フローリングの油汚れはどうお掃除する?原因や防止策、効果的な落とし方を紹介
2026年9月18日

フローリングの床は、使い続けるうちに油汚れでベタついたり黒ずんだりすることがあります。油汚れはガンコで落としにくかったり、広範囲にわたっていたりする場合も多いため、美しいフローリングを維持したいと思っても、お掃除が負担に感じる方もいるでしょう。
少しでも効率よくフローリングをお掃除したいなら、油汚れの原因やぴったりのお掃除方法を押さえておくと便利です。
本記事では、フローリングの油汚れの主な原因と具体的なお掃除方法、油汚れを防ぐポイントなどを分かりやすく紹介します。さらに、お掃除に適したアイテムもお伝えします。
目次
フローリングの油汚れの主な原因
フローリングの油汚れを効率よくお掃除するためには、まずフローリングにつく油汚れの原因を知ることが大切です。フローリングの油汚れには主に2つの原因があります。

そこで、フローリングの油汚れの原因である「調理油による汚れ」と「足裏の皮脂汚れ」について、それぞれを詳しく解説します。
調理油による汚れ
キッチンやキッチンに隣接するリビングなどの部屋のフローリングは、お料理で使う調理油が原因で汚れやすいです。
フライパンなどから加熱した油が飛び散る「直接的な油汚れ」と、空気中を浮遊する油分を含む煙や蒸気がフローリングに付着して生じる「間接的な油汚れ」と、原因はさらに2つに分かれます。
調理油は冷えると固まる他、粘性の強さからフローリングのゴミを巻き込んでこびりつき、落としにくいガンコな汚れになりやすいと考えられます。また、煙や蒸気から広がる間接的な油汚れは、フローリングの広範囲に及ぶ可能性もあります。
調理油による汚れは、ベタベタするだけではなく、空気に触れると酸化して黒ずむため、フローリング全体がくすむ原因にもなるでしょう。
足裏の皮脂汚れ
夏の暑い時期、お風呂あがりなどは、家の中を素足で過ごす時間もあるでしょう。足裏からは皮脂が分泌されるため、素足で過ごすとフローリングに皮脂汚れが少しずつ蓄積していきます。
皮脂汚れを放っておくと、やがてフローリングがベタついていきます。こうしたベタつきがホコリやチリを取り込んで、落としにくいガンコな汚れに変わります。
また、調理油と同じく、足裏から出る皮脂も空気に触れて酸化するため、人がよく通る場所だけフローリングが黒ずむこともあります。
フローリングの黒ずみは油汚れだけじゃない
酸化して黒ずむ「油(皮脂)」の性質から、フローリングの黒ずみは油汚れが原因である可能性がありますが、黒ずみの正体がカビである場合もあります。
フローリングは、浴室や玄関などのタイルに比べて、水を吸いやすい材質であることがほとんどです。そのため、湿気の多い季節、こぼした水分の拭き取りが不十分な状態や室内外の寒暖差で結露が発生する環境では、フローリングに黒カビが発生することもあります。
カビを放っておくとフローリングの奥まで根を張ってしまい、お掃除がむずかしくなります。見つけたら、早めのお掃除と防カビ対策が大切です。また、油汚れの原因である調理油や皮脂が栄養となって、カビの繁殖が進むおそれもあるでしょう。
フローリングのカビ取り方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶関連記事:フローリングのカビ取り方法とは?注意点や発生する原因・予防方法も紹介
フローリングを傷めない油汚れの落とし方
フローリングの油汚れは少しずつ蓄積します。ベタつきや黒ずみが気になり始めたら、ガンコな汚れに変わってしまう前に油汚れを早めに落としましょう。
フローリングを傷めずに油汚れをお掃除するには、以下の手順がおすすめです。

