2026年8月25日
【ダニ対策】布団に潜むダニの対処法!刺された時の症状や予防策は?

家の中のあらゆる場所に生息するダニですが、温かくて湿気の多い布団にはとりわけ数多く繁殖します。肌に直接触れる布団やシーツでダニが増えると、かゆみが出るなど人体に悪影響を及ぼすため、適切な予防や駆除が大切です。
本記事では、布団に潜むダニの種類や刺された時の症状、駆除や予防の具体的な方法を解説します。適切な対策で、ダニに悩まされずに眠れる環境を整えましょう。
目次
布団でダニに刺されやすいのはなぜ?
散歩に出かけるペットの体や、人が身につける衣類・靴の裏など、ダニはさまざまな経路から家の中へ侵入します。ダニはあらゆる場所に生息していますが、中でも布団は絶好の繁殖場所とされています。
まずは、布団でダニに刺されやすい原因を大きく2つに分けて解説します。
原因①ダニが発生しやすい環境

ダニが発生しやすい環境には、以下のような傾向が挙げられます。
• 温かく湿度が高い(室温20〜30℃、湿度60%以上)
• 人のフケや髪の毛・アカ・ホコリなど、餌になるモノが豊富にある
例えば、丸ごと洗うのが難しいソファ・カーペット・畳などは、ダニにとって生息しやすい環境です。
布団の場合、人がひと晩でかく汗の量は平均200mLといわれており、ダニにとって快適な湿度を保ちます。さらに、人のフケや髪の毛などの餌も多く、ダニがより繁殖しやすい環境だと考えられます。
ダニは高温多湿になりやすい6〜9月頃、特に湿度の高い梅雨時に発生しやすい傾向です。しかし、近年は暖房や加湿器を併用する家庭が増えたため、乾燥しやすい冬も含めて、ダニが年中発生しやすくなっている可能性があります。
原因②ダニの驚異的な繁殖力
前述したとおりダニにとって過ごしやすい環境が整うと、ダニは爆発的に繁殖します。実際、ダニのつがいが1組できると、メスは1日あたり5個、寿命が尽きるまでの2~3ヵ月の間に約50~100個の卵を産みます。
これは、1組のつがいから、2ヵ月後には約3,000匹、3ヵ月後には約100万匹のダニが繁殖する可能性を示しています。
こうした繁殖力だけではなく、高い生命力もダニが増える要因です。フケやアカなどの餌が1gあると、約300匹のダニが生息できるとされています。
布団に潜むダニのおもな種類

「ダニ」といっても、その種類はさまざまです。ここでは、身近に存在するダニの種類を解説します。
ヒョウヒダニ(チリダニ)
屋内に生息するダニの90%を占めるのが、ヒョウヒダニ(チリダニ)です。人を刺すことはありませんが、フンや死骸がホコリと混ざって室内にたまりやすいため、こまめな掃除や布団まわりの清潔を保つことが大切です。
ホコリに潜み、人のフケ・アカ・食べ物のカスなどを好んで食べます。また、ヒョウヒダニは、人を刺すタイプの種類である「ツメダニ」の餌にもなるダニです。
コナダニ
コナダニは、おもに食品・畳に発生するダニの一種です。小麦粉・味噌・チーズなど、さまざまな食品を害するため、発生した食品は廃棄しなければならず、食品ロスを引き起こします。人を刺すことはありませんが、繁殖力が強く、大量発生した際は壁が白く覆われたように見えるケースもあるようです。
また、ヒョウヒダニと同じく、「ツメダニ」の餌になることでも知られています。
ツメダニ
ツメダニは、おもにカーペット・畳・寝具などに発生するダニです。ヒョウヒダニ・コナダニ・チャタテムシなどを好んで食べます。接触などの刺激で誤って人を刺すことがありますが、積極的に人を襲うわけではありません。刺された箇所には強いかゆみが生じます。
イエダニ
イエダニは、おもにネズミに寄生する吸血性のダニです。古い家屋などでネズミの巣があると、宿主が死んだ時に寄生先を求めて人を刺すことがあります。
ダニに刺される被害の多くはイエダニによるもので、刺された箇所は赤く腫れ・強いかゆみを伴います。また、イエダニは感染症を媒介する可能性がある種類です。
ダニに刺された時の症状

