草刈りを楽にこなすには?おすすめ道具やコツを押さえよう!
2023年11月21日
草刈りは身体への負担が大きく、「楽にするにはどうしたらいいんだろう?」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
今回は草刈りを楽にする方法に加え、道具選びで押さえておきたいポイント、草刈りのタイミングなどを詳しくご紹介していきます。ちょっとしたコツで効率が大きく変わりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
草刈り道具の選び方
草刈りには道具選びが重要!「まあいいか……」と安いものを使うと、壊れやすかったり使いにくかったりして思うように作業が進みません。
ストレスなく草刈りを行うためには、値段ではなく品質で選ぶのがおすすめです。良い道具を選べば作業効率がグンとアップします。ここからは草刈り道具を選ぶ際のポイントをご紹介します。
自分が使いやすい道具
身長や手の大きさは人それぞれ。そのため使いやすい道具は、人によって違うのです。作業の体勢に合った道具選びもスムーズな草刈りのポイントです。
例えば立って草刈りがしたいときは、柄の長い道具が楽ですよね。さらに身長に合った長さをチョイスすれば、ストレスを減らして作業を進められますよ。
実際、自分が使いやすい道具かどうかは手にしてみないとわかりません。実物を触って体や手になじむかを確かめてみましょう。
自分に合った道具を選べば身体への負担は少なく、スピーディーかつ効率的な草刈りが実現できますよ。
重すぎず軽すぎない道具
さまざまなものが「軽量化」する現代。しかし、草刈りの道具に関しては「とにかく軽ければ楽!」というわけではありません。
重すぎる道具は、持つだけでも力を使いますから作業をするのは大変です。かといって軽すぎると力の入れどころがわからず、力んでしまって余計な負担がかかってしまうこともあります。
軽いだけではなく、適度な重みがあることで安定感があって作業しやすくなります。
さびにくい素材の道具
道具は、使いやすさに加えてメンテナンスが簡単で長く使えるものが良いですね。「手入れが面倒なのは、イヤ!」と考えるなら、さびにくい素材選びがおすすめです!
使い慣れた道具を長く使いたい、メンテナンスが苦にならないという方は、使いやすさ重視で道具を選んで問題ありません。しかし、道具の正しいお手入れ方法を知らない方の場合、素材によってはさびさせてしまう可能性があります。
さびにくい素材は使い終わったあとのお手入れが簡単です!面倒なメンテナンスをしなくても、長い間快適に使うことができます。
目的に合った道具
除草の目的によって使う道具を変えてみましょう!
例えば広い範囲なら草刈機が簡単でスピーディー。草刈機が使えない場所や狭い範囲なら小回りの利く鎌やハサミが便利です!また「草を刈る」か「根っこごと抜く」のかでも使う道具は変わります。
「草刈りの範囲はどのくらい?」「どうやって除草する?」などを考慮すると、最適な道具が見つかります。
草刈りにおすすめの道具
効率良く草刈りをするためには道具を使うのがおすすめです!こちらでは草刈りで使用される基本的な道具と作業を楽にしてくれる便利な道具についてご紹介します。
草刈りの基本道具
草刈りの道具はいろいろありますが、なかでも、基本的な鎌(カマ)・ハサミ・鍬(クワ)・草刈機の4種類を見ていきましょう。
鎌(カマ)
「草刈りといえばコレ」というくらい定番の道具ですね。
皆さんもご存じのように、草を根元から刈り取るときに使います。使い方は簡単で草取り作業に導入しやすい道具です。
刃の大きさや柄の長さを変えていろいろなタイプがあり、使いやすさや使う場所によって選べるのが特徴。何種類か揃えておくと便利です。
ハサミ
思い立ったときに簡単に草がカットできるハサミ。狭い範囲や障害物が多い場所など、小回りが必要な場所での活躍が期待できます。
細かい場所のお手入れに便利な片手で使えるタイプや立ったまま使える柄の長いハサミなどがあります。
鍬(クワ)
草を根ごと取り除きたい方におすすめなのは鍬。草取りに苦労している方は使ってみてはいかがでしょうか?
鍬は耕すときに使うのが一般的な使用法ですが、用途によって刃先の形が工夫されています。さまざまな種類があるので、形や機能を比べてみるといいでしょう。
草刈機
広範囲の除草を効率良く行えるのが草刈機です!
自動で回転する刃で草を刈っていくためスピーディーに作業が進められます。動力や刃の種類で機能性が大きく変わるため除草したい場所や範囲、安全性などに合わせた機能選びが重要です!
