潜みやすい場所
トコジラミは暗くなってから活動を始めます。人が寝静まった深夜に吸血するため、寝る場所周辺の狭くて暗く、温かい場所に潜伏しています。
具体的には、就寝中の人を吸血しやすいベッドや布団を敷く場所の周辺、カーペットの下に潜む傾向があります。特に、就寝中に露出している腕や足、首周りなどを狙って吸血するため、ベッドフレームの隙間やマットレスの縫い目、枕元付近に多く潜んでいます。
また、体が平たいため、畳の隙間、床や壁の継ぎ目、段ボール箱、タンス、引き出しの裏、コンセントプレートの中などにも潜り込みます。
おもな発生時期は6〜9月ですが、トコジラミは25℃前後の温かい場所を好むため、暖房が発達した日本では冬でも発生し、年間を通してトコジラミに刺される可能性があります。
トコジラミの潜伏場所を探すポイントは2つあります。
まずは、ベッド周辺、布団を敷く場所や布団を収納する押し入れです。トコジラミが長距離を移動することはほとんどありません。
次に、トコジラミの血糞跡です。トコジラミは吸血後、墨汁色の糞を排泄します。糞は潜伏場所の近くに付着していることが多いため、潜伏場所を特定する助けになります。
トコジラミを持ち帰らないための対策
トコジラミを持ち帰らないためには、宿泊施設での確認が重要です。まずはトコジラミが潜みそうなベッド周辺や押し入れ、布団を敷く場所周辺に血糞跡や虫がいないか調べましょう。
また、荷物の中にトコジラミが潜んでしまう可能性があるため、宿泊先では荷物を直接床に置かず、大きなビニール袋などに入れてトコジラミが上がってこないようにすることもひとつの方法です。
トコジラミの卵や幼虫は非常に小さいため、どんなに注意しても肉眼では見落としてしまうことがあります。そのため、心配な場合は外出時に着用した衣類は袋に入れて封じておき、洗濯後は乾燥機でしっかり乾燥してから収納しましょう。
トコジラミの駆除方法や注意点は?自分でやる場合とダスキンだからできること
トコジラミを発見したら迅速な対応が必要です。個人でできる駆除方法がいくつかありますが、トコジラミの特性から完全に駆除することが難しい場合もあります。
ここでは、自分でできる駆除方法と専門業者に依頼するメリット、そして駆除時の注意点について解説します。適切な方法で効果的にトコジラミを撃退しましょう。
トコジラミを見つけたときの個人でできる駆除方法
トコジラミの駆除にはいくつかの方法がありますが、殺虫剤を使った駆除は最も手軽にできる駆除方法でしょう。
殺虫剤には直接トコジラミに噴霧するタイプと、トコジラミが出てくる場所にあらかじめ噴霧し、殺虫成分に触れさせるモノがあります。ただし最近は、市販の薬剤が効かないこともある、ピレスロイド薬剤抵抗性をもつトコジラミが増えてきています。
殺虫剤が使えないベッドやマットレス周りでは、スチームアイロンやスチームクリーナーの熱でトコジラミを駆除しましょう。この方法は、近くに電化製品があるなど、トコジラミを発見した場所によっては実行できない場合があるため注意が必要です。
トコジラミが布団やマットレス、衣類に付着していることを確認できた場合は、洗濯したり乾燥機で熱を加えたりして駆除をします。大きなモノや大量に繁殖したモノは、廃棄することを検討したほうがよい場合もあります。
なお、掃除機で吸い取るのは避けた方がよいでしょう。なぜなら、家庭用の掃除機は吸引力が弱いことがあるため中で生き残ったり、サイクロン式の場合は処理が大変になったりするためです。
トコジラミを見つけたときのダスキンだからできる駆除方法
トコジラミはわずかな隙間に潜み、市販の殺虫剤に抵抗性を持った「スーパートコジラミ」も増加しています。個人でトコジラミを駆除するには限界があるため、専門的な技術と知識を持つプロの害虫駆除業者に依頼しましょう。
特にダスキンは、日本で唯一アメリカ ターミニックス社のライセンスを持ち、トコジラミ駆除の最先端技術を導入しています。
ダスキンが行うトコジラミの駆除方法の流れは以下です。
