2025年8月27日
蚊の対策は屋外も忘れずに!発生しやすい場所や原因・効果的な対策方法を理解しよう
気づいたら何箇所も蚊に刺されていて、かゆくて肌を搔いてしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
蚊に接触しないためには室内だけでなく屋外でも対策することが大切です。
本記事では、蚊が発生しやすい場所や原因、蚊に刺されないための屋外の対策方法などをご紹介します。
目次
蚊が発生しやすい場所と原因は?
蚊は少しでも水があると、そこに卵を産み繁殖します。家の周りにあるモノで水がたまっていれば、そこから蚊が多く発生します。以下のモノや場所は、水がたまりやすいため確認しましょう。
また、蚊は植物の茂みや水場に潜んでいることが多いため、水田や用水路、池の近くにはなるべく近づかないようにしましょう。
蚊の種類と血を吸われる理由
日本で人の血を吸う代表的な蚊には、ヒトスジシマカ、チカイエカ、アカイエカなどが存在します。これらの蚊はそれぞれ発生しやすい場所や活動時間が異なります。
蚊の種類 | 特徴 | 発生場所 | 活動時期 | 吸血時間 |
---|---|---|---|---|
ヒトスジシマカ | 脚や背中に白い模様があり、ヤブ蚊とも呼ばれる | 小規模な水たまり | 5月~10月頃 | 昼間 |
チカイエカ | 赤褐色で、おもに屋内にいる | ビルの地下水槽、雨水マス | 一年中 | 夜間 |
アカイエカ | チカイエカと体の色が同じで、おもに屋外にいる | ビルの地下水槽、湧水槽 | 春から秋 | 日没後 |
実は、蚊のうち吸血するのはメスだけです。産卵する際に必要な栄養分が人の血に含まれているため、メスはそれを補う目的で吸血します。
蚊についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶関連記事:蚊対策・駆除の基本を解説
蚊の対策はいつから始めればいいの?
蚊の対策は、気温が上がり蚊の活動が始まる5月頃から始め、蚊が多くなる夏の間も継続していきましょう。
蚊は成長速度が早く、卵からボウフラ、蛹(さなぎ)を経て、早ければ約12日で成虫になります。メスは一度に最大200個の卵を産み、多い場合はこれを5回ほど繰り返します。そのため、早い時期から継続的に対策することが重要です。
蚊に刺されないための屋外の対策
蚊による不快な吸血被害を防ぐには、屋外での対策が重要です。おもな対策は以下のとおりです。
蚊の発生を防ぎ、寄せつけないための効果的な方法を詳しく解説します。
水がたまったままにならないようにする
蚊は少しでも水があるとそこに卵を産みます。卵は水の中で孵化してボウフラになり、やがて成虫になります。
そのため、水がたまるのを防ぐことが、蚊の発生を防ぐポイントです。バケツや古いタイヤなど、水がたまりやすいモノは片付けましょう。
植木鉢の受け皿のように、外に置いておきたいけれど水がたまりやすいモノはこまめにチェックし、水がたまっていたらすぐ捨てるようにしましょう。
錠剤・粒剤タイプの殺虫剤を使う
錠剤や粒剤の殺虫剤も蚊の発生を防ぐことに役立ちます。特に側溝や池などの水中に撒くことで、隅々まで効果を発揮します。
ただし、魚などに悪影響を及ぼすことがあるので、事前に使用上の注意をよく確認してください。
雑草を処理する
蚊は雑草の中を好んで休む場所とします。そのため、蚊を寄せつけないよう雑草が生えていない状態を作ることが大切です。
雑草は見つけたら抜くようにしましょう。数が多い場合には草抜きの専用道具を使い、根っこから取りましょう。雑草が生えるのを防ぐため、除草剤や防草シートを使うのもおすすめです。
虫よけスプレーをかける
虫よけスプレーを皮膚や衣類にかけることで、蚊に刺されることを防げます。また、蚊に直接噴霧して駆除できる商品もあります。
ダスキンでは虫よけスプレー「プレシャワー」(販売名:キンチョウRL18)をご用意しています※。1回の使用で概ね6時間ほど効果が持続するため、ガーデニング、バーベキュー、キャンプなどさまざまなシーンで活躍し、大切なご家族を蚊やマダニからやさしく守ります。
※本品は防除用医薬部外品です。
蚊取り線香を置く
蚊取り線香は殺虫成分を含む煙を出して、周囲の蚊を駆除します。
携帯に便利な吊り下げフックつきのケースや、専用の受け皿も販売されているので、必要に応じてお店で確認してみるといいでしょう。
肌の露出が少ない服装にする
蚊は人が吐く二酸化炭素や皮膚のニオイ、体温などから人を探知する能力を持っています。
蚊がよくいる場所に行くときは、蚊に刺されにくい服装をすることが大切です。長袖のシャツ・丈の長いズボン・靴下を着用し、肌の露出を極力少なくしましょう。
屋外用蚊捕虫器を置く
屋外用蚊捕虫器は、人の汗のニオイに似た誘引剤や光を用いて蚊を引き寄せて、内蔵されたファンで蚊を吸引する装置です。
置いておくだけで蚊を大量に捕獲できるため、蚊に刺されることを防げます。
ダスキンの「BGモスキテール」は、専用誘引剤で蚊を集め、吸引捕獲するため殺虫剤不使用で安心してお使いいただけます。
草むらや水たまりの近くに設置すると、捕虫器に蚊が集まり効率的に捕獲できます。4週間ごとにスタッフが訪問して捕虫器と誘引剤の定期メンテナンスを行うので、手間がかからずに蚊の対策が可能です。
業者に依頼する
蚊の発生を防ぐ対策として、専門業者に依頼する方法も選択肢のひとつです。業者に依頼する最大のメリットは、専門知識とノウハウを持った専門家が対応するため、ご自身で行うよりも高い効果が期待できることです。
特に広範囲で蚊が発生していたり、ご自身で対策が難しかったりする場合には、業者への依頼を検討してみるとよいでしょう。
屋外に蚊を発生させないためには徹底した対策を!
蚊は、気温が高くなる頃に水場で繁殖します。そのため、6~7月の梅雨時期は蚊が発生しやすくなります。水を極力ためないようにし、どうしてもたまってしまう場合は錠剤タイプの殺虫剤を使用して発生を防ぎましょう。
ダスキンではご家庭で使える蚊対策商品をはじめ、新しく「蚊駆除 点検・予防サービス」を開始しました。このサービスは屋外で発生する蚊を対象に、発生源の点検から幼虫・成虫の駆除まで一貫して行います。また、ご自身で行える効果的な対策についてもアドバイスします。
オプションとして、状況に応じて炭酸ガス製剤の噴霧や、ニオイで蚊を誘引して捕獲する蚊捕虫器の設置も可能です。
戸建てにお住まいの方、お子さまやペットを蚊から守りたい方、お庭での時間をもっと快適にしたい方におすすめのサービスです。蚊のいない、快適な屋外環境を整えたいとお考えの方は、ぜひご検討ください。
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