家庭で使用する場合、キックバックや飛び石の危険性の少ない「充電式カルマー」がおすすめ。騒音が少なく、障害物の多いお庭でも安心して使用できます。
あると便利な道具
「これがあると便利!」な腰掛け用カート・集草バッグ・レーキ(熊手)・テミをご紹介します。これらはなくても草刈りができますが、あると作業効率がアップします。
腰掛け用カート
腰掛け用カートは、低い姿勢が辛い草刈り作業を座ってでき、しかもそのまま移動できる優れものです。
膝を曲げかがんだ姿勢は腰やひざなど身体に大きな負担がかかって、除草作業がおっくうに感じますよね。そこで座って作業ができるカートを導入すれば、身体への負担が軽くなり、作業効率も上がるでしょう。
カートの中が収納になるタイプなら、必要な道具や水筒なども一緒に移動ができて、いちいち取りに行く手間がありません。種類によって座面の高さも違うので、作業環境や姿勢にぴったりのものが選べます。
集草バッグ
たくさんの草を集めるための集草バッグ。さまざまな形状のものがありストレスなく多くの草を集められます。
なかには、使用後はコンパクトに折りたため、すっきりと収納できて持ち運びも便利です。広い範囲の草刈りをする方に、一つあると便利なアイテムです。
レーキ(熊手)
扇のように並んだ爪で刈った草をかき集めるのがレーキです。ひとかきで多く抜いた後の草を集められるため、広い範囲の片付けを楽にしてくれます!
草刈りの効率をアップさせたいなら、片付けの効率が上がる道具も必要ですね。
テミ
レーキと一緒に使いたいのがテミ。テミの使い方は、ちり取りと同じで集めた草をゴミ袋へ入れやすくします。
集めた草をこぼさずゴミ袋に入れるのは難しいものです。テミを使えばスマートに効率良く草をゴミ袋に入れることができます。
草刈りの仕方
草刈りには2種類の方法があり、刈る長さに違いがあります。これは雑草によって違う特性を利用して生長をコントロールするため。うまく行けば草刈りが楽になるかもしれません。
具体的な方法やメリットをご紹介していきます!
地際刈り
地際刈りとは地面に近いところから草を刈る取る方法のことです。「生長点」が高い位置にある広葉雑草の除草に適した方法となります。
生長点は細胞分裂が盛んな場所のことで、ここを断つことで生長ができなくなり枯れやすくなります。
高刈り
一方の高刈りは、イネ科雑草の生長を抑える目的があります。
生長点が地面に接する低い位置にあるイネ科雑草は、地際刈りをしてもすぐに再生します。さらにイネ科雑草は生長が早いため、頻繁に草刈りが必要になってしまう可能性があるのです。
このような状態にならないためにあえて広葉雑草の生長点を残すのが高刈りです。広葉雑草は生長点を残して刈られると生長が横に広がる性質があり、広がった葉がイネ科雑草に降り注ぐ日光を遮るため、イネ科雑草の生長の抑制が期待できます。
ツタ類は広がると厄介なので、小さいうちに根元から刈り取っておきましょう。
草刈りのコツ
ここでは草刈りが段取り良く進む「コツ」をお伝えします。タイミングやちょっとしたことが作業の負担軽減につながります。
草刈りにおすすめの時期・タイミング
草刈りに適した時期は年3回あります。6~7月、9~10月、11~12月にそれぞれ行うことで雑草が伸びすぎず、草刈りの負担が軽くなります。草によっては、タネが飛散すると翌年も生えてしまうため、なるべく開花前に行うのが良いでしょう。
また草の状態を左右する、雨のタイミングを見極めましょう!
