インテリアレッスン
蒸し暑く汗をかきやすい初夏は、さりげない「おもてなし」が光る時期。
ちょっとした気遣いとアイテムで、夏を心地よく満喫できるおうちに変身させることができるんです。
今回は、プロのホームパーティープランナーの「おうちのサマーメイク」をご紹介します。できそうなことから、どんどん取り入れていきましょう。
料理は舌だけではなく、目でも楽しむもの。食器にブルーを取り入れれば、料理も涼しげに映ります。統一感も出るため、これだけで美しく上質なテーブルコーディネートが完成。全部同じ色でそろえるのが難しければ、色を主張しない白いお皿と併用しましょう。ブルーをきちんと際立たせることが重要です。
グラスはドリンクだけでなく、おつまみの取り分けにも活用しましょう。夏にぴったりなシャキシャキのピクルスがおすすめです。
火照った体に染みわたる冷たい料理。しかし、冷製料理はマリネなど前菜料理が多く、華やかに見せるのは至難の業です。主役級に輝かせるコツは、大皿に盛り、まわりにジュレを散りばめること。このたった数秒のひと手間で、透き通った美しい清涼感を演出できます。ジュレは調味料にゼラチンを加えて冷やすだけで簡単に作れますから、タッパーに入れてストックしておけば安心です。
デザートといえばフルーツ!弾ける果汁で喉を潤してくれるジューシーなサマーフルーツを盛り付けましょう。
暑い中来てくれたゲストには、キンキンに冷えたおしぼりを渡しましょう。濡らしたおしぼりを冷蔵庫に入れて冷やしておけばOK!細やかな気遣いに感動してくれること間違いなしです。また、リボンや紐で蝶々結びをするとかわいいですよ。そこにタグやカード、グリーンを添えるのもフォトジェニックでおすすめです。
テーブルに置く花は、水の中に花を生けるサブマージフラワーに。簡単に手作りできますし、こだわりを感じるワンランク上の演出です
グリーンも夏らしいカラーです。植物を添えてグリーンを差し色にすることで、お皿の上も爽やかに彩りましょう。
【まとめ】
涼しさを演出する「おうちのサマーメイク」はいかがでしたでしょうか。いきなり全部は難しくても、ひとつくらいはチャレンジできそうですよね。夏は花火などイベントも多く、みんなでわいわい集まるには最高の季節です。おもてなしのテクニックを活用して、暑さもいっしょに楽しんでしまいましょう。
おうちメイクのポイント
●涼しげカラーは「青」と「緑」
●ジュレとフルーツでみずみずしさを提供
●目は色で、口は水分で、肌は温度で涼しくなる