屋内に多く生息するダニのうち、人を刺すのはツメダニとイエダニです。同じダニですが、以下のような違いがあります。
| ダニの種類 | おもな生息場所 | 刺され方の特徴 |
|---|---|---|
| ツメダニ | カーペットや畳などに多い | 吸血はしないが人を刺す 刺されると小さく盛り上がった赤い発疹が出て、強いかゆみが数日続く |
| イエダニ | ネズミへの寄生が一般的で、カーペットや畳・床面などに見られる | 下腹部・わきの下・太ももの内側などを刺すことが多いといわれている 吸血跡とともに強いかゆみが出る |
どちらに刺されても、皮膚炎や感染症を発症する場合もあります。
ダニ刺されによって起こりやすい不快な症状
ダニ刺されによって生じるおもな影響として、以下の3つが挙げられます。
• 吸入によるくしゃみ・鼻水などの症状
• 経口摂取によるじんましんや吐き気などの症状
• 刺されることによるかゆみや赤み
ダニ刺されにはどれほどの影響があるのか、それぞれわかりやすく解説します。
吸入によるくしゃみ・鼻水などの症状
ダニの死骸やフンがホコリと一緒に舞い上がると、吸い込んでしまうことがあります。特に布団やカーペット、畳などはダニが発生しやすく、お掃除や布団の上げ下ろしの際に空気中へ広がるケースも少なくありません。
吸い込んだ量や体質によっては、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの不快な症状につながることがあります。
布団まわりはこまめに掃除し、お掃除中は換気を行うなど、ホコリをためない環境づくりを心がけましょう。
経口摂取によるじんましんや吐き気などの症状
小麦粉やミックス粉などの粉類を開封後に常温で保管していると、ダニが入り込んで増えることがあります。
ダニが混入した食品に気づかず口にすると、体質や摂取量によっては、じんましん・吐き気・下痢・嘔吐などの症状につながる場合があります。
特に粉類は、開封後に袋の口を閉じていても、わずかなすき間からダニが入り込む可能性もゼロではありません。
開封後は密閉容器に移し替え、商品の表示に従って冷蔵保存するなど、保管方法に注意しましょう。
刺されることによるかゆみや赤み
前述したとおり、屋内に生息するダニのうち、人を刺すのはイエダニやツメダニです。
イエダニは通常ネズミに寄生していますが、ネズミから離れると人を刺して吸血します。ツメダニは、餌となる他のダニが増殖する梅雨時期に被害が増える傾向です。
ダニ刺されは腹部や太ももなど皮膚のやわらかい部分が狙われやすいといわれています。イエダニは刺されてすぐに症状が出やすく、ツメダニは1〜2日遅れて刺された場所が赤く腫れ・強いかゆみを引き起こすことがあります。ツメダニによるかゆみは1週間ほど続く場合もあります。
ダニに刺された時のケア方法

ダニに刺された場合は患部を冷やし、掻きむしらないようにしましょう。軽い症状であれば、抗ヒスタミン外用薬など非ステロイドの市販薬で様子を見ても問題ありませんが、かゆみ・腫れが強い場合は、ステロイド外用剤の使用が有効です。
ただし、ステロイド外用剤を使用してもあまり改善が見られない場合や症状が強い場合は、早急に医療機関を受診してください。
虫刺されの原因が本当にダニかどうかを判別するのは難しいため、別の原因が潜んでいる可能性も考慮する必要があります。
また、野外の草むらなどに生息するマダニに刺された場合は速やかに医療機関を受診してください。マダニは自力で安全に取り除くのが困難なうえ、マダニの体液によって感染症のリスクがあります。
刺されたあと、倦怠感や高熱などの感染症の症状が現れるケースもあり、疑わしい場合は受診を検討してください。可能であれば、刺された虫の画像や実物を持参すると、治療がスムーズに進みます。
布団にいるダニを駆除する方法
生息しやすい環境の整った布団では、ダニはどんどん増えます。また、小さなダニを完全に駆除するのは難しく、以下のような方法で「1匹でも減らす」努力を地道に繰り返すこととなります。
• 布団の内部まで高温乾燥する
• 燻煙剤を使用する
• こまめに掃除機をかける
それでは、布団にいるダニを駆除する代表的な3つの方法を詳しく解説します。
布団の内部まで高温乾燥する
布団を乾燥させると湿気が減り、ダニが棲みにくい環境になります。
ただし、ダニは生命力が強く、50℃以上の環境を20分以上維持しないと死滅しません。例えば、晴れた日に布団を干すと表面は温まりますが、内部はさほど温まらないため、ダニは内側に逃げてしまいます。そのため、ダニを駆除する効果はあまり期待できません。
おすすめは布団乾燥機などを使った高温乾燥です。布団の内部までしっかり高温で乾燥させると、より多くのダニを駆除できるでしょう。
燻煙剤やワンプッシュ式殺虫剤を使用する
家庭向けに販売されている燻煙剤やワンプッシュ式殺虫剤は、室内の隅々まで殺虫成分を行き渡らせ、隠れたダニを駆除します。
ただし、燻煙剤やワンプッシュ式殺虫剤は、食品や食器などの他、肌が直接触れる布団にも薬剤がかからないように使わなければなりません。そのため、「布団を使う部屋に生息するダニを減らす」目的で利用するとよいでしょう。
最近は布団に使える燻煙剤やワンプッシュ式殺虫剤も登場していますが、その場合も燻煙剤やワンプッシュ式殺虫剤の説明書をよく確認し、誤った使い方をしないように注意してください。
こまめに掃除機をかける
布団に潜んでいるダニは、こまめに掃除機をかけると数を減らせます。
布団1枚あたり1分半、週1回の掃除機がけがおすすめです。ヒョウヒダニ(チリダニ)の死骸やふんはホコリと一緒に室内にたまりやすいため、お掃除中は窓を開けるなどして、風通しにも気をつけましょう。
ただし、生きているダニは布団の繊維にしがみつくため、掃除機でもほとんど吸い取れません。掃除機前に高温乾燥でダニを死滅させておくと、効率よく布団にいるダニを減らせるでしょう。
布団でのダニ刺されを予防する方法

