- 所要時間:
中級のDIYレッスン
インテリアとしてもおしゃれ!革クッションのスツールを作ってみよう
DIY初心者さんに向けて、挑戦しやすい「週末DIYレッスン」を全5回でお届けするシリーズ。第4回は、DIYアイテムの出来栄えを綺麗に仕上げる「ダボ」や、電動ドリル、タッカーなど便利な工具を使った中級編です。お部屋のインテリアとしてもアクセントになる、おしゃれな革クッションのスツールを作ってみましょう。
仕上がりを綺麗にみせるコツ!
ビス留めの穴に「木ダボ」をはめる
テクニック
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電動ドリルに「ダボ穴」を開ける為の専用ビット「ダボ錐ドリルビット」を装着します。ビットの大きさは基本的に6mmから15mmまであるので、ネジの太さに合わせて選びましょう。
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ネジを開けたい箇所にドリルの先端をあてた状態でトリガーを引き、「ダボ穴」をあけます。
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穴にネジを打ち込んだら、「ダボ穴」に木工用ボンドを一滴だけ入れます。これは、「ダボ」を穴に入れたときに、ダボがボンドの水分を吸収することで膨張し、隙間なく接着させるためです。
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穴にダボを被せ、かなづちで入るところまで軽く叩き(目安は5回ほど。音が変わります)、打ち込んでいきます。
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ダボが穴に入ったら、板表面に残った余分なダボを「ダボ切り専用ノコギリ」で切り取ります。
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ダボと板の表面が平らになったら完成です。ちなみに、表面がいびつだったり、ノコギリで切り過ぎたりした場合は、ヤスリをかければ滑らかになります。
木の節目と見間違えてしまいそうな仕上がりになりましたね。作りたいアイテムの表面など、目立つ場所にネジを打ち込まなければいけないときは、「木ダボ」を活用してみましょう。
ホッチキスのように簡単に使える
工具「タッカー」の使い方
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タッカーの後部にあるつまみをつまんで、針受けを引き出します。
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ネジを開けたい箇所にドリルの先端をあてた状態でトリガーを引き、「ダボ穴」をあけます。
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木材と、その木材に張りたい革(布など)を用意したら、タッカーを垂直にしっかり当てて、グリップとハンドルを握って押し込むと、当てている部分からステープルが飛び出し留めることができます。
カッコよくておしゃれな
「革クッションのスツール」を
作ってみよう!
必要な材料&道具
- (1)革
- (2)ウレタンシート
- (3)ウレタンチップ
- (4)合板(四辺362mm×厚さ12mm)2枚
- (5)不織布
- (6)SPF1×4材(長さ360mm×4本、362mm×4本、 222mm×2本に切り出したもの)
- (7)SPF1×2材(長さ362mm×2本、324mm×2本 に切り出したもの)
- (8)強粘着スプレー糊
- (9)木工用ボンド
- (10)ダボ 8個
- (11)スリムビス(35mm) 34本
- (12)かなづち
- (13)ダボ鋸
- (14)タッカー
- (15)ステープル(タッカー針)
- (16)電動ドライバー(ドリルビット、下穴キリビット、ダボ錐ドリルビット)
所要時間
2時間
作り方
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まずは、スツールのクッション部分の制作からスタート。クッションの土台は強度を出すため、合板を2枚スプレー糊で貼り合わせます。スプレー糊は帯状になるよう均一に振りかけましょう。
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1分ほど時間をおいたら、合板を重ね合わせます。
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STEP1と同様に、スプレー糊を合板に振りかけ、ウレタンフォームに貼り付けます。ウレタンフォームのサイズは合板よりも若干大きいくらいが目安。そうすることで、合板の角をカバーすることができます。
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ウレタンシートの上にSTEP3で作った土台を置いて、タッカーで留めていきます。まずは、四辺それぞれの中心部分4箇所を包みながら留めていきます。
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ウレタンシートを引っ張りながらヒダを作り、タッカーで隙間なく留めていきます。(今回制作しているサイズだと、1辺に10本、角に6本ほど留めています。)
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タッカーでしっかりと留め終わったら、余分なウレタンシートを切り取ります。これで座面のベースが完成しました。
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続いて、表面の革を張っていきます。まず、ベースを革の中心部にくるように置きます。ウレタンシートを張ったときと同じ要領で、STEP4と同様にまずは4箇所をタッカーで留めます。
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STEP5と同様に、片手でしっかりと革を引っ張りながら、タッカーを押し当てます。細かいヒダを作る様にして、ウレタンシート同様、隙間なくタッカーを打ち込みます。
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ステープルの外側にはみ出した余分な革は、1cmから2cm残してはさみでカットします。これで座面の表面は完成です。
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最後に、下地の板や革の取り付け跡を隠し、ほこりが入り込むのを防ぐため、座面の裏に不織布をタッカーで留めます。(今回は1辺に20本ほど留めています。)裏面ではありますが、不織布はクッションの外側にあたる部分ですので、丁寧に留めていくと仕上がりが綺麗でオススメです。
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座面を作り終えたら、次はスツールの脚を制作していきます。まず、360mmの木材4本の端を揃え、さらにその上に定規代わりに360mmの木材を置き、鉛筆で線を書いていきます。この線が座面を支える木材を取り付ける位置の目印になります。
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ネジを打ち込む目印を付けていきます。まず、縦に4箇所、横は全箇所にマスキングテープを貼っていきましょう。続いて、縦と横に貼ったマスキングテープの重なり合う少し内側の部分に鉛筆で目印を記入します。この目印がネジを打ち込む位置になります。
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ダボ錐ドリルビットを装着した電動ドリルで、目印をつけた位置にダボ穴を開けます。ダボ穴を開けたらマスキングテープは取ります。
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脚枠の部分を作るため、360mmの木材を画像のように重ね、ダボ穴にネジを留めていきます。これで2つの脚が完成です。
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2つの脚をつなぎ合わせるため、222mmの木材を取り付けていきます。下穴キリビットであらかじめ斜めの穴を開けておき、電動ドライバーで斜め下から釘を打ち込みましょう。
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続いて、座面受けを取り付けます。枠の上から3cmほどのところに、木材を定規代わりにして目印をつけます。そこにあわせて、SPF1×2材(362mm×2本、324mm×2本)を四方それぞれに取り付けていきましょう。座面受けの位置は、座面の高さの好みによって変えてOKです。
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STEP15と同様、電動ドライバーで斜めにネジをさします。
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脚を組み立て終わったら、ダボ穴にボンドを一滴いれて、かなづちでダボを叩き入れます。余分なダボをダボ鋸で切り落とせば、ネジ穴が隠れて脚の表面がきれいに仕上がります。
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座面を脚の上に乗せ、隅からしっかりと押し込んだら完成です。
まとめ
ちょっと腰掛けたいときや、脚を置くオットマンとしても便利なスツールが出来上がりました。お部屋のトーンに合わせて座面に張る素材や色を変えれば、より自分好みのインテリアとして活躍してくれるはずです。また、今回のレッスンで紹介した「木ダボ」や「タッカー」は、さまざまなアイテムに応用できるので、週末DIYにトライするときには、ぜひ取り入れてみてください。