それでは、フローリングの油汚れをお掃除する方法を手順にそって紹介します。
①フロアモップや掃除機でホコリを取り除く
フローリングの油汚れには、雑巾を使った拭き掃除が有効です。その前に、下準備として、髪の毛やチリなどをフロアモップやワイパー、掃除機などで丁寧に取り除いておきましょう。
フローリングにホコリが残った状態で拭き掃除をすると、水分に混じった汚れがフローリングのわずかなスキマに入り込む可能性があります。スキマに入り込んだ汚れは、表面にあった時よりも落としにくくなってしまいます。
また、チリなどを残したままで拭き掃除をすると、摩擦でフローリング表面に傷が付くなど、トラブルの元にもなるため注意が必要です。
②床用クリーナーや中性洗剤で油汚れを落とす
ホコリを取り除いたら、拭き掃除でフローリングの油汚れを落とします。アルカリ性の床用クリーナーや中性洗剤が効果的ですが、フローリングの仕上げ(ワックスの有無)によって使い分ける必要があります。
アルカリ性洗剤は洗浄力が高い反面、フローリングのワックスまで除去してしまう可能性があるため、ワックス仕上げのフローリングには適しません。そのため、ワックス仕上げのフローリングに付着した軽い皮脂汚れや油汚れには、使用可能な中性洗剤を使用するとよいでしょう。
中性洗剤であっても原液のまま使うのは避け、薄めた洗剤を雑巾に染み込ませて拭き掃除をするのがおすすめです。洗剤を薄める目安は、洗面器いっぱい(約2リットルの水やぬるま湯)に対して小さじ1ほどです。
洗剤を含んだ水分がフローリングに染み込まないように、雑巾は固めに絞るのがポイントです。
③水拭きと乾拭きで仕上げる
先ほどの手順で、フローリングの油汚れはある程度落とせるでしょう。しかし、床用クリーナーや中性洗剤に含まれる界面活性剤には「油なじみがよい」という性質があり、フローリングに洗剤成分が残ると、かえって汚れを吸着する原因にもなります。
フローリング表面に残った洗剤成分は、水拭きでしっかり取り除いておきましょう。
さらに、水拭きの水分でフローリングの傷み・変色・白濁などのトラブルを招かないように、乾拭きで仕上げてお掃除は完了です。
洗剤で落としきれない油汚れには重曹を使ってみる
洗剤を使ってもフローリングの油汚れが落としきれない場合には、重曹でお掃除する方法もあります。
重曹(炭酸水素ナトリウム)はアルカリ性の天然由来成分です。油汚れに強いお掃除アイテムとしても知られており、重曹水などのスプレーが百均やドラッグストアなどで手軽に購入できます。
重曹が油汚れに強い理由には以下のような点が挙げられます。
① アルカリ性の性質が酸性の油汚れを中和させる
② 乳化を助ける作用で油汚れを分解する
こうした性質を利用すれば、フローリングにこびりついたガンコな油汚れを落とすのに役立ちます。
しかし、重曹の細かな粒子は研磨剤としても作用するため、フローリングに使うと表面を傷つける可能性があります。また、フローリングの材質によっては、強いアルカリ性が変色や白濁などにつながることもあります。
フローリングの油汚れに重曹を使う際は、どうしても落ちない油汚れがある時に、目立たない場所で試してから、場所を限定して使うとよいでしょう。
フローリングが黒ずむ原因や対処法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶関連記事:フローリングにできた黒ずみのお掃除方法は?原因や予防方法も紹介
フローリングの油汚れをお掃除する時の注意点
フローリングとひと口にいっても、実はいくつかの種類に分かれます。油汚れをお掃除する前に、ご自宅のフローリングの種類を正しく把握しておきましょう。
家庭で使われるフローリングは大きく以下の2種類に分かれます。
- 無垢(単層)フローリング
天然木100%による1枚板のフローリングで、天然木の香りや手触りが感じられる反面、天然木だからこそ傷つきやすく、割れや反りが起こりやすい面もある - 複合フローリング
合板などの基材に化粧材を貼り合わせたフローリングで、比較的リーズナブルなため広く使われている。傷つきにくく、膨張や伸縮も少なく、温度や湿度の変化にも強い
フローリングは長く美しい状態を維持するために、無垢フローリングには植物性オイルなどによるオイル塗装を、複合フローリングにはUV塗料や樹脂などによるウレタン塗装を表面に施すのが一般的です。
ただし、ウレタン塗装だと表面に塗膜ができますが、オイル塗装には塗膜がないため、水や洗剤で無垢フローリングをお掃除すると、内部に染み込むおそれがあります。そのため、複合フローリングは水拭きにも対応しますが、無垢フローリングは乾拭きのお掃除が基本です。
先ほどのお掃除方法で無垢フローリングをお掃除する時は、雑巾を固く絞り、最後の乾拭きを徹底するように注意しましょう。また、ワックスの剥げが気になったら、ワックスがけまでしておくと安心です。お掃除でフローリングを傷めないように、ご自宅のフローリングの種類や塗装を把握しておきましょう。
フローリングの正しいお掃除方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶関連記事:フローリングの水拭きはダメ?正しいお掃除方法や汚れ別の落とし方を紹介
フローリングの油汚れを防ぐ方法

