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縄文時代に遡る伊丹市の長い歴史は猪名川周辺で育まれた独自の文化にその起源を見つけることができます。奈良時代には伊丹廃寺が建てられ、名高い僧侶・行基によって昆陽施院(現昆陽寺)が設立、また、昆陽池が作られました。

14世紀の初めには伊丹氏と名乗る武士階級が登場します。南北朝時代には伊丹城を作り、摂津国の広範な地域に影響力を持つまでになりました。伊丹氏は戦国時代を通じてたびたび戦闘に参加し、その過程で伊丹城も順次強化されていったのです。

近代には伊丹郷町で酒造が隆盛を迎えます。また、明治時代に｢伊丹町｣が成立すると、川辺馬車鉄道が開始され、それからは阪鶴鉄道という大阪と舞鶴を結ぶ路線が発展していきます。現在のJR福知山線のもとになった路線です。

また、阪急伊丹線も大正時代になって開通したことで便利な交通網が伊丹市の経済と産業の推進力となりました、それと同時に、大都市近郊の住宅地としても発展していきます。

昭和になって現在の伊丹市になります。現在の大阪国際空港にあたる大阪空港が開港してからはますます発展し、人口は10万人を超え、公共施設も続々と開設されていきました。

現在は文化と歴史、大都市へのアクセスの良さなどもあって住みやすい町として人気のエリアです。そのため人口密度が非常に高く、兵庫県内でもトップクラスの高さを記録しています。

そんな伊丹市の現在(令和5年)の人口は男性が94,647人、女性が102,390人の合計197,037人です。世帯数は83,618世帯となっています。
出典：伊丹市ホームページ
出典：伊丹市人口推計（PDF形式／70.7KB）

伊丹市の見どころ

伊丹市のみならず関西でもトップクラスの渡り鳥の目撃スポットが、昆陽池公園です。毎年秋から冬にかけてさまざまな種類の水鳥がこの池を訪れます。

もともと奈良時代の農業用池だったのを昭和時代に整備した公園で園内には野鳥観察橋や水辺の生物の生息する散策路なども整備されています。初夏からはホタルも見どころです。

また、公園内には昆虫博物館があります。これは市制50年記念で設立された博物館で多数の昆虫が生態展示されているのが見どころです。そのなかでも最大の見どころはチョウと亜熱帯の花々が共存する関西最大級規模のドーム型の温室でしょう。一年中さまざまな種類のチョウが見られます。
出典：伊丹市昆虫館

伊丹市内のもう一つのおすすめスポットが、市内森本にある伊丹スカイパークです。航空管制レーダーなどの展示が見られるだけでなく、弥生時代の遺跡など歴史を感じるスポットとしても人気です。園内のスカイテラスからは伊丹空港に発着する飛行機が眺められます。

伊丹市の住宅改造助成事業

伊丹市では日常生活に困難がある高齢者や障害者が自宅で安心して暮らせるよう、住宅改造の費用を補助する制度を提供しています。介護保険制度などと併せて利用可能な制度です。

この補助金の対象は介護保険の要介護認定や要支援認定を受けている人、および、身体障害者手帳や療育手帳を持つ人です。ただし、原則として公営住宅に住んでいる人は対象外となります。

対象となる改造には床の段差解消、手すりの設置、移動をスムーズにするためや滑り防止のための床材の変更、また、便器の交換などが含まれます。ただし、新築やトイレの水洗化は対象外です。単に古くなった扉の修理や増改築も同様に補助の対象外となっています。

助成の上限は100万円ですが、介護保険の住宅改修や障害者総合支援法の日常生活用具給付事業が優先されます。たとえば、介護保険の住宅改修で支給がある場合、それと合わせて最大100万円までの補助です。なお、所得によって補助率が変わるので詳しくは直接ご確認ください。

さらに、いくつか注意しておきたいこととしてまず、工事が終わってからの申請は認められません。必ず工事の前に申請する必要があります。また、助成制度は原則として一度限りの利用です。なお、公営住宅に住んでいる方は原則的には利用できませんが、一部緊急性が高い場合には例外となることもあります。

申請するにはまずケアマネジャーと相談し、その後、伊丹市社会福祉事業団に問い合わせるという手順です。したがって具体的な事例や状況も含めてまずはケアマネジャーやケースワーカーに相談するのがよいでしょう。
出典：住宅に関する相談窓口のご案内 - 伊丹市ホームページ
出典：在宅生活の支援 - 伊丹市ホームページ

伊丹市の分譲マンションのバリアフリー化助成事業

伊丹市には市内の分譲マンションを対象とした、共用部分をより使いやすく安全にするための助成事業もあります。具体的にはマンションの階段に手すりをつけたり、出入口にスロープを設置したりするような工事を対象に、費用の一部を市が補助するというものです。

ただし、すべてのマンションが対象というわけではありません。対象となるのは一つは伊丹市内にある既存の分譲マンションで1993年9月30日以前に建築されたもの、かつ、戸数が21戸以上あるものです。もう一つは1993年10月1日から2002年9月30日の間に建築され、戸数が21から50戸のものとなっています。

なお、この補助金を申請できるのはマンションの管理組合です。加えて兵庫県の｢福祉のまちづくり条例｣で定められた整備基準に適合した工事であることという助成要件があります。
出典：令和5年度分譲共同住宅共用部分バリアフリー化助成事業 - 伊丹市ホームページ

