12月・1月と、クリスマスやお正月など楽しいイベントが目白押し。そして、年末は恒例の大掃除の季節でもありますよね。キッチン・浴室・トイレなどの水まわりや窓や床など、目に付きやすい部分は毎年掃除する方も多いけれど、押し入れ・クローゼットは中が隠れているだけに忘れてしまいがちです。でも、改めて見てみると、意外とホコリがたまっているかもしれませんよ。

ホコリがたまる大きな原因は、繊維の摩擦で糸くずがはがれることだといいます。繊維の固まりであるふとんを出し入れしている押し入れ・クローゼットは、狭く閉ざされた空間。ホコリが蓄積しやすいのも、納得です。そんなところに肌に直接触れるふとんを毎日収納するなんて、考えたくないですよね。この際、すっきりキレイにしてみませんか?
押し入れ・クローゼットをよく見てみると、「カビが生えていた!」なんて、ショックな事態になっていることも。押し入れ・クローゼットの背面の壁や床の断熱が悪ければ結露が発生して、湿度が高くなります。これは、まさに"カビの温床"といえます。
カビを防止するには、とにかく通気を良くして、空気を入れ換えることです。たまには開け放して、扇風機などで空気を対流させましょう。すのこを置くときは風通しを良くするために、正面から見て天面の板が横向きに、すき間をつくる下の棒が縦向きになるようにした方がいいそう。

また、実は新聞紙も大活躍してくれます。丸めて置いておくだけでも湿気を吸い取ってくれます。すのこのすき間に入れるのもベターです。ただし、入れすぎると風通しが悪くなるので注意しましょう。


大掃除は押し入れ・クローゼットのホコリやカビ対策の大きなチャンスです。ぜひ掃除して、キレイな押し入れ・クローゼットでふとんを休ませてあげてくださいね。また、年末年始に活躍した来客用ふとんも、しっかりと干して十分湿気を取ってから、しまうのをお忘れなく!

まず、押し入れ・クローゼットに入れている全ての荷物を取り出します。その後、押し入れ・クローゼットのホコリの量やカビのチェックをしましょう。

押し入れの天井・壁・床の順で掃除機をかけます。ハンディモップを使ってもOK。どんな掃除でも、上から下へ、奥から手前が基本です。
- クローゼットのお家なら、レール部分にホコリがたまっていることがあるので、この機会に掃除してしまいましょう!

カビが生えていたら?
いらない布に消毒用エタノールを染みこませ、まずカビの部分だけをしっかりと拭きます。それから全体を拭いていきましょう。

- カビがあるのにまんべんなく拭いていくと、胞子を全体に広げてしまうことになるかもしれませんよ。

扇風機で中をしっかりと乾かしてから、荷物を元に戻します。