チョウバエを駆除するなら幼虫の段階から!具体的な対応、予防方法を解説

2025年9月25日

チョウバエを駆除するなら幼虫の段階から!具体的な対応、予防方法を解説

浴室や台所、トイレなどの水まわりでよく見かけるチョウバエは、人に対して不快感を与えます。また、食品や調理器具にとまり、それらを汚染するなど、さまざまな被害をもたらします。

チョウバエは大量に繁殖するため、幼虫の段階での駆除が大切です。チョウバエの駆除方法を知り、適切に対処しましょう。

目次

チョウバエとは

浴室や台所、トイレなどの水まわりでよく見かけるチョウバエは、人に不快感を与えるだけでなく、食品を汚染するなどさまざまな被害をもたらします。

チョウバエの対策を行う前に、まずはチョウバエについて正しく理解しましょう。

チョウバエの種類や特徴

日本では約60種類のチョウバエが確認されていますが、家庭や飲食店などの室内でよく見かけるのは「オオチョウバエ」と「ホシチョウバエ」の2種類です。

項目 オオチョウバエ ホシチョウバエ
大きさ 3~5mm 1.3~2mm
体の色 灰黒色 灰色(白色がかった)
羽の特徴 白斑が8個 黒斑が5~6個
おもな生息場所 トイレ、下水付近 飲食店、食品工場
発生しやすい環境 下水溝、浄化槽周辺 厨房、グリストラップ

チョウバエは繁殖力が強い害虫で、一生のうちに数百個の卵を産みます。1匹でも見かけたら放置せず、すぐに駆除をしましょう。

チョウバエの生態

チョウバエはシンク下や排水口など、汚れていて湿気がある場所に卵を産みつけます。

種類によって違いはあるものの、2日ほどで卵が孵化し、10~15日の幼虫期間後に蛹(さなぎ)になり、さらに2~4日後に羽化して成虫になります。成虫の寿命は最長で14日間で、一生に産む卵の数は200~300個です。

卵から成虫になるまでの期間は約2週間と短く、放置するとすぐに大量発生につながります。

チョウバエが発生しやすい場所

チョウバエが発生しやすい主な場所は、以下のとおりです。

チョウバエは、排水溝や排水管の汚れやぬめりを餌にするため、台所、浴室、洗面所、トイレなどの暗くて湿気が多い場所で発生します。

また、繁殖する可能性がある場所は、浴槽の空洞部分にたまる泥やトイレの水洗タンク、キッチンの三角コーナーなどです。

発生時期は4~11月頃で、5~6月にピークをむかえます。

ただし、暖房が常時使用される建物内ではチョウバエにとって適切な温度が保たれるため、年中発生する可能性もあります。

そのため、発生源となる水まわりの汚れを放置しないようにしましょう。

チョウバエの発生を予防・駆除しないと起こる被害

チョウバエは短期間で大量に繁殖するため、幼虫の段階で適切な駆除が重要です。放置すると成虫が大量発生し、さまざまな被害をもたらします。具体的にどのような被害が発生するのか見ていきましょう。

食品汚染・健康被害のリスク

チョウバエは不衛生な環境で成長するため、細菌が付着した体で食品の上にとまると、食品や調理器具を汚染する場合があります。

また、チョウバエが紛れ込んだ食べ物が体内に入ることで食中毒のリスクを引き起こすおそれがあるかもしれません。

不快感・衛生面での問題

前述したとおり、チョウバエは一度の産卵で大量の卵を産むため、幼虫の駆除や予防をせずにいると、成虫になって大量発生してしまいます。成虫は水場だけでなく周辺にも飛びまわり、壁一面に張りつくこともあります。

浴室やキッチンで大量のチョウバエを見かけることは決して気持ちのよいものではなく、人に強い不快感や不潔感を与えるでしょう。

チョウバエの発生を予防する方法

チョウバエの発生を根本的に防ぐには、日頃から予防することが重要です。以下で、効果的な予防方法をそれぞれご紹介します。

水まわりをキレイにする

水まわりを普段からこまめにお掃除して、幼虫の餌となる汚れをためないようにします。

シンクや排水口のお掃除は、洗剤をつけたスポンジやブラシで汚れを除去し、水で洗い流しましょう。

また、排水管にはパイプクリーナーで汚れを取り除く方法もあります。

侵入経路を防ぐ

集合住宅や近隣に商業施設・飲食店がある場合は、近くで発生したチョウバエが家に侵入してくるケースがあります。

幼虫の侵入を防ぐためには、排気口に網をかけておきましょう。他にも、普段から窓や網戸をこまめに閉めたり、排水口を定期的に清掃したりすると、室内への侵入を防げます。侵入経路が明確な場合は、その場所に忌避剤を噴きかけましょう。

忌避剤とは、チョウバエをはじめとした害虫が近寄らないように、害虫がイヤなニオイや成分を含んだ薬剤のことです。

チョウバエの幼虫を駆除する方法

すでにチョウバエが発生している場合は、迅速に駆除する必要があります。以下で、駆除方法を解説します。

殺虫剤を使う

チョウバエの殺虫剤には成虫用と幼虫用があります。幼虫を駆除するには、幼虫に効くタイプの殺虫剤を使用しましょう。殺虫剤は、排水管の中など手の届かないところに噴霧すると効果があります。

また、殺虫剤がない場合は、応急処置としてお湯をかける方法を試しましょう。

業者に依頼する

水まわりのお掃除や殺虫剤の使用をしてもチョウバエの発生が収まらない場合は、業者への依頼も検討しましょう。

専門的な知識や経験を持つプロに依頼することで、効果的な駆除が期待できるでしょう。手が届きにくいところにも、専用の道具を使用して隅々までキレイにし、スムーズに駆除を行ってくれます。

チョウバエは幼虫の段階で徹底駆除すべし!

チョウバエは繁殖力が強く、幼虫は排水溝や排水管の汚れやぬめりを餌にして成長します。水まわりの汚れを放置すると、短期間で成虫が大量発生することになります。

重要なのは、餌となる汚れを放っておかず、日頃から水まわりを常にキレイにしておくことです。

チョウバエの幼虫の駆除・予防を確実に行いたい方は、プロに依頼することがおすすめです。ダスキンの「チョウバエ駆除サービス」では、実際にプロが現地にうかがい、被害状況や生息状況などを確認します。

調査結果をもとに、サービス初回はチョウバエの成虫を駆除します。2回目以降は4週間に1回の周期で、脱皮を妨げる成長抑制剤※を使用し、定期的に幼虫を駆除することでチョウバエのいない環境をつくります。

チョウバエ駆除サービスの大きな特長は、液体の薬剤と違って飛び散りが少ない「泡施工(オプション)」です。複雑な配管内に浸透し、奥に潜む幼虫を駆除します。チョウバエにお困りの方は、ぜひダスキンのチョウバエ駆除サービスをご利用ください。

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