伊丹市の皆様へ 障子と飼い猫の注意点に関するご案内

障子はオシャレで雰囲気のあるインテリアです。和室にはもちろん、最近ではモダンで和風な部屋にも障子を取り付けている家を目にすることがあります。しかし、障子の弱点の一つは障子紙の耐久性が弱いことです。通常、障子はフレームに和紙を貼り付けたものなので材料には紙が使用されており、とても繊細なインテリアだと言えます。ちょっとしたことで簡単に穴が開いてしまうのです。

特に障子の天敵になるのが猫です。実際に猫を飼っている人であれば経験があると思いますが、猫は障子紙をよく破きます。猫は遊ぶことが好きですが何かのキッカケで障子を破いたことのある猫が障子を破ることの楽しさを覚えてしまい、何度張り替えても破いてしまうということがあります。紙の質感が気に入り、爪を立てて引っ掻く猫もよくいます。

さらに猫は好奇心が旺盛なので障子の反対側に映ったものや影が気になって飛びついてしまうということもよくあります。また、直接障子に飛びかかるわけではないものの、部屋の中でバタバタと遊んでいる時に勢い余って障子に穴を開けてしまうこともあるでしょう。ではどうすれば猫から障子を守ることができるのでしょうか。

障子紙を強力なものに取り換える

猫から障子を守る方法は障子紙をもっと強力なものに張り替えることです。

例えば、和紙ではなく布を障子紙として使用することができるかもしれません。あまりにも薄い布だと同じようにすぐに破られてしまうので丁度いいものを選ぶことが大切です。本来であれば障子紙は糊で貼り付けますが、布を使用する場合には布用の両面テープなど強度のあるものでしっかりと貼り付けるようにしましょう。建築で使うホッチキスを使用することもできます。

ちなみに布は紙よりも重みがあるのであえて障子の下の部分のいくつかを暖簾のように固定しないでおくのも良い方法です。そのようにするならば猫がそこを出入りすることができるからです。

障子紙の強度を上げる別の方法はプラスチック障子紙を使用することです。プラスチック障子紙とは和紙でできた障子紙にプラスチックのコーティングを施して強度を高めたものです。そのため見た目はほとんど和紙と変わりませんが、和紙よりも耐久性が強いため猫が爪で多少引っ搔いたとしても破れません。

障子紙で遊ばないように猫をしつける

物理的に障子紙を耐久性の高いものに交換するのも良い方法ですが猫をしつけることも大切です。障子紙で遊ぶことが癖になっている猫の場合、遊ぶのは別のものだと教えることができるかもしれません。爪とぎや別のおもちゃを準備して障子紙で遊ばないように対策をしましょう。

また、猫が嫌う臭いをつけることのできるしつけ用のスプレーを障子に振り掛けることも効果があるかもしれません。

障子の向きのルール

障子は日本家屋で古くから愛されている建具です。和風建築や和風モダン建築において障子はオシャレなデザインが部屋の雰囲気を一段と格調高いものにしてくれますが、障子をはめる際には決まった向きがあるのでしょうか。

結論から言うと、日本家屋では障子だけでなくふすまも基本的に決まった向きで取り付けられています。障子やふすまの向きは表から見た時に左側が窓側に、右側が部屋側になるのが基本です。これは日本の着物と同じスタイルです。4枚が並ぶ大きな障子の場合、中央にある2枚が手前（部屋側）でそれぞれ一番右と一番左の両側にある障子が外側（窓側か隣の部屋側）になるようにします。

もちろん障子の向きは絶対にこのようにしなければならないというルールはありません。部屋によって間取りは異なりますし、右ききや左ききなど人によってどの方向が便利かも異なります。障子の向きも自分の好きなように調整することができます。

しかし、障子の向きを決める際に注意すべきなのは反対向きで障子を取り付けると結露が起きやすくなる点です。これは障子の外側にある窓も通常は障子と同じ向きで設置されているため反対向きで障子を取り付けると窓と障子との距離が近くなってしまい結露が生じやすくなるからです。

障子に裏表はあるのか

障子には表裏に違いがあります。そのため取り付ける際には表裏も間違えないよう注意しなければなりません。

障子には組子（くみこ）と呼ばれる部分があります。組子は木が縦横に組まれている面を指しますが、この面が表になります。障子を取り付ける場合には組子を内側に、つまり部屋から見える側に取り付けます。そして障子紙が貼られている側の面、裏面は外側を向くように取り付けます。

中国にも障子があり、障子の表裏は同じで組子がある側が表で障子紙が貼り付けてある方が裏になります。しかし中国では組子の面を外側に向けて取り付けるのが一般的です。これは日本では部屋側から見えるデザインを重視するのに対し、中国では外から見えるデザインを重視しているからだと言われています。

障子の取り外し方のポイント

ネジや留め具のない障子をどのように外すのか知らない人も少なくないようですが、障子の取り外しは簡単にできます。

障子は上方に若干の隙間ができるように作られています。そのため上に持ちあげると下の方にわずかな隙間ができます。障子は上に持ち上げながら下を内側に引っぱるように抜きます。まずは部屋側にある方の障子から取り外し、次いで部屋の外側にある方の障子を取り外します。

取り付け方は逆の手順になります。窓側、外側の障子の上をはめてから下を押し込みながら取り付けます。外側の障子がスムーズに取り付けられたら内側の障子も同じ手順で取り付けるのです。

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