被害を広げないために!ネズミのフンを見つけたときの対策

2020年6月16日

被害を広げないために!ネズミのフンを見つけたときの対策

ネズミは、ネズミそのものだけでなくフンが健康被害の原因となることもあり、しっかりと対策することが求められます。ここでは、ネズミの被害を広げないために重要となる対策について詳しく説明します。

目次

ネズミ別に見るフンの特徴

台所やベランダの隅、天井裏などに黒い小さなフンがたくさんあった――。こんな時は、ネズミのフンであることを疑わなければなりません。なお、ゴキブリのフンは1~2ミリ程度とネズミのものより小さく、台所の隅や食器棚の引き出しなどにあるためネズミのものと見分けるのは容易です。家に出没するネズミはクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類。フンにもそれぞれ特徴があり、そこからネズミの種類を推察することができます。

ドブネズミ

ドブネズミのフンの大きさは10~20ミリで、太く整った楕円形。色はこげ茶から灰色で、ほかのネズミのフンと比較して大きいという特徴があります。水回りや床下にフンがある場合はドブネズミがいる可能性があります。

クマネズミ

クマネズミのフンの大きさは6~10ミリです。色は茶色から灰色で、形は不揃いな楕円形です。移動しながらフンをするので、バラバラに散らばっている傾向にあります。配線や配管をたどって移動し高いところにも登るため、天井裏や屋根裏、2階の部屋、換気扇のまわりにこのようなフンがあれば、クマネズミがいることを疑わなければなりません。

ハツカネズミ

ハツカネズミのフンの大きさは4~7ミリで、色は茶色。米粒ほどの大きさで両端が尖っているといった特徴があります。物置や倉庫で生活することを好むため、フンもその周辺にある可能性が高いといえます。また、体から強いニオイを発するため、フンのある場所にニオイが残っていることもあります。

ネズミのフンによる被害

ネズミのフンによる被害として、病気をもたらすことが挙げられます。ネズミやネズミのフンは、嘔吐や下痢、急性胃腸炎を引き起こすサルモネラ菌や、風邪のような症状(せきや鼻づまりなど)から出血まで起こすレプトスピラ菌、出血や腎不全、ハンタウイルス肺症候群をもたらすハンタウイルスなど、様々な病原体を媒介します。特に、ハンタウイルス肺症候群は治療法が確立されていない危険な病気です。

ネズミのフンの掃除方法

危険な病原体を媒介するネズミのフンを見つけたら、まず除去しなければなりません。とはいえ、フンそのものに触れることは衛生上のリスクを伴います。ここでは、フン除去のポイントや方法を解説します。

フンを除去するときのポイント

病原体の感染を避けるため、フンを除去する前にマスクとゴム手袋は絶対に着け、除去が終わるまで外さないでください。また、使い終わったマスクとゴム手袋は必ず捨てましょう。

ネズミのフンを除去する際には、まず除去する場所にアルコール除菌剤を散布します。除菌するのはフンが落ちている場所、尿が排出された場所、ネズミが通った場所です。

また、フンを除去するときは、掃除機を使ってはいけません。掃除機を使うと内部でフンが粉砕されます。すると掃除機自体が汚染されるばかりか、掃除機が空気を排出する際に病原体も一緒に排出されるからです。

専門業者にネズミの駆除や除菌を依頼する場合、フンを見つけたら写真を撮っておくといいでしょう。

除去の手順

マスクとゴム手袋を装着し、フンのまわりに除菌剤を散布したら、何枚か重ねたティッシュでフンを取り除きます。その後、濡らした布で拭き取り、除菌剤を再度散布します。フンがあった場所にはダニがいるかもしれないので、殺虫剤もかけておきましょう。

ネズミのフンを触ってしまったら?

ネズミのフンは素手で触らないというのが鉄則ですが、もしも触ってしまったらどうしたらいいのでしょうか。フンの中にはたくさんの病原体が存在しますが、すぐに侵されるわけではありません。速やかに水と石けんで洗い流しましょう。除菌ができるウェットシートなどで拭き取れば、なおいいでしょう。

【コラム】ネズミとアブラコウモリのフンは似ている?

ネズミのフンと間違えやすいものにアブラコウモリのフンがあります。アブラコウモリはイエコウモリとも呼ばれ、軒下や天井裏、ベランダなどにぶら下がり、小さなフンを落とします。このフンの大きさや形状がクマネズミのものと似ているため見分けにくいのです。なお、アブラコウモリは鳥獣保護法により許可なく駆除できません。

ネズミとアブラコウモリのフンはどう見分ける?

アブラコウモリのフンは大きさ5~10ミリでクマネズミと似ています。ただし、クマネズミのフンが茶色っぽいのに対し、アブラコウモリのフンは黒っぽい色で、ネズミのフンに比べてパサパサとし、昆虫を食べているため、つつくとボロボロと崩れます。また、フンのある場所にも違いがあります。ネズミのは床下、天井裏などで見つかることが多いのに対し、アブラコウモリのは屋根裏や軒下周辺などにあります。いずれもさまざまな寄生虫や病原体を持つため、除去、消毒をしなければなりません。

ネズミ駆除ならダスキンにご相談を

ネズミのフンを除去するには衛生面でリスクがあります。またフンを除去しても、ネズミを駆除しなければ再びフンは排泄されるでしょう。このため、フンを見つけたらネズミ駆除サービスを行う専門業者に除去、駆除してもらうことが得策と言えるでしょう。

ダスキンのネズミ駆除サービスは、建物の構造や周辺環境、被害状況、棲息状況などをヒアリングと目視で入念に調査。そのうえで、プランとお見積もりをご提案します。徹底した調査をもとに捕獲、駆除、侵入経路閉鎖を行い、ネズミ被害をなくしていきます。
ネズミ被害でお悩みの方は、ぜひ一度ダスキンにご相談ください。

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