【ダスキンのトコジラミ駆除方法】
1. 生息調査・バキューミング
2. 冷却処理
3. 薬剤処理
4. 初回点検
5. 再点検(再発生を確認した場合は再施工)
ダスキンの「トコジラミ駆除サービス」は、トコジラミの生息調査を行ったうえで適切に駆除します。特徴的なのは、薬剤だけに頼らない、人と環境に配慮した駆除方法です。
まずプロの目で生息調査をしながら専用バキュームでトコジラミを吸い取り、次に冷却剤(スノードライアイス)で隙間に潜むトコジラミや卵を駆除します。その後、必要に応じて薬剤処理を行い、薬剤抵抗性のあるトコジラミも駆除できます。
駆除作業から7〜10日後には専用トラップで効果確認点検を実施し、トコジラミの生息状況を徹底的にチェックします。万が一再発生した場合は、無料で再施工を行うため安心してご利用いただけます。
トコジラミの発生にお困りの方は、専門知識と技術を持ったダスキンにご相談ください。
ダスキン「トコジラミ駆除サービス」はこちら
トコジラミを駆除する際の注意点
トコジラミの駆除は一度で完全に成功するとは限りません。卵は殺虫剤が効きにくく、見えない場所に残っていると成虫に育ち再発生するリスクが高まり、複数回にわたり駆除する必要があります。
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殺虫剤を使用する際は、小さな子どもやペットへの影響を考慮し、使用後の換気を徹底しましょう。
不十分な駆除は逆にトコジラミを広げてしまうリスクがあるため、発生源をしっかり特定し、計画的に駆除しましょう。一刻も早くトコジラミを完全に駆除したい場合、プロの業者に任せることをおすすめします。
トコジラミの駆除は市役所に相談できる?補助金の存在は?
トコジラミの駆除に困ったときは、市区町村の公衆衛生担当の窓口の方が力になってくれることがあります。地域によって対応は異なりますが、被害状況に応じたアドバイスや、地元で評判のよい駆除業者の情報提供を行っています。特に被害が拡大傾向にある場合は、早めに相談することで適切な対策方法を知ることができるでしょう。
なお、トコジラミの駆除費用の補助金制度を制定している自治体も一部あります。補助金を受けるには条件を満たす必要があるため、自治体のウェブサイトで確認するか、直接窓口に問い合わせてみてください。申請には通常、被害状況の証明や複数の見積書の提出が必要となります。
また、補助額には上限が設けられていることが多く、申請期限も定められているため、早めの行動が大切です。
困難なトコジラミ駆除はプロに相談を!
トコジラミはわずかな隙間に潜み、夜間に吸血活動を行います。昼間は姿を見つけにくい厄介な害虫ですが、潜伏場所のポイントをおさえて探すことで駆除できます。ただし、人間の手の及ばない隙間に潜んでいる場合や潜伏場所が広域にわたっている場合は、個人の手による駆除は困難です。
ダスキンの「トコジラミ駆除サービス」は、トコジラミの生息調査を行ったうえで適切に駆除します。薬剤処理はもちろんのこと、薬剤処理の前に冷却処理や専用のバキュームでバキューミングを行うため安心です。薬剤抵抗性のあるトコジラミの駆除もできます。
さらに30日間の保証期間中に複数回の効果確認点検を実施し、再発を防ぎます。トコジラミの発生にお困りの方は、ぜひご相談ください。
ダスキン「トコジラミ駆除サービス」はこちら
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トコジラミ駆除サービス
単に駆除するだけでなく、生息の調査、さらには早期発見で拡散を防ぐ定期的な点検までトータルに行います。
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事業所用 トコジラミ駆除サービス
アメリカターミニックス社の技術を導入し、単に駆除するだけでなく、生息の調査、さらには早期発見で拡散を防ぐ定期的な点検までトータルに行います。