vol.3 スギ・ヒノキ花粉の季節はハウスダストアレルギーにもご用心vol.3 スギ・ヒノキ花粉の季節はハウスダストアレルギーにもご用心

花粉症…、かと思いきやハウスダストが一因のことも花粉症…、かと思いきやハウスダストが一因のことも

「なんだか鼻がムズムズ…、と思ったら、くしゃみ鼻水が止まらない!」。そう感じたら、今年もスギ・ヒノキ花粉が飛び交う時期が来たのかもしれません。
幸いにも、2016年はスギ・ヒノキ花粉の飛散量が少ないとの予想があり、関東地方では例年の5割も少ないと言われています。 西日本は2015年よりも飛散量が増える傾向にありますが、それは2015年が平年よりも飛散量が少なかったから。とはいえ、2016年も平年を上回ることはないと予想されています。
ただ、風が強い日や雨が降った翌日には一時的に花粉の飛散が増えることがあるので、油断は禁物。

また、自分は花粉症だと思っていても、似た症状が現れる「ハウスダストアレルギー」である可能性もあります。ハウスダストは、衣類などの繊維クズ、ダニの死がい・フン、ペットの毛、花粉、タバコの煙、カビ、細菌などを総称したもの。季節性の花粉症に対し、ハウスダストアレルギーは通年性なのが特徴です。
一度、自分が花粉症であるか、別の原因でアレルギー症状が出ているのか、病院で検査してみるのもいいかもしれませんね。

症状が似ていても、アレルギーの原因は違う!?症状が似ていても、アレルギーの原因は違う!?

私のアレルギー症状の原因は…私のアレルギー症状の原因は…

  • 原因1外から持ち込んで室内に侵入した花粉?
  • 原因2ふとんや絨毯、ソファなどに潜むダニ?
  • 原因3人やペットの毛、フケ、虫の死がいやフン?
  • 原因4室内の空気中に舞うカビの胞子や細菌?

花粉は「持ち込まない」ハウスダストは「こまめなお手入れ!」で快適に花粉は「持ち込まない」ハウスダストは「こまめなお手入れ!」で快適に

花粉やハウスダスト対策は、どのようにすればいいのでしょうか。

対策1室内に花粉を持ち込まない対策1室内に花粉を持ち込まない

室内に花粉を持ち込まない

まずは、家の中に花粉を持ち込まないようにするのが、花粉撃退の第一歩!外出から帰ったときの衣類には花粉が付着しているので、玄関先でよく払い落としてから、家に入りましょう。
また、花粉が飛び散っている時期は窓を開けない、洗濯物は部屋干しにするなど、室内への侵入をできるだけ防ぎたいところ。ふとんなど、外に干した場合は、部屋に入れる前によく払い落としてから掃除機をかけましょう。

対策2こまめな掃除・洗濯対策2こまめな掃除・洗濯

こまめな掃除・洗濯

家の中で心がけたいのは、こまめに掃除・洗濯をすることです。忘れがちなのが、手を拭くために洗面所・トイレなどにかけているタオルや足ふきマット、シーツ、枕カバーなど。ダニやダニのエサになるカビが繁殖しやすいので、こまめに洗うことをおすすめします。

対策3温度・湿度に注意対策3温度・湿度に注意

温度・湿度に注意

温かくなるにつれて、ダニが好む環境が整ってきました。ダニは、温度約25〜35度、湿度約60〜75%が、最も繁殖しやすいのです。エアコンや空気清浄機、除湿器などを活用して、家の中の温度を20度前後、湿度50%以下にコントロールしましょう。

対策4衣替え時のふとんの丸洗い対策4衣替え時のふとんの丸洗い

衣替え時のふとんの丸洗い

実は、掃除機をかけたり天日干しをするだけでは、ふとんの中の汚れまで落とすことは難しいのです。衣服を衣替えするように、季節ごとにふとんも丸洗いして、花粉やハウスダストをスッキリと洗い流してしまいましょう。

ポイントポイント

以上のように、コツコツとこまめに日常のお手入れをすることが、症状の緩和に役立ちます。できる範囲から実践して、"ムズムズ"とした感じからできるだけ遠い日常を楽しみましょう!