ダニを完全に駆除することは難しいため、日頃から布団の乾燥やお掃除を心がけていても、ダニ刺されに悩まされる可能性があります。
そこで、生息するダニをできるだけ寄せつけず、ダニ刺されを予防する方法を紹介します。
ダニの予防スプレーを使う
ダニ予防の効果が期待される予防スプレーが販売されています。
予防スプレーはまくらや布団などの寝具、ソファなどに吹きつけておくだけで、ダニの繁殖を予防できます。ただし、肌に触れることになるため、布団に使えるかどうか、用途を確かめてから使用しましょう。
高温多湿な環境を作らない
高温多湿な環境を作らないことも、ダニ予防につながります。
布団干しや布団乾燥機で布団の湿気を追い出すだけではなく、部屋の換気や風通しも意識するとさらに効果的です。特に湿度が高くなりやすい梅雨の時期などは、除湿機やエアコンのドライ機能を使って室内の湿度を下げましょう。
また、フケ・アカ・髪の毛など、ダニの餌となるような汚れが布団に残らないよう、こまめにお掃除することも大切です。
布団カバーを定期的に洗濯する
布団カバーやシーツは人の肌が触れる場所のため、汗や皮脂がたくさんつきやすく、ダニにとって居心地のよい環境になりやすい傾向があります。
定期的に洗濯して布団カバーやシーツを清潔に保つと、ダニが近寄りにくい環境に整えられます。
防ダニ効果のある寝具に買い替える
寝具の中には、防ダニ効果の高い布団や布団カバーなどもあります。商品により仕組みや機能は異なりますが、ダニの侵入を防ぐ加工を施した外生地、通気性のよい中綿などを組み合わせた商品が多い傾向です。
布団でのダニ刺されが気になるなら、防ダニ効果が期待される寝具に買い替えてみるのもおすすめです。
ダニ刺されが治らない時は早めに受診しよう
ダニ刺されによるかゆみや発疹は、1週間程度で治まることがほとんどです。しかし、症状がなかなか治まらないなら、早めに皮膚科を受診しましょう。以下のような状態や症状が受診の目安となります。
• かゆみや赤いブツブツが1週間以上続いている
• 体全体に発疹が広がっている
• 炎症がひどく、腫れや痛みがある
• 市販薬を使っても症状が改善しない
ダニ対策にはダスキンの「ダニ駆除」サービスがおすすめ
ダニによる被害を防ぐためには、発生しやすい環境を作らないようにすることが重要です。布団やカーペット、畳などにダニが増えると、刺されによるかゆみや不快感につながることがあります。
しかし、一度発生したダニを駆除するのは容易ではなく、繁殖に適した条件が整うと一気に増える可能性があります。自力での対策が難しい場合は、専門のプロを頼るのがおすすめです。
ダスキンの「引越しムシ駆除サービス(除菌プラス)」は、入居前のお部屋を対象に屋内塵性(じんせい)ダニが生息しやすい畳やカーペットのお部屋、押し入れなどへ、ダニに有効な成分を配合した薬剤で駆除します※1※2。さらにオプションの除菌プラスでは、ドアノブやスイッチプレートなど、人が頻繁に触れる部分を重点的にアルコール除菌します※3。
無料訪問お見積もりや引っ越し前の場合はお電話での相談も可能なため、悩んでいる方は一度ダスキンに相談してみてはいかがでしょうか。
※1塵性ダニとは、ホコリやフケ、食べ物カスなどをエサに生息するダニ類のことです。
※2状況により作業方法が異なる場合があります。
※3すべての菌に効果があるわけではありません。
増えすぎたダニの駆除・予防はダスキンにご相談を!
ダニは高温多湿で餌のある場所に発生しやすく、増えると刺されによるかゆみや不快感が生じることがあります。
室内の湿度はできるだけ下げた状態にし、こまめなお掃除や洗濯が布団でのダニ予防につながります。
しかし、ダニは繁殖力も高いため、いつの間にか大量発生してしまっていることがあります。ご自身でも数を減らす努力はできますが、駆除が追いつかない時にはプロの手に任せましょう。
ただし、信頼できる業者かどうかは十分に確認することが重要です。提示された金額より高額な料金を請求される被害が急増しており、国民生活センターも注意を呼びかけています。
ダスキンでは、「引越しムシ駆除サービス(除菌プラス)」を承っております。ダニが生息しやすい・侵入しやすい場所に、駆除のプロがうかがいます。発生状況や範囲を調べたうえで見積もりし、駆除の作業内容を提案いたします。
ダニを徹底的に駆除したい方は、ぜひダスキンにご相談ください。