雑巾がけや水拭き・乾拭きなど、フローリングの油汚れを落とすにはそれなりの手間がかかります。そこで、日頃から油汚れをできるだけ防いで、お掃除にかかる負担を減らすのもおすすめです。
それでは、油汚れをできるだけ防いでフローリングを美しく保つ方法を紹介します。
ホコリを取り除いて油汚れをためにくくする
調理油や皮脂などの油分とホコリが混ざると、フローリングにこびりつき、ガンコな汚れや黒ずみになり、お掃除の難易度が上がります。
そのため、手軽なお掃除だけでフローリングをキレイに保つには、油汚れが気になる前に、日頃から表面のホコリを取り除いておくことが重要です。
フロアモップやワイパー、掃除機などを使って、ホコリや髪の毛などをこまめに取り除くことを習慣にしましょう。ホコリがたまる前にお掃除しておくと、フローリングをキレイな状態に保ちやすくなります。
油汚れの有無にかかわらずこまめに乾拭きする
フローリングの油汚れは、時間がたつほど表面にこびりつき、さらには黒ずみも目立つようになります。そこで、ベタつきや黒ずみなどの油汚れが気になる前に、日頃のお掃除にフローリングの拭き掃除を取り入れるのもおすすめです。
日常的なフローリングの拭き掃除のポイントは、水拭きではなく乾拭きを選ぶことです。
そもそも油と水は混ざり合うことがないため、いきなり水拭きをすると、油汚れをさらに広げることにもなりかねません。また、フローリングによっては、水分が内部に染み込む・変色を起こすなど、水拭きがトラブルの原因にもなるため、日頃のお手入れは乾拭きを基本とします。
雑巾だけではなく、フロアモップやワイパーなどご自身が使いやすいアイテムを用意して、こまめにフローリングを拭き上げましょう。
フロアモップを使ったフローリング掃除のメリットについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶関連記事:フロアモップでのフローリング掃除がおすすめの理由 | 種類や選び方も解説
フローリングにワックスをかける
ウレタン塗装された複合フローリングは、一度の塗布だけで表面のコーティングが続くため、日頃のお掃除は乾拭きで済ませられます。
一方、無垢フローリングも、ワックスをかけることで表面が保護されて、油汚れが付きにくくお手入れも簡単です。ワックスがかかった状態であれば、ウレタン塗装のフローリング同様、簡単な拭き掃除だけでフローリングの「キレイ」を維持できます。
しかし、塗膜のないワックスは半年から1年ごとのワックスがけが必要です。年に1~2回程度とはいえ、フローリングのワックスがけは、均一にムラなく塗る・完全に乾くまで待つなど、手間がかかります。油汚れが付きにくく、お掃除の負担の少ないフローリングを保つには、ワックスをかけた後の状態を長く保つための以下のような工夫が大切です。
- 毎日のお掃除で洗剤を使わない
- 洗剤を使う場合には必ず薄めて使う
- 洗剤を使ったあとは、すぐに水拭きと乾拭きをする
- 掃除機をかける時はフローリングに押し付けないようにする
最近はワックスがけ不要のフローリングが増えています。ワックスがけがかえってフローリングを傷める可能性もあるため、ご自宅のフローリングの性質や特徴を確認しておきましょう。
できるだけ素足で歩かないようにする
前述したとおり、足裏の皮脂もフローリングの油汚れの原因となるため、家の中ではできるだけ靴下やスリッパを履くこともおすすめです。フローリングに素足が直接触れなければ、ベタつきを抑えられるでしょう。
ただし、肝心のスリッパの裏が油で汚れていると、スリッパを通して油汚れを広げてしまう場合もあります。スリッパの裏を定期的に拭いてお掃除する、場所ごとにスリッパを使い分けるなどして、皮脂汚れを防止しましょう。
ダスキンの「おそうじベーシック3(ケース付きモップクリーナー)」でフローリングをキレイに
フローリングの油汚れは、放っておくと汚れがこびりつき、お掃除の負担が増えやすくなります。調理や皮脂などの油分とホコリが混ざってガンコな汚れになる前に、日頃からホコリを取り除いておきましょう。
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モップで集めたゴミはクリーナー下部で、モップに付着したホコリはケース内で、それぞれ吸引されて紙パックの中に回収されます。紙パックは片手でサッと取り出し、ワンタッチで捨てられます。

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フローリングの油汚れは日頃のお掃除で防ごう
フローリングの油汚れは、キッチンで使う調理油や足裏の皮脂が主な原因です。こうした油性の汚れは、放っておくとホコリと混ざったり酸化したりしてこびりつき、落としにくくなります。フローリングの種類を確認したうえで、ガンコな汚れになる前に早めにお掃除しましょう。
フローリングの油汚れは、床用クリーナーや中性洗剤で落とせる場合が多いです。ただし、フローリングを傷めないように洗剤は薄めて使い、水拭きで洗浄成分を取り除き、乾拭きで水気を拭き取ることが大切です。
また、フロアモップやワイパーで日頃からフローリングを乾拭きしておくと、油汚れのベタつきや黒ずみを防ぎやすくなります。
雑巾もよいですが、立ったままの姿勢で乾拭きできるフロアモップやワイパーがあれば、毎日のフローリングのお手入れがぐんとラクになるでしょう。特に化学モップは吸着剤でしっかりホコリを絡め取れるため、フローリングをラクにキレイにできます。さらに、レンタルのモップなら、面倒なメンテナンスの手間も省けます。
フローリングのお掃除には、ぜひダスキンの「おそうじベーシック3(ケース付きモップクリーナー)」を活用してください。
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