晴天が続いたあとは、草がしなっとして道具に絡みやすく刈りにくい状態です。かといって雨の直後は足元がぬかるんでいたり、草が濡れて重くなったりするため、草が乾いた頃が良いタイミング。このタイミングならスパッとよく切れるので、スムーズに作業が進みますよ。
草刈りに適した服装
雑草で切ったり虫に刺されたりしないために、長袖長ズボンで皮膚を露出しない服装がベスト!足元も肌が出ないように靴下と長靴やスニーカーを履き、けがなどを予防しておくことが大切です。虫さされの予防には、防虫スプレー、蚊取り線香等も準備し、また刺された場合に備え虫さされ薬もあると安心です。
また日中に作業を行う場合、日差しを受け続けることで体調不良になることがあります。直射日光を避けられるつばの広い帽子がおすすめですよ。夏場、長時間の作業になりそうな場合は、なるべく涼しい時間を選びこまめに水分補給と休けいを取りましょう。
作業時は道具を使ったり、草を運んだりするため手袋の装着は必須です!手のひらに滑り止めが付いた背抜き手袋なら作業性が良く、通気性に優れるため蒸れることなく快適でしょう。
草刈り機を使用する場合は、保護具(メガネ・ゴーグル)を着用しましょう。花粉症等の心配がある場合はマスク着用をおすすめします。
草刈りの服装は動きやすいことが基本です。通気性や快適性の良い素材の服を選んで気持ちよく作業をしましょう。
刈ったあとの草の処理方法
刈ったあとの草は、可燃ゴミ用の袋に入れてゴミ収集に出すことができます。普通のゴミと同じなので簡単ですね。
ほかには、土に埋めて土壌に還す方法があります。穴を掘る場所がネックとなりますが、土の中で分解されるため環境に優しい方法です。
その際のポイントは、埋める雑草はよく乾かすこと。雑草が根を伸ばして再生するのを防ぐために必要な工程です。
草刈りせずにすむ方法
「もう草刈りをしたくない!」という方のために草刈りをしなくてもよい方法をお伝えします。採り入れやすい方法から試してみてくださいね。
除草剤をまく
除草剤には生えている雑草を枯らすものと、雑草が生えるのを抑制するものがあります。また除草剤散布後の土壌への影響も薬によって違います。
使用前には、必ず効果や持続性と併せて注意点も確認しておきましょう。人によっては除草剤の使用に不安を感じるかもしれません。とはいえ、正しい使用方法を守れば、雑草が生えにくい快適な環境作りの味方になります。
グランドカバープランツを植える
グランドカバープランツは地面を覆うように生え、雑草の繁殖を防ぎます。植えっぱなしでも手間がかからない種類が多く、採り入れやすい方法です。
地表を密に覆い、地中にある雑草の種や飛来する種の発芽を抑制できます。葉の色や形、花が咲くものなどいろいろな種類から選べるためガーデニングとしてもおすすめですよ!
業者に依頼する
草刈りを自分でしたくないときやできないときなどは、業者に相談するのもおすすめです。
業者に依頼すると自分で道具を用意する必要も、草刈りに時間を使う必要もありません!草刈りから片付けまですべてを任せられて、なおかつ刈り終えたあとのゴミの処理もお願いできます。
早く簡単に草刈りから解放されたいなら、業者への依頼がおすすめです。
まとめ
草刈りは自分に合った使いやすい道具が効率アップのポイント!草刈りの範囲や草の状態などの条件も合わせて道具選びをしてみましょう。
草刈りの負担を最小限にするためにも、草刈りの方法やタイミングなど、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。
また、ここまで「草刈りを楽にこなす方法」を紹介しましたが、やっぱり草刈りは大変ですよね。そんなときは「ダスキンの草刈りサービス」の利用がおすすめです!
ハウスクリーニングでよく知られているダスキン。実は庭木のお手入れサービスも行っています!お庭に対する幅広いご要望にダスキンのプロがさまざまなサービスで応えます。
ここからはダスキンのサービスをご紹介します!
雑草が目立たないサービス
庭木や芝生を枯らすことなく、雑草だけが目立たなくなるサービスです。
年3回の定期管理による薬剤散布によって雑草だけの生長を抑えることが可能です。
お手入れに手間がかかる芝生や庭木まわり。ダスキンのサービスなら雑草の悩みを気にせずお庭の景観を楽しめますね。
草刈りサービス
刈り払い機(カルマー)を使い、生えた草を根元から刈り取ります。
広い範囲の草刈りをダスキンのプロが代行し、きれいなお庭にします。
なお、一時的に美観は良くなりますが、根が残っているため再度草が発生します。美観を守るため、定期的な除草が必要となります。
草抜きサービス
草刈りカマを使い、草抜きを手作業で根から抜くサービスです。
草抜きにより一時的に美観は良くなりますが、根は完全に除去できず再度発生します。また鳥や虫、雨風などで種子が運ばれ発芽することがあります。美観を守るため、定期的な除草が必要となります。
防草シート施工サービス
雑草の発生を抑える防草シートを敷き込み、上に化粧石を敷いて仕上げます。シートと石のダブル効果で、雑草を長期間にわたって抑制するとともにお庭の景観が高まります。
また防草シートは透水性・通気性があり、お庭の水はけを損なわず水たまりの心配はありません。
草抜きの手間を軽減できる、まさに「雑草との戦いに打ち勝つ秘策」です!
ダスキンはお庭のお手入れのプロです。お庭のお手入れやお悩みは、ぜひダスキンに相談してみてくださいね。
本コラムでご紹介した